大半の人が間違えがち!愛犬に伝わる上手な褒め方ができるワーク

「愛犬のことをたくさん褒めているのに、なかなか懐いてなくれない」
「愛犬をどのように褒めたらいいの?」
「しっかり褒めてるのにしつけが上手くいかない」
このようなお悩みはありませんか?
一般的に愛犬を褒めることは愛犬への愛情表現であり
愛犬の褒めることで、愛犬のあなたへの親密度が上がると言われています。
しかし、愛犬にもしっかりと感情があるため、嬉しい褒められ方、苦手な褒められ方があるんです。
あなたも相手から褒められてるのに
大げさすぎてわざとらしく感じたり、返ってプレッシャーになり負担になったりと
褒められているのに気分を害した経験はありませんか?
愛犬もあなたの褒め方しだいで受け止めが変わってしまうんですね。
また、あなたが愛犬を褒めているのに愛犬にはあなたの褒めが上手く伝わっていないケースもよくあることなのです。
日頃から愛犬をたくさん褒めている自覚があるのに、愛犬との距離を感じる方はこれらの可能性があるかもしれません。
特に、愛犬にとって苦手な褒めを続けることで
愛犬があなたに苦手意識を持つようになったり、人を怖がったりすることにもなりかねないのです。
ですので、心理学的に愛犬が喜ぶ正しい褒め方を知り実践していくことがとても大切になります。
今回は冒頭にあったような愛犬に関する飼い主さんの褒めに関するお悩みを解決して
愛犬にしっかりと伝わり愛犬喜ぶ褒め方、褒め言葉をたくさんかけることができるワークをご用意しました。
この愛犬に伝わる喜ぶ褒め言葉を、愛犬に日頃から上手くたくさん使えるようになれると
その言葉を言うたびに、あなた自身のストレスやネガティブな感情が減って穏やかに生活が送れたり
愛犬との関係はもちろん、あなたの人間関係がとてもよくなるメリットもあるんです。
では、たくさんのメリットのあるワークをやっていきましょう(^^)/
目次
ワーク

ワークのやり方
ステップに沿ってやっていきましょう。
ステップの後には解説がついているので、解説を読むことで愛犬への理解が深まり、よりワークの効果が高めることができます。
2回目以降ワークを実践する場合は、次項の「ワークのまとめ」からでも行うことができます。
ステップ1
まず、愛犬をどんなときに褒めるのか思いつく限り書き出し「褒めることリスト」を作ってみましょう。
良くできたことだけでなく「ありがとう」「嬉しい」などの感謝の表現も褒めになります。
例
- 排泄をトイレの場所でしてくれたとき
- お手をしたとき
- 大人しくブラッシングをさせてくれたとき
- 呼んだら来てくれたとき
- 病院で注射を頑張ったとき
解説
愛犬をたくさん褒める回数が多い飼い主ほど愛犬と良好な関係を築くことが分かっています。
褒めることリストを作ることで、愛犬を褒めることを多く作り出すことができます。
褒める事は愛犬が何かするまで待っているものではなく
褒める事はあなたから作り出すもの、見つけるものなのです。
つまり、愛犬が何か褒められることをするまで待っているスタンスではいけないということなんですね。
ステップ2
「褒めることリスト」を作り終わりましたら、そのタイミングで褒めることに慣れるまで良く目につくところに置いておき毎日見るようにしましょう。
解説
リストを見えるところに置いておくことで、そのタイミングで褒めることを忘れずしっかり身につくようになります。
ステップ3
小さなタッパーをいくつか用意し愛犬が好きなおやつを入れます。
そのタッパーを愛犬が良くいる場所にいくつか設置し、あなたのポケットやウエストポーチなどにもいれておき、いつでも愛犬におやつをあげることができる環境を作りましょう。
手軽におやつを身に付けられる携帯ポーチもあります!
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解説
褒るとき、「褒め言葉+おやつ」にすることで愛犬の喜びの感情が強くなり、あなたの褒めの効果が高まります。
ですから、褒め言葉と一緒のタイミングでおやつを与えることが大切になります。
愛犬はいつどこで、あなたが褒めたくなる行動を起こすのか予測できませんので、いつでも直ぐにおやつを与えられる環境を作ることが大切になります。
あなたもケーキなど自分が好きなものを食べているとき、とても幸せな気持ちになりませんか?
愛犬も一緒なんです。
ステップ4
ここからは、実際に愛犬を褒めるステップになります。
「ステップ1」に書いたリストにしたことを愛犬がしたら、そのことをした瞬間に褒めましょう。
解説
愛犬は人間の言葉が分かりません。
なので、あなたが後から
「ちゃんとトイレできて偉いね~」
などと褒めても、愛犬は何に褒められているのか理解することができないんですね。
ですので、必ず愛犬がその行動をした瞬間に褒めてあげてくださいね。
ステップ5
褒め言葉をかけるとき、まずは笑顔になりましょう。
解説
笑顔は犬に好印象を与え良い気分にさせてくれることが分かっています。
つまり、笑顔で褒めることであなたの褒めが強く愛犬に伝わるということなんですね。
また、笑顔になると笑顔になっている自分自身も優しさや心地よさを感じられることが分かっています。
笑顔になり笑顔を作る筋肉が刺激されると、脳にそのような気分を与える物質が分泌され
あなたも良い気持ちになれて、愛犬と喜びを心から分かち合えるんです。
ただし、普段笑顔を作りながら会話をする習慣がない人は
笑顔を作る筋肉をあまり使わないために退化してしまっています。
なので
「愛犬のために笑顔を作らなきゃ!」
と思って、いざ笑顔を作ろうとしてもどうしてもぎこちない笑顔になりがちです。
そんな方のために、またより良い笑顔を作り愛犬や人間関係を良くしたいと思われる方に
「愛犬や他人から好かれる好印象な笑顔を作ることができるワーク」が最後のカテゴリー「オススメの心理学」にありますので、興味のある方はご覧になってくださいね(^^)/
もし、あなた誰かに褒めれたとしたら、無表情に褒めてくれる人、笑顔で褒めてくれる人、あなたはどちらに心地よさを感じますか?
おそらく後者の笑顔ではないでしょうか?
これは愛犬も同じなんですね。
無表情で褒められても、本当にそう思っているのか疑いさえ感じてしまいますよね(汗)
ステップ6
褒め言葉をかけるとき、先ずは愛犬の名前を呼び
声はトーンを気持ち少し高めに抑揚をつけてハッキリとした口調で褒め言葉をかけましょう。
少し高めのトーンの声を出すコツは「声のサンプル」を参考に
「ドレミファソ」でいうなら「ド」の音から「ファ」の音にするようなトーンで話すことを心がけてみてください。
声のかけ方のサンプル(「ゆめ」は愛犬の名前です)
サンプル1
サンプル2
サンプル3
最後のカテゴリー「オススメの心理学」には
愛犬や気になる人、好かれたい人に好かれる「声のトーンを作ることができるワーク」
もありますので興味のある方は参考にしてみてくださいね(^^)/
解説
褒めるなどポジティブな感情を愛犬に伝えるときは高めの声で伝えると愛犬に伝わりやすいです。
逆に、一般的に犬は低い声で話しかけられることを嫌います。
犬が機嫌が悪い時や威嚇するときに「ウゥ~」とうなる声を聞いたことはありませんか?
あの声はとても低いですよね。
つまり、犬にとって低い声はネガティブな感情を伝えるときに発するので、もしあなたが低い声で愛犬を褒めると自分が怒られたり、叱られたり、嫌われていると勘違いしてストレスを与えてしまう可能性もあるんですね。
なので、褒めるときは少し高めのトーンで褒めることを意識しましょう。
また、しっかりと抑揚をつけることであなたが心から喜んでいる嬉しい感情が愛犬伝わりやすく
愛犬はあなたが自分のことを褒めれれていると自覚するんです。
もし、あなたも褒められたとき、抑揚がなく棒読みで褒められたら心がこもっている感じがせず、あまり褒められた気がしない気がしませんか?
逆に抑揚をしっかりと付けた言い方で褒めてもらえると
相手の心の明るさなど良い感情が伝わりませんか?
これは愛犬も同じなんですね。
ステップ7
褒める言葉をかけるとき、たまにおやつをあげたり
愛犬の好きなところをゆっくり優しく撫でながら褒めましょう。
解説
愛犬にとっておやつをもらえたり、好きなところを触られることはご褒美でとても嬉しくなります。
褒め言葉と同時にこのことを行うことであなたの褒めが愛犬の心に強く響きます。
ステップ8
褒めたときに愛犬のリアクションを確認しましょう。
解説
飼い主さんが良かれと思って褒めた褒め方が
実は愛犬にとって触って欲しくないところを触られていたり
飼い主さんの動きを怖く感じたりして
飼い主さんの自己満足になっていることがよくあるんです。
褒めたとき愛犬が以下の反応をしたときは、ピクッと上になったときは
「その褒め方嫌だな、、」
と思われている可能性があります。
- 身体をビクッとさせる
- あなたの手を避けようとする
- 身体を激しく動かす
- 後退姿勢をとる
- 一瞬鼻を上にピクッと動かす
逆に褒めたときに愛犬が以下のような反応をしたときは、あなたの褒めを喜んでいる可能性が高いです。
- 前傾姿勢になる
- あなたのもとに寄り添う
- 尻尾やお尻を振る
- 口を軽く開ける
- 耳を後ろに寝かせる
なので、褒めたときの愛犬のリアクションは必ず確認しましょう。
ステップ9
時間があるときは、愛犬がリラックスモードでなければ褒めた後5~10分ほど軽く一緒に遊んであげましょう。
ワークのまとめ
ステップ1
先ずは愛犬をどんな時に褒めるか思いつく限り書き出し褒めることリストを作ってみましょう。
ステップ2
リストを作り終わりましたら、そのタイミングで褒めることに慣れるまで良く目につくところに置いておいて
毎日見るようにしましょう。
ステップ3
小さなタッパーをいくつか用意し愛犬が好きなおやつを愛犬を入れます。
そのタッパーを愛犬が良くいる場所にいくつか設置し、あなたのポケットやウエストポーチなどにもいれておきましょう。
ステップ4
ここからは、実際に愛犬を褒めるステップになります。
「ステップ1」に書いたリストにしたことを愛犬がしたら、そのことをした瞬間に褒めましょう。
ステップ5
褒め言葉をかけるとき、まず笑顔になりましょう。
ステップ6
褒め言葉をかけるとき、先ずは愛犬の名前を呼び
声はトーンを気持ち少し高めに抑揚をつけてハッキリとした口調で褒め言葉をかけましょう。
ステップ7
褒める言葉をかける時にたまにオヤツをあげたり、愛犬の好きなところをゆっくり優しく撫でながら褒めてあげると更に効果的です。
ステップ8
褒めたときに愛犬のリアクションを確認しましょう。
ステップ9
時間があるときは、愛犬がリラックスモードでなければ褒めた後5~10分ほど軽く一緒に遊んであげましょう。
みさちからのメッセージ
愛犬は人間の言葉を理解することができません。
しかし、人間の感情を読み解くことはできます。
なぜなのでしょうか?
それは、表情や仕草、声のトーンなど言葉以外の非言語の部分から私達の感情を読み解いているからです。
あなたも想像してもらいたいのですが
もし、あなたが言葉が通じない国に行き、現地の人があなたには分からない言葉で話しかけてきたとしたら
あなたはどのようにその人の言っていることを理解しようとしますか?
おそらく言葉以外の非言語の部分を観察するのではないでしょうか。
なので、愛犬を褒めるときのあなたの表情や口調や仕草がとても大切になるんです。
愛犬のためのせっかくの褒めも愛犬に伝わらなかったら何の意味もありませんよね。
愛犬に伝わる褒めを意識してみましょう。
そして、この愛犬に伝わり喜ぶ褒め言葉を愛犬には日頃から上手くたくさん使えるようになれると
その言葉を言うたびに、あなた自身のストレスやネガティブな感情が減って穏やかに生活が送れるようになれるんです。
というのも、笑顔を作る筋肉を使うと脳から幸せを感じるホルモンがたくさん出るからなんです。
また、心理学の研究でたくさん褒め言葉をかけることで自己肯定感も高まることが分かっています。
愛犬を褒めることへの自己肯定感の関係はこちらから!
(最後のカテゴリー「オススメの心理学」からもご覧になれます)
そして、あなたが愛犬のいいところを気に留めて積極的に褒める習慣を身につけることで、その習慣は癖になり
自然に愛犬から一緒に住む家族、友人、恋人、職場の人にも同じように積極的に良いところを見て褒めることができるようになれるのです。
人間は自分のことを認めてくれる人に好意を抱く、という本能を持っています。
あなたも他の人が気づかないことも見ていてくれて褒めてくれたり、評価してくれる人に
「そんなところまで見ててくれたんだ」
とグッと来た経験はありませんか?
それは誰でも同じなのです。
ですから、愛犬を褒める習慣を持つことで、愛犬はもちろんあなたの身の回りの人間関係もグッと良くすることができるんですね。
褒め言葉は人も愛犬の関係も良くする魔法の言葉
このことを覚えておいてくださいね(^^)/
みさちからオススメの心理学
あなたが愛犬とより良いコミュニケーションが取れるようになり仲が深まる心理学をご紹介します。
興味のある方は是非ご覧くださいね(^^)/



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