〜心理学の力であなたのお悩み解決〜

【不安・怖がり・ストレス・落ち込み】子供が元気になれる魔法の言葉をかけられるワーク

「子供の不安・落ち込み・悲しみが消える、魔法の言葉」の写真画像です。

「子供がなかなか泣き止まない、癇癪(かんしゃく)を起こす…」
「子供の不安感を取り除くにはどうすればいいんだろう…」
「子供が落ち込んでいるときどう声をかければいいんだろう…」
「子供がストレスを感じているときどう解消してあげればいいのだろう…」

このようなお悩みはありませんか?
大切なお子さんが不安や落ち込み、ストレスを感じていたら何とかして助けになってあげたくなりますよね。

このようなとき、あなたはお子さんに対してこのようなことをしていませんか?

  • アドバイスをする
  • 「気にしなくても大丈夫だよ」と声をかける
  • 泣かないように言う
  • 「お菓子あげるから元気出してね」
    など違った話題を振る
  • そっとしておく

実はこれらの方法は、一見良さそうに思えますが
実は返ってお子さんの心を傷つけたり、不安感を強めたり、ストレスになり、逆効果になっているかもしれないんです。

「なら、どうすればいいの?」
と、思われた方もいると思います。

ご安心ください。
実は、お子さんがネガティブな感情を感じているとき、あることをすることで
恐怖や不安、落ち込み、ストレスを緩和したり、ストレス耐性を高めたりする魔法の言葉をお子さんにかけてあげることができるんです。

今回はそんな魔法の言葉をお子さんにかけることができる「ワーク」をご用意しました。

「ワーク」をすることで、お子さんのネガティブな感情がグッと良くなるのはもちろん、あなたとお子さんの親子関係も深まりグッと良くなるんです。

また、このワークは、お子さんだけではなくあなたの友人、パートナーなどがネガティブな感情を抱えているときも活用してネガティブな感情を解放してあげることができるんです!

では、ワークを一緒にやっていきましょう(^^)/

目次

「母親と女の子」の写真画像です。

ワークのやり方

  • ステップに従ってやっていきましょう。
  • オススメの方法は、ワークを取り組む前に、まずはワークをざっと目を通し、ワークの後のワークの概要に目を通してから取り組むことで、更にワークの効果が高まります。

ワーク

ステップ1

お子さんが分かりそうな感情表現を思いつく限り書き出して用意しておきましょう。

※ワークに慣れてきたらこのステップは飛ばせます。

不安、心配、焦る、悲しい、辛い、楽しい、嬉しい、悔しい、苦しい、怖い、嫌い、むかつく、恥ずかしい、気持ち悪い

ステップ2

お子さんにできるだけ距離が近い位置に座りましょう。
手を握れるようなら握ってあげましょう。

ステップ3

落ち込みや不安、悲しみ、イライラなどネガティブな感情を感じているお子さんに

「どうして泣いてるの?」
「何か悲しいことがあった?」
「元気ないけど、何かあった?」
「目の前にするとどんな風に感じるのかな?」

などの言葉をかけて尋ねてみましょう。

  • この言葉を尋ねて、お子さんから言葉が返ってきたら、次の「ステップ4」に進みましょう
  • この言葉を尋ねて、お子さんから言葉が曖昧、行き詰っているようなら「ステップ5」に進みましょう。

ステップ4

「ステップ3」の言葉をかけて、お子さんから言葉が返ってきたら、その言葉の中の「感情」対して更に深堀ったをした質問をしてみましょう。

例1

お子さん「テストが近づいてきて焦っているんだ」
あなた「どんなことが気になって焦っているのかな?」

例2

お子さん「テントの中に入るのが怖いんだ」
あなた「どんなところが怖いって思うのかな?」

※・この言葉を尋ねて、お子さんから言葉が返ってきたら、「ステップ6」に進みましょう。
・この言葉を尋ねて、お子さんから言葉が曖昧、行き詰っているようなら、次の「ステップ5」に進みましょう

ステップ5

あなたが尋ねたことに対して、お子さんからの言葉が曖昧、行き詰っているようなら

「ステップ1」で用意した感情の選択肢からお子さんの今の感情に近いものを選び(なければお子さんの気持ちに合った感情表現を考える)

お子さんの代わりに、あなたがお子さんが感じている気持ちを表現してあげましょう。

例1

あなた「さっきやってきた着ぐるみが怖かったのかな?」

例2

あなた「今日の発表で上手くいかなくて落ち込んでるのかな?」

例3

あなた「友達と喧嘩をして、悲しいのかな?」

例4

あなた「宿題が思うように進まなくて、イライラしてるのかな?」

※次は「ステップ7」に進みましょう!

ステップ6

「ステップ4」の言葉をかけて、お子さんから言葉が返ってきたら、あなたがそのお子さんの言葉から「例」のように、お子さんが感じている気持ちを上手くまとめて表現してあげましょう。

例1

お子さん「数学の問題よく間違えて、テストで上手くいかなかったらどうしようって焦ってるんだ」
あなた「そっか、問題を間違えることが多いから、このままだとテストで悪い点を取らないか不安で焦ってるのね」

例2

お子さん「テントに入ってチャックが壊れて開かなくなるかも…」
あなた「そうだったのね。もし、テントに入ってチャックが壊れたら閉じ込められて出られなくなることが怖いのね」

ステップ7

お子さんの感じている言葉に共感する言葉をかけましょう。

例1

あなた「友達と喧嘩をしたらそれは悲しくなっちゃうよね」

例2

あなた「突然、着ぐるみが来たらびっくりして怖いよね」

例3

あなた「思うように上手くいかなかったら、それは落ち込んじゃうよね。」

例4

あなた「確かにテストで悪い点を取るかもって思ったら不安になっちゃうよね」

例5

あなた「テントって狭いから、そんな狭い空間に閉じ込められてしまうかもって思ったら怖くなっちゃうよね」

ステップ8

最後にお子さんをギュッと抱きしめてあげましょう。

ワークの解説

「母と目を見て抱きしめる小さな娘を愛する」の写真画像です。

このワークは、心理学でいう

感情のラベリング

というものを元に作られています。

「感情のラベリング」とは、自分自身が今感じていることを言葉に置き換えて表現することです。

例えば

  • 暗いところで寝れない
    「暗闇でオバケが出た夢を見たから、暗い部屋だと落ち着かなくて寝れない」
  • 風が怖い
    「風の音が耳を突き抜けるような音がして、風がふくのが怖い」

このように、人は自分が心の中に感じた感情を言葉に出して言葉に置き換えることで、恐怖や不安、ストレスを緩和したり、ストレス耐性を高めたりする効果があるといわれています。

つまり、お子さんが感じていることを心の中に留めておくのではなく
あなたが お子さんがそれに対して、どのように不安、恐怖心、嫌悪感などを感じているのかを詳細に聞いて
お子さんの口から感じていることを言葉にして出させてあげたり
あなたがお子さんの感情言葉にして表現して言語化してあげることが大切なんですね。

特に、お子さんがまだ小さい場合や内向的な子供の場合、自分の感情を上手く言語化することが難しいとされています。

実際に、幼少期の子供によくみられる癇癪(かんしゃく)の原因の一つは、自分の気持ちをうまく表現できず、分かってもらえないことによるものだといわれています。

なので、よりあなたがお子さんの感じている感情を言葉で言語化することが重要になってくるんですね。

「ステップ3」~「ステップ6」は、お子さんの感じている感情を言葉で言語化するステップになっています。

お子さんが何かに反応したときは、何かを感じていたから反応しています。

その感じていることに耳をじっくりと傾けて聞き、受け入れてあげる姿勢が大切になります。

あなたのその姿勢が、お子さんの不安や恐怖、不快感を和らげて安心をもたらすことができるんですね。

ステップ1の解説

ステップ1

お子さんが分かりそうな感情表現を思いつく限り書き出して用意しておきましょう。

解説

お子さんの感じている感情を言葉にして言語化したとしても、肝心なお子さんに伝わらないと意味がありません。

特に幼い子供は言語処理能力が未発達なので、あなたが普段パートナーや友人などに使っている表現では上手く伝わらない可能性もあります。

そこで、お子さんに上手く伝わるように、お子さんに尋ねる前に、予めお子さんが使う感情表現を用意しておくことで
お子さんに分かりやすい表現を使うことができるんですね。

ステップ2の解説

ステップ2

お子さんにできるだけ距離が近い位置に座りましょう。
手を握れるようなら握ってあげましょう。

解説

心理学では「パーソナルスペース」というものがあります。
私達の本能には一緒にいて心地い良いと感じる距離感「パーソナルスペース」というものが存在しています。

相手との関係性により、そのパーソナルスペースは変わりますが、恋人や家族関係であれば、お互いが45cm以内の距離内にお互いがいると、心地よく感じるということが分かっています。

パーソナルスペースについて詳しく知りたい方はこちら!もしくは最後にある「オススメの心理学」から見ることができます(^^)/

私達人間は親密な関係であれば、距離が近づくのが自然の原理です。
なので、敢えて自分からお子さんとの距離を詰めていくことによって、お子さんの脳に

「ママ(パパ)とは親密なんだな」

という風に脳を持っていくことができるんです。

心の距離を近づけたいのなら、まずは体の距離をまず近づける

と、いうことを覚えておきましょう。

ステップ7の解説

お子さんが泣いたり、落ち込んでいるときなど、お子さんがネガティブな感情を抱えているときにする、親御さんがよくやりがちな対処法にこれらの方法があげられます。

  • アドバイスをする
  • 「気にしなくても大丈夫だよ」と声をかける
  • 泣かないように言う
  • 「お菓子あげるから元気出してね」など違った話題を振る
  • そっとしておく

冒頭でもお話しましたが、これらの方法は、返ってお子さんの心を傷つけたり、不安感を強めたり、ストレスになり、逆効果になってしまうケースがとても多いんです。

なぜかと言いますと、これらの対処法に共通するのが

お子さんの気持ちに共感がない

ということなんです。

なぜ、お子さんの気持ちに共感してあげることが大切になるのかと言いますと
あなたに自分の気持ちを分かってもらることで、お子さんの気持ちが楽になりますし、安心をするので、気持ちががとても和らぐのです。

あなたが不快を感じているお子さんの気持ちに共感をすると
お子さんは自分のを認めてくれたことで、あなたに対し

「ママ、パパは私の気持ちを分かってくれる!」

と、思い、あなたを

「自分の味方」
「自分の理解者」

と感じます。

あなたにとってそれが大した事でないよう思えたとしても、お子さんが反応するということは、お子さんにとってそれだけ恐怖や不安、不快感を感じているなことだからこそ反応しているのです。

なので、あなたにとってそれが大したでなかったとしても、お子さんにとっては重大な問題だということを理解して受け止めてあげることが、お子さんの対処法の基本姿勢になります。

お子さんの対処法の基本姿勢ができますと
お子さんの自己肯定感が高まりますし、あなたに心を開くようになるので親子での信頼関係を築きやすくなるんです。

詳しくはこちら、もしくは最後のカテゴリー「オススメの心理学」からご覧ください!

逆に不快感や不安などのネガティブな感情を抑えれば抑えるほど増幅されることが心理学では分かっています。

なので、お子さんに対してあなたが

「泣かないの!」
「怖くないよ。大丈夫」
「どうしていつもそうなの!」

などと言って怖がっているお子さんの気持ちを抑えようとするのは
返って恐怖心が増幅されてしまうんです。

詳しくはこちら、もしくは最後のカテゴリー「オススメの心理学」からご覧ください!

みさちからオススメの心理学

お子さんや親子関係の悩みを解決し
お子さんがたくさん笑顔になれる、そしてあなたとお子さんの親子関係がグッとよくなる心理学をご紹介します。
是非、よかったら参考にしてみてくださいね(^^)

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