【プール 道具、動物が怖い!人見知り!】たったこれだけで変わる子供の怖がり克服するワーク
「子供がプールで水に入るのを怖がる」
「人見知りが激しくみんなと馴染めない」
「犬を見ると怖がってしまう」
など、お子さんに対して克服して欲しいお悩みを抱えていませんか?
育児に関わる中で.育児に対して悩みや不安を抱えたことのある人の割合は94%と非常に高いんです。
なので、子供をを持つ親なら皆さん、悩みにぶつかるのは当たり前っということなんですね。
よく、克服法として本やサイトなどで推奨されている方法として
例えば
プールで水に入るのを怖がる子供に
「少しづつ水に慣れさせましょう」
「自分が泳いでるところをみせましょう」
などの方法が推奨されていますが、心理学的には効果は薄いように感じます。
では、このような何かに怖がるお子さんに対して
心理学観点からアプローチし、お子さんの怖がりを克服するワークをご紹介します。
一緒にやっていきましょう(^^)/
目次
【プールが怖い!人見知り!動物が怖い!】たったこれだけで変わる子供の怖がり克服するワーク」
ワークのやり方
ステップに沿ってやっていきましょう。
一通り「ワーク」に目を通しましたら、「ワークの解説」を読むことで「ワーク」の概要を理解することができ、「ワーク」の効果を高めることができます。
ワーク
ステップ1
お子さんがの克服したいことを書きましょう。
例
- 犬を怖がることを克服したい
- 引っ込み思案を治したい
- 浮き輪なしではプールに入れないことを克服したい
ステップ2
「ステップ1」に関してお子さんが現状どのような様子か詳しく書き出しましょう。
例
- 犬を見ると怖がり、声を出して泣いてしまう
- 人と関わるのが苦手で上手く話せない、外で私といるときは私から離れない、みんなの輪の中にいてもいつも一人で遊んでいる
- 浮き輪をしていればプールを楽しめるが、浮き輪がないとプールを怖がり入ろうとしない
ステップ3
「ステップ1」のお子さんが怖がっている物や行動に対して
お子さんと同世代の子が、恐怖心がなく楽しそうに接している、取り組んでいる子がたくさんいる場所に連れていき.その様子をお子さんに20分ほど見せましょう。
もしくは、そのような子供たちの動画や映画をお子さんに見せましょう。
ポイント
- お子さんと近い同世代の子供たちが取り組んでいるところを見せましょう
- なるべく大人数の子供たちが取り組んでいるところを見せましょう
例
- お子さんと同世代の子供たちが犬と楽しそうに遊んでいる動画を見せる
- お子さんと同世代の人見知り子供が社会活動をしている子供たちを眺めて、やがてその活動に参加し、みんなで楽しそうに過ごすシーンのある映画を見せる
- お子さんと同世代の子供たちが楽しそうにプールで泳いでいるところを見せる
ステップ4
「ステップ4」をなるべく日にちを開けずに数日~1、2か月ほど克服するまで続けて行いましょう。
ポイント
- できるだけ毎日行いましょう
- 映画や動画であれば「ステップ3」のポイントを満たしてれば違う作品でも構いません
ステップ5
「ステップ4」を続けていくうちに少しづつお子さんの行動に変化が出てきます。
少しでも進歩があったら「ステップ2」で書き出した状況と比べてどれくらい進歩があったか褒めてあげましょう。
ポイント
- 他の子供と比較した褒め方はNGです
- お子さんの過去と今の状況を比較して褒めましょう
- お子さんの能力や才能に関してではなく、お子さんが取った行動や戦略に注目して具体的に褒めましょう
お子さんの褒め方に関しましてはこちらを参考にしてみてください(最後のカテゴリー「オススメの心理学」からもご覧になれます)
「子供の幸福度が格段にアップ!非認知能力を育てる褒め方ができるワーク」
ワークの解説
このワークは心理学でいう「社会的証明」というものを活用したワークになります。
社会的証明とは
ある特定の状況で、ある行動を遂行する人が多いほど、それが正しい行動だと判断する心理
になります。
例えば
- あなたが初めて行く施設を利用し、閉館間近で出口を向かうとき、なんとなく大勢が進む方向について行ったことはありませんか?
- あなたは何か物を購入するときに、口コミを参照して購入した経験はありませんか?
この質問をするとほぼ全員の方が「YES」と答えます。
つまり、私達人間は
何か行動をする際に他人の行動を基準にして、それを「正」として自分の行動も決める
という本能を持っているからなんですね。
他にも具体例として
- 行列ができている飲食店さんを目にすると1度も食べたことがないお店だったとしても「美味しいお店」と思い込む
- 広告で「 売り上げ1位」 「すでに100万人の方が体験済み」「売上500万本突破」
などと書かれている商品に惹かれる
これらも全て社会的証明の効果になります。
「みんなが支持しているのだから、きっと良い物にに違いない」
と、思ってしまうんですね。
特に日本人は協調性が高い人種でありますので、みんなと同じことを好む傾向にあり、何かに悩んでいるときは他人の行動を見て決めることが多いのです。
このように社会的証明とは、自分自身の本能に深く根付います。
ですので、これを活用することは強力な効果があります。
先程の広告の例のように効果が強力だからこそ、ビジネスでも多く活用されているのですね。
なので
この社会的証明を今回はお子さんの恐怖心の克服に活用しよう!
ということなんです!!
そんな強力な効果を持つ社会的証明ですが、ある条件を満たすことによりを強く働くことが分かっています。
その条件とは
自分と似ている人の行動を見たとき
です。
つまり、私達人間は
自分と異なる人よりも類似した人が示す行動に従いやすい
ということなんです。
類似点は主に
性別や、年齢、国籍、使用言語、タイプ、所属しているカテゴリー
などです。
例えば
あなたと同年代の人のスイーツやファッションなど流行っていることと
あなたと別世代の流行っていること、あなたはどちらの方が注目がいくでしょうか?
おそらく前者ではないでしょうか?
その証拠にCMなどの広告を見てもらと分かるのですが、シニア向けの商品にはシニアの人が起用されていますし
若者向けの商品には若い人が起用されています。
その方がCMを見た人の心に強く作用し、売り上げが伸びるからです。
なので、お子さんに何か克服させたいときは、お子さんと同世代の子供たちが、克服させたい行動に積極的に行っていたり、楽しそうに行っているところを見せることで、お子さんに社会的証明が働き
「自分にもできるかも」
「怖がっていたけど、そうじゃないのかも」
という恐怖心に対する認知の変化が起きてくるんです。
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