
みさちの人体・心理用語辞典では、
学生さんからご老人まで心理学に詳しくないない方でも分かりやすく心理学を知り、気軽にビジネス、恋愛、子育てなどの生活に活かせるよう心理学用語を五十音順にまとめた心理学用語集を作成しました。
また、体組織や器官、生理現象など人体の構造や生命の不思議など専門的で分かりにくい分野も分かりやすく学べ、身体の悩みの改善や、美容や健康に役立つことができる人体用語集を作成しました。
あなたの知識や生活のクオリティの向上、悩みの改善にお役立てください。
用語辞典一覧
- HSC
- HSP
- ASD
- ADHD
- オキシトシン
- 海馬
- 外反母趾
- 感覚過敏
- 交感神経
- 広背筋
- 五感
- 自己重要感
- 自己肯定感
- 自尊心
- 自律神経
- 神経症的傾向が高い
- ストレス耐性
- セロトニン
- セルフイメージ
- 前頭葉
- 僧帽筋
- 側頭葉
- 存在意義
- 大脳皮質
- チック
- ディスレクシア
- 洞察力
- ドーパミン
- ノルアドレナリン
- PFE
- BFE
- BDNF
- 副交感神経
- β-エンドルフィン
- 扁桃体
- 扁平足
- 巻き肩
- ミソフォニア
- ミミッキング
- モルヒネ
- 菱形筋
HSC
呼び名「エイチ・エス・シー」
HSCとは、Highly Sensitive Child(ハイリー・センシティブ・チャイルド)の略で、病名や診断名ではなく、生まれつき人一倍とても敏感な感覚や感受性の気質を持った人達のことをいいます。
HSCは環境や性格などの後天的なものではなく、先天的な気質、即生まれ持った性質であることがわかっています。
HSP
呼び名「エイチ・エス・ピー」
HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、病名や診断名ではなく生まれつき一人倍、とても敏感な感覚や感受性の気質を持った人たちのことをいいます。
HSPは環境や性格などの後天的なものではなく、先天的な気質、即生まれ持った性質であることがわかっています。
統計的には人口の約20%で5人に1人があてはまります。
HSPの人は決して珍しくはありませんが、約8割の人はこの性質ではないために、HSPの特性に対して共感をすることが難しくなります。
そのため、HSPでない人たちとの差に自己嫌悪を感じたり、周りに合わせようと無理をして生きづらさを感じやすくなりやすい性質になりがちです。
ASD
呼び名「エー・エス・ディー」
ASD(自閉症スペクトラム障害)とは
対人関係が苦手、こだわりが強い、関心や興味が限定される、特定の行動を繰り返す
などの特徴がある発達障害です。
これまで自閉症やアスペルガー症候群、広汎性発達障害などと呼ばれてきた障害のグループがまとめられて「ASD」と呼ばれることになりました。
日本のASDの割合は1%くらいと言われています。
ADHD
呼び名「エー・ディー・エイチ・ディー」
ADHDは不注意・多動性・衝動性の3つの特徴が現れる発達障害です。
割合は5%くらいとされています。
不注意・多動性・衝動性を併せ持つため
忘れ物が多い、作業に時間がかかり課題が間にあわない、うっかりミスが多い、じっとしていられない、落ち着かない、待つのが苦手
などが日常的に起こります。
ADHDの治療として
「環境への介入」「 行動への介入」「3 薬物療法」などを組み合わせて行うと効果が高いといわれています。
オキシトシン
オキシトシンとは脳内ホルモンの一種で別名
「幸せホルモン」「恋愛ホルモン」「絆ホルモン」「癒しホルモン」
とも言われています。
オキシトシンが分泌されると
心に安らぎを感じたり、気持ちを前向きにしてくれるんです。
オキシトシンの効果
- 心に安らぎを感じる
- 気持ちが前向きになる
- 幸せな気分になる
- 心が癒される
- ストレスが緩和する
- 不安や恐怖心が減少する
- 他者への信頼の気持ちが向上する
- 社交的になる
- 好奇心が強まる
- 親密な人間関係を結ぼうという気持ちが高まる
- 学習意欲と記憶力向上
- 自然治癒力が高まる
- 心臓の機能を上げる
- 免疫力が上がる
オキシトシンを分泌させる方法
- スキンシップ
- マッサージ
- 見つめ合う
- ハグ
- ペットとのふれ合い
- 感謝の気持を伝える
- 手触りが気持ち良い物を触る
- 性交渉
海馬
海馬(かいば)とは、記憶や空間学習能力に関わっている脳の器官になります。
日常生活において視覚・聴覚・嗅覚・触覚など五感から得た情報は海馬に集められて、大脳皮質で保存されることで記憶として定着されます。

外反母趾
外反母趾(がいはんぼし)とは、本来真っ直ぐである足の親指が小指側に変形し「くの字」になる状態をいいます。
主な原因は、合わない靴です。
特に、先が細い靴などは外反母趾の原因になりやすいです。
他にも、関節リウマチの合併症としても外反母趾を生じる場合があります。

感覚過敏
感覚過敏とは、主に「聴覚・視覚・触覚・嗅覚・味覚」といわれる五感の一部、または複数からの刺激を過度に感じることです。
症状や程度は人によって違いがありますが
多くの感覚過敏の人が日常生活において苦痛や不快感が生じていたり、ストレスを感じていると言われています。
原因
交感神経
交感神経とは自律神経の1つです。
交感神経は、頭と身体に興奮をもたらしたり、アクティブに働かすことで心身の活動性を上げます。
交感神経が働き代謝が上がることで、仕事や作業に気合を入れて打ち込めたり、スポーツなどでの勝負ごとに取り組めたり、トラブルを回避することができるんですね。
そのため、交感神経が優位に働いているときの身体の動きは
呼吸、脈拍は早くなり血圧は上がります。
また、発汗は促進、血管と骨格筋は収縮します。
また、筋肉や脳など身体の末端に血流がいくため、消化器官の蠕動運動は抑制されます。
私達の活動をサポートしてくれる交感神経ですが
交感神経が高い状態が続くと、副交感神経を抑制して、不眠、食欲低下や疲労、動機、抑うつ、免疫力低下などに繋ることがあります。
緊張やストレス状態が続きますと交感神経が暴走しやすくなりますので、日頃からストレス対策をすることで交感神経と副交感神経のバランスを上手く保つことができます。
広背筋
広背筋(こうはいきん)とは
広背筋とは背中から腰、腕と繋がっている大きな筋肉になります。
開いた腕を閉じるときや、腕を後ろに上げるときに働く筋肉になります。
また、腕を上や前に伸ばした状態から身体を引き付ける動作で使われます。

五感
五感(ごかん)とは
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚
の人間の感覚の総称を示す。
自己重要感
自己重要感とは私達人間の本能的な承認欲求になります。
私達人間は
「自分は重要な存在であると思われたい」
「他人から能力を認めてもらいたい」
「他人よりも優れていたい」
「周囲の人から尊敬されたい」
という承認欲求を持っています。
これらの承認欲求をまとめて自己重要感といいます。
自己肯定感
自己肯定感(じここうていかん)とは
「自分の存在には価値がある」「自分自身に満足できている」
という
自分の価値や存在意義を肯定できる感覚、自分自身を認めて尊重できる感覚
のことです。
自分が他人からどう評価されているかではなく、自分自身が現状の自分に満足できているかどうかを基準に考えることで、自己肯定感の高さは決まります。
自己肯定感が低い人は心から自分で自分を認めることができず、良くないところばかりが目に付いてしまいがちです。
周囲から見ると十分に成果を上げていて評価されていても、本人は過小評価してしまいがちな傾向があります。
自尊心
自尊心とは、自分で自分を敬う心、自分の能力を信じる心、自分の存在を信じる心
自律神経
自律神経とは、内臓の働き、脈拍、心拍、血圧、代謝、体温の機能を私達の意思とは関係なく24時間働き続けてコントロールしています。
自律神経には、
昼間や活動しているとき、興奮やストレスを感じてるときに活発になる「交感神経」。
夜間やリラックスしているとき、休まるときに活発になる「副交感神経」
の2種類があり
状況に応じ、常にどちらかが優位に働いています。
「交感神経」と「副交感神経」は正反対の働きをするため
どちらの神経の働きが優位になるかで、私達の心身の状態は大きく変わります。
交感神経が優位に働くと、呼吸、心拍、脈拍、血圧が上がり、血管が収縮します。
また骨格筋は収縮、瞳孔が拡大して、心身が興奮状態になります。
副交感神経が優位に働くと、呼吸、心拍、脈拍、血圧が下がり、血管が拡張します。
また、骨格筋は弛緩、瞳孔は拡大し、心身は休んでいる状態になります。
神経症的傾向が高い
神経症的傾向が高くなるのは、先天的なものではなく
育った環境など後天的なものが要因となり、高くなります。
情緒の安定性が低いことから特徴として
- 不安に陥りやすい
- 自分の感情をコントロールできない
- ストレスへの対処が苦手
- 感情の起伏が激しい
などの特徴が挙げられます。
神経症的傾向が強い傾向は後天的なものなので、心理療法や学習で治すことができます。
ストレス耐性
ストレス耐性とは、「ストレスに耐えられる力」のことです。
生活をしていると、様々な出来事に遭遇し、色々なことを感じ、様々なストレスが降りかかってきます。
ストレス耐性とは、そのようなストレスに対してどのくらい適応し、対処できるか、どの程度耐えられるかといったレベルのことを指し
「ストレス耐性が高い」「ストレス耐性が低い」
という表現します。
セロトニン
セロトニンとは、必須アミノ酸トリプトファンから生合成される脳内の神経伝達物質のひとつです。
セロトニンとは、別名「幸せのホルモン」といわれていて
他の神経伝達物質であるドーパミン(喜び、快楽など)やノルアドレナリン(恐怖、不安など)の働きをコントロールして、ストレスを和らげて精神を安定させる働きがあります。
また、セロトニンは、覚醒、意欲、幸福感と関連した脳内物質になりますので
セロトニンが活性化すると、清々しい気分となり、意欲がアップし、仕事のパフォーマンスを上げることができます。
一方、セロトニンが不足することで、精神が不安定になり、気分が落ち込みやすくなり、うつ病になりやすくなると言われています。
セロトニンは
- 朝日を浴びる
- リズム運動(規則的なリズムを刻む運動)
によって活性化します。
セルフイメージ
セルフイメージとは
自分が自分のことを自分のことをどんな人間だと思っているかという
「自分について抱いているイメージ(印象)」のことを指します。
前頭葉
前頭葉(ぜんとうよう)とは、大脳の前部分に位置し、脳の司令塔的な役割を担っていて、物事を考えたり、行動に移したり、意思決定をコントロールします。

前頭葉は、司る領域によってさらに
「前頭連合野」「ブローカ野」「運動前野」「補足運動野」「前頭眼野」「一次運動野」に分けられます。
特に前頭葉の大部分を占める「前頭前野」は理性的で論理的な思考を司り
意思、計画性、創造、記憶、抑制、集中、冷静さ、論理
を行います。
また、前頭前野には、扁桃体の働きを抑える働きもあります。
扁桃体が大活躍している例をあげますと
- 食べたい気持ちを我慢できずに食べすぎてしまった
- キレて誰かを怒鳴りつけた
- 誰かに言われたことにイライラした
あなたはこんな経験はありませんか?
このような状態の時に脳内では、扁桃体が大活躍しているんです。
理性的な判断を忘れ、衝動的な感情に支配されてしまっている状態なんですね。
このような状態で振る舞ってしまうと、あなた自身や、周りの人をとても不愉快にしてしまいますし、最悪の場合、大切な誰かとの関係がこじれてしまう危険さえありますよね。
しかし、私たちの脳にはそんな暴走した感情をコントロールする仕組みもちゃんと備わっているんです。
それが、扁桃体の興奮を抑える、前頭前野なんです。
前頭前野は、先ほどお話した通り、理性や論理的思考を行う細なので、この前頭前野が扁桃体にブレーキをかけてくれるんですね。
先程の例で例でいうと、キレて怒鳴りそうになった時、前頭前野が働くと
「今、自分が頭にきているのは分かるけど、 ここで怒鳴ったら周りに迷惑をかける。それに怒鳴ったら相手が恐縮ばかりで相手から意見を引き出せずに問題は解決されない。だったら冷静になってどうやったら解決できるのかを相手と話し合おう」
このように考えることができ、怒りが抑えられ、怒鳴るという衝動的な行為を抑えることができます。
僧帽筋
僧帽筋(そうぼうきん)とは、肩の筋肉の中で最も大きい筋肉になり、その大きさは首から肩を覆い、胸の方まで繋がっています。
僧帽筋の働きは、肩を上げたり、肩をすくめたり、肩甲骨を動かしています。
僧帽筋は肩甲骨の動きに大きく関わっていますので
肩が凝ったときに、よく手を肩に当てているところの筋肉、それがまさに僧帽筋でなんです。
側頭葉
側頭葉(そくとうよう)は、大脳半球の側面、外側溝とよぶ溝から下の部分に当たります。

側頭葉は、聴覚処理、言語、記憶などに深く関わりのある器官になります。
存在意義
自分が存在しているということの重要性や価値を意味する用語になります。
また、自分が生きてること、居ることにより生み出される価値、尊さ、不可欠性などについて用いられる用語になります。
大脳皮質
大脳皮質(だいのうひしつ)とは大脳の表層を覆う灰白色の部分になります。
大脳皮質には、旧皮質,古皮質,新皮質から成り立ちます。
旧皮質と古皮質 は,食欲や性欲などの本能行動、恐れ、怒り、喜びなどの情動行動を司っています。
新皮質は思考、学習、意志などの理性的な精神作用を営んでいます。

チック
チックとは、意識せずに無意識に突然出てしまう素早く短い身体の動きや声を癖のように繰り返すものです。
チックには種類があり
「運動チック」と「音声チック」の2種類があります。
運動チック
運動チックの特徴として
- 顔をしかめる
- 目をパチパチさせる
- 白目をむく
- 鼻やお腹ヒクヒクさせる
- 口を開けたり曲げたりする
- 首を振ったり、すくめたりする
- 腕をピクンとする
- 足をバタンとする
などがみられます。
音声チック
音声チックの特徴として
- 風邪でもないのに咳払いをする
- 「アッ」とか「オッ」と声を出す
- 鼻をクンクン鳴らす
- 奇声をあげる
- わいせつな言葉など「社会的に容認し難い言葉」を言ってはいけないと分かっているのに言ってしまう(汚言症)
などがみられます。
チックを持つ年齢
チックは子どもは多く、割合は5~10人に1人と言われています。
最も多く見られると言われている年齢は6~7歳頃です。
チックの現状
症状が軽ければ本人も困ることは少なく
家族もチックとは認識せず癖と思う程度で病院を受診することもありません。
症状が気になる場合は専門病院の治療により改善することが可能なので受診してみましょう。
ディスレクシア
ディスレクシアとは、知的に問題はないものの読み書きの能力に困難を持つ症状のことを言います。
ディスレクシアの人口
軽症〜重症の人までを合わせます10%くらいいるといわれています。
ディスレクシアと称する基準
- 充分な教育の機会がある
- 視覚・聴覚の器官の異常がない
- 上の2点を満たしてるのにも関わらず読み書きに困難な症状が現れる
ディスレクシアの原因
音韻処理困難があり、表記された文字とその読み(音)の対応が自動化しにくく、それを司る脳機能の発達が未熟なため症状が起こるとされています。
ディスレクシアの症状
- 文章を読むのが極端に遅い
- 文章をよく間違える
- 文章を読むだけで疲れてしまう
- 文章の意味を把握する段階までなかなか至りにくい
洞察力
洞察力(洞察力)とは、「物事の本質を見抜く能力」になります。
分かりやすくするために
よく似た意味で混同してで捉えられる「観察力」と比較をしましょう。
観察力は五感(視覚や聴覚、触覚、味覚、嗅覚)で認識した情報をありのままに受け止めて、詳細に注意深く見ます。
【例】ある絵画を見たとき1
この絵画は女性が夕日を見てる、赤い服を着てる、赤はワインレッド色
つまり「表面的な部分を注意深く見る」行為なんですね。
洞察力は、表面的な情報から更に深く見えていない部分を見抜いく能力になります。
【例】ある絵画を見たとき2
この絵画の女性は夕日の光から差す山のカラーのコントラストに見て美しさに感動している。
これを作成したアーティストは、もしかしたら夕日とは夕日そのものではなく、夕日を含めた夕日を照らす景色そのものが美しい、ということを伝えたかったのかな。
このような感じで五感の表面では分からない、深い部分を見る力になります。
ドーパミン
ドパミンは神経伝達物質のひとつで、アミノ酸のチロシンから酵素の働きによって合成され、別名「快感のホルモン」と呼ばれています。
ドーパミンは人間の幸福感、快楽、意欲、やる気、運動、学習能力に深くか関わっています。
分泌されると人間は意欲が湧いてきて、もっと嬉しいことや良いことを行おうとします。
なので、仕事や作業などのモチベーション、成果などに密接に関わっています。
また、ドーパミンは食欲中枢とも深く関わりがあり
ドーパミンが多く分泌されることで食欲が抑制されます。
そのため、ダイエットにも非常に有効だといわれています。
ノルアドレナリン
ノルアドレナリンは、ストレスを感じた時に分泌される神経伝達物質で
緊張や不安、集中、積極性をもたらし、ストレスに打ち勝とうとしたり、脳全体を活性化させて記憶力を向上させようとします。
そのため、ノルアドレナリンが分泌されると、交感神経を刺激し、末梢の血管を収縮させて心拍や血圧を上昇、胃腸の働きを抑えます。
ノルアドレナリンの分泌が過剰になると攻撃的になったり、ヒステリーを起こしたり、パニックになることがあります。
PFE
PFE(Particle Filtration Efficiency)とは
「微粒子ろ過効率」のことで、約0.1㎛(マイクロメートル)サイズの粒子をどれくらいろ捕集できたのかを表しています。
結核菌ウイルス、インフルエンザウイルス、ウイルス単体(飛沫核)、など
が対象となります。
マスクに「PFE99%」という表記であれば、約0.1㎛サイズの粒子を99%ろ過するということになります。
(試験粒子はポリスチレン粒子、約0.1㎛)
BFE
BFE(Bacterial Filtration Efficiency))とは
「バクテリア(細菌)ろ過効率」のことになります。
約3㎛(マイクロメートル)の細菌を含む粒子がどれくらい捕集できたのかを表しています。
花粉や咳、くしゃみに伴う水分を含んだウイルスの飛沫などが対象となります。
マスクに「BFE99%」という表記であれば、約3μmの細菌を含む粒子を99%捕集するということになります。
(試験粒子は 黄色ブドウ球菌の懸濁液、約3㎛)
BDNF
BDNFとは、B脳由来神経栄養因子と呼ばれるタンパク質の一種です。
BDNFの働きは、神経細胞の発生、成長、維持、再生を促進をし、記憶力や学習能力、認知機能評価スコアの高さなど、脳機能との深く関わっています。
BDNFは脳の海馬に多く発現するほか、血液中にも存在しています。
BDNF濃度は、加齢、認知症やうつにより低下することが分かっています。
ですが、適度な運動や特定の食べ物で増加することが分かっています。
BDNFを増やす食べ物として
乳製品、豆類、海藻類、カマンベールチーズ、高カカオチョコレート
があります。
副交感神経
副交感神経とは自律神経の1つです。
副交感神経は、身体の活動性を下げて心身のリラックスや心身を回復を促す働きをします。
人間は、活動したら活動性を下げてリラックスや回復モードになることで心身を回復、修復させることができ
再び活動することができます。
そのため、副交感神経が優位に働いているときの身体の動きは
呼吸、脈拍、血圧はゆっくりになり、発汗は抑制され
血管は拡張し、骨格筋は弛緩します。
また、消化器官の蠕動運動は促進されるため、食べ物の消化がよくなります。
副交感神経が優位によく働くときは
食事中、食後、 リラックス時、寝ているときで、心身の回復を行っています。
β-エンドルフィン
β-エンドルフィン(ベータエンドルフィン)は、脳内で働く神経伝達物質のエンドルフィンの一種になります。
エンドルフィンは別名「体内で分泌されるモルヒネ(鎮静剤)」と言われていて、モルヒネの数倍の鎮痛効果があり、エンドルフィンが分泌されることで気分の高揚や幸福感が得られるという作用があります。
エンドルフィンにはα(アルファ)、β(ベータ)・γ(ガンマ)の3つがあり、β-エンドルフィンはその中でも苦痛を取り除くときに最も多く分泌されます。
なので、β-エンドルフィンはその鎮痛効果や気分の高揚や幸福感から別名「脳内麻薬」とも呼ばれています。
β-エンドルフィンが分泌されたときの例として
- マラソンなどで苦しい状態が一定時間以上続いたときに、そのストレスを軽減するためにβ-エンドルフィンが分泌され、やがて快感や陶酔感を覚えるランナーズハイ
- 美味しいものを食べたときの幸福感
- 性行為の快感
などもあげられます。
扁桃体
扁桃体(へんとうたい)とは、脳の側頭葉の内側、海馬のやや内前方に左右対称に位置しています。
長さでは15~20mm程度のアーモンド型の器官です。

扁桃体は、本能的で感情を司り
恐怖、悲しみ、不安、喜び、直観力、痛み、記憶、価値判断、情動の処理、興奮、交感神経に関与しています。
精神疾患を抱えやすい人は扁桃体の働きが強い傾向があり不安や恐怖心を抱えやすいとに言われています。
扁平足
扁平足(へんぺいそく)とは、足の構造に歪みが生じて土踏まずがなくなった足のことをいいます。
土踏まずは歩行前の乳幼児にはありません。
歩行を重ねるごとに足のアーチ構造が鍛えられ、徐々に形成されます。
幼少期は足の脂肪組織が厚いため、土踏まずは目立ちにくいですが、学校に入る頃にははっきりと分かるようになります。
幼児期に生じる扁平足を「幼児期扁平足」といい、成人に生じる扁平足を「成人期扁平足」といいます。
幼児期扁平足は、成長と共に改善することが多く問題となることは殆どありません。
しかし、成人期扁平足は様々な症状を引き起こすことがあり、痛みなど重症な場合には手術が必要になることもあります。

巻き肩
巻き肩とは、肩が前方に出て、体の内側に巻いている状態のことです。
本来、肩の位置はイラストの左側の人のように耳と平行の位置にあります。
しかし、スマートフォンやパソコンの使用などで前ののめりの猫背の姿勢が続くと、肩が本来の位置よりも前方に出てます。
このように肩が前方に出ると、鏡から立ち姿勢を見たときに
イラストの真ん中、右側の人のように、肩の位置が耳よりも前にあるように見えます。

ミソフォニア
別名「音嫌悪症」とも言われます。
ミソフォニアとは、ある特定の音に対して強く敏感に反応を示し、鋭い凶器で脳をえぐられるかのような嫌悪感や不快感を感じる症状になります。
反応する音は
セキ払い、くしゃみの音、あくびの音、パソコンのキーボードを叩く音、食器がこすれる音、シャーペンのノック音
など
人によって様々です。
ミソフォニアの原因は、脳の感情を抑制する「前頭葉」構造に異常とされています。
ミソフォニアの人が引き金となる音を聞くと、脳を極度に興奮状態にしてしまうことが分かっています。
ミミッキング
会話の際に、相手が言った言葉の最後の2〜3語、マネをし繰り返すテクニックです。
例
相手「昨日、仕事が思ったより早く終わったから、久しぶりに仕事終わりにスポーツクラブに行ったよ」
自分「へぇ、久しぶりに仕事終わりにスポーツクラブに行ったのかぁ」
ミミッキングのメリット
ミミッキングを会話に使うことで、相手に
「話をきちんと聞いている」「話に興味がある」
という印象を与えることができます。
研究で会話でミミッキングを使うことで、相手との親密さが増すことが分かっています。
モルヒネ
モルヒネとは鎮痛薬で、その鎮痛作用はとても強力です。
一般的な鎮痛薬が効きにくいされている内臓痛や、がんの痛み、手術後の痛みとして使用されています。
菱形筋
菱形筋(りょうけいきん)とは、僧帽筋みさち辞典「僧帽筋」見れるようにするよりも深い位置にあり、「小菱形筋」と「大菱形筋」からなります。
首の後ろの骨が出っぱっているところくらいから始まり、肩甲骨の内側につながっています。

肩甲骨を引き寄せたり離したりするときに菱形筋が伸び縮みすることで、肩甲骨を引き寄せたり離したりします。
なので、胸を開いたり、何かを引っ張ったりする動作のときに使われる筋肉になります。
菱形筋の働きが衰えると、肩甲骨の位置が外側に広がり、
猫背になったり、胸が閉じて呼吸が浅くなります。


僧帽筋は菱形筋の働きに付随しますので肩コリの原因にもなるといわれています。