生きづらさはあなたの力で変えられる!HSCの子の特徴と接し方の心理学
- 幼稚園や保育園、学校などの集団生活に馴染みにくい
- 他の子が平気なことでも嫌がったり、怖がる
- 些細なことでも気になってしまう
- かんしゃくを起したり、落ち込んだり、感情の反応がとても大きい
このようなこと、お子さんに思い当たりませんか?
このようなことが頻繁にあると
「うちの子、大丈夫かな?」
と、心配になったり
お子さんの刺激の敏感さに困惑したり、疲弊してしまうこともありますよね。
冒頭のようなことがお子さんに思い当たるとしたら
もしかしたら、お子さんのその反応は、HSCという生まれ持ったものかもしれません。
HSCとは、Highly Sensitive Child(ハイリー・センシティブ・チャイルド)の略で、病名ではなく、生まれつき人一倍とても敏感な感覚や感受性の気質を持った人達のことをいいます。
HSCは環境や性格などの後天的なものに左右されるのではなく、先天的な気質、生まれ持った性質であることが分かっています。
お子さんがHSCか気になる方はこちらから!もしくは最後のカテゴリー「オススメの心理学」からチェックできます。
HSCの特性として、以下のものが挙げられます。
- 感情の反応が強く、共感力が高い
- 物事を深く考えて処理する
- 些細なことに気づきやすい
- 過剰に刺激を受けやすい
HSCの子は実は、統計的には人口の約20%で5人に1人があてはまり、決して少なくはないんですね。
HSCの人は決して珍しくはありませんが、約8割の人はこの性質ではないために、HSPの特性に対して共感をすることが難しくなりがちです。
そのため、HSCの子はHSCでない人たちとの差に自己嫌悪を感じたり、周りに合わせようと無理をして生きづらさを感じやすくなりがちなんです。
なので、お子さんの生きづらさを和らげるためには、あなたがお子さんのHSCにいち早く気づき
心理学的に正しい接し方、対処をして接してあげることが、HSCのお子さんにとってとても大切なことになります。
これからお話する心理学的に正しいHSCの子の接し方を実践していくと、お子さんの不安や不快感が和らぎ、お子さんの笑顔がグンと増えるんです。
お子さんがあなたに心を開き、親子関係もとてもよくなります。
お子さんが不快に感じている時間ではなく、お子さんが笑顔になれる時間をたくさん作ってみませんか?
目次
- お子さんの気持ちに共感しよう
- 気持ちを言語化してあげよう
- トリガーを取り除こう
- 子供のペースを尊重しよう
- 子供に決めさせよう
- 子供が分かるように丁寧に説明しよう
- HSCではない他の子が羨ましく思うママへの対処法
- みさちからオススメの心理学
お子さんの気持ちに共感しよう
お子さんが過敏に反応して騒いだり、泣いたり、怖がってしまったとき
「何でこんなことが気になるのだろう?」
「これは大丈夫ってちゃんと教えなくちゃっ」
このように思ったことはありませんか??
身近にある道具、ちょっとした音など何でこんなものが?
というものに反応するお子さんに疑問を感じたり
大したものではないからこそ、そこまで気にする必要性がないことを伝えて、お子さんを少しでも安心させてあげたくなりますよね。
しかし、お子さんからすると、お子さんが気になり不快感を感じるものに対してあなたから
「大丈夫だよ」
「気にしすぎだよ」
と言われると
「ママ(パパ)は、私がこんなに嫌だと思っているの分かってくれない」
と、自分の気持ちをあなたに
「軽視された」「否定された」
と感じてしまうんですね。
あなたにとってそれが大した事でないよう思えたとしても、お子さんが反応するということは、お子さんにとってそれだけ恐怖や不安、不快感を感じているなことだからこそ反応しているのです。
なので、あなたにとってそれが大したでなかったとしても
お子さんにとっては重大な問題だということを理解して受け止めてあげることが、HSCのお子さんの対処法の基本姿勢になります。
もし、あなたも重大な問題を抱えていたり、悩んでいることがあったときに、相手から
「考えすぎじゃない?」
「そんなことで不安にならなくても大丈夫だよ」
と言われたら、あなたはどう思いますか?
きっと、自分の思いを受け止めてもらえなかったことにショックや悲しみを感じるのではないでしょうか。
そして、その人に対して不信感や嫌悪感を抱くのではないでしょうか。
なので、あなたがおこさんの反応に対して、軽視するような発言をすれば、お子さんも同じような気持ちになり
次第にあなたに対して心を閉ざしていくようになってしまうんです。
まずは、怖がっているお子さんに
「今、ビックリしたよね」
「怖いんだもんね。泣いてもいいんだよ」
「無理にやらなくていいんだよ。できなくても大丈夫」
と、声をかけてあげましょう。
もしあなたも子供の時に何かしら似たような怖い体験、不快な思いなどをしたことがあるなら
「ママも〇〇ちゃんと同じ歳の頃、消防車の音、大きくて鳴るたびにビクビクしてたよ。怖いよね」
とまで言ってあげてください。
お子さんが怖がったり、嫌がったりと何かしらの反応を見せているときは、お子さんが不快感や不安を抱えている気持ちに共感してあげる言葉をかけてあげることが大切になります。
あなたに自分の気持ちを分かってもらることで、お子さんの気持ちが楽になりますし、安心をするので、気持ちががとても和らぐのです。
逆に不快感や不安などのネガティブな感情を抑えれば抑えるほど増幅されることが心理学では分かっています。
なので
「泣かないの!」
「怖くないよ」
「どうしていつもそうなの!」
などと言って、怖がっているお子さんの気持ちを抑えるのは返って恐怖心が増幅されてしまうんです。
しかし、あなたが不快を感じているお子さんの気持ちに共感をしてあげると
お子さんは自分のを認めてくれたことで、あなたに対し
「ママ、パパは私の気持ちを分かってくれる!」
と思い
あなたを
「自分の味方」
「自分の理解者」
と感じます。
そのようなると、お子さんの自己肯定感が高まりますし、あなたに心を開くようになるので、親子での信頼関係を築きやすくなるんです。
みさちからのアドバイス
- あなたにとってそれが大した事でも、お子さんが反応することは、お子さんにとっては重大な問題だということを理解して受け止めてあげましょう。
- お子さんが不快感を感じるものに対して、軽視する発言、否定する発言はお子さんの心を傷つけますのでしないように気を付けましょう。
- お子さんが不快な反応を見せるときは、お子さんの気持ちに共感して寄り添ってあげる言葉をかけてあげましょう。
気持ちを言語化してあげよう
お子さんが何かに反応したとき、
「どんなところが嫌なのかな?」
「目の前にするとどんな風に感じるのかな?」
など
お子さんがそれに対して、どのように不安、恐怖心、嫌悪感などを感じているのか、お子さんの気持ちを詳細に聞いてあげてください。
詳細に聞くメリットは4つあります。
メリット1.お子さんの不快感を防止できる
1つ目のメリットは、あなたがお子さんの反応に対して詳しく聞くことで、お子さんが不快感を防止できるようになるんです。
例えば
着ぐるみを見て恐怖感を感じるとき、同じ恐怖感でも子供によって
- 着ぐるみが突然こっちにやってくる圧倒感が怖かった
- 着ぐるみの顔が怖かった
など、子供によって感じることが違うんです。
着ぐるみが突然来ることを怖がる子供は、着ぐるみに限らず、誰かが突然ふいにやってくることが怖がる傾向がありますし
着ぐるみの顔が怖がる子供は着ぐるみと似たような顔つきの物を見ると怖がる傾向が高くなることが推測されます。
このように、お子さんから詳しく反応が起こた原因を聞くことで、生活の中で反応するものを避けたりと、きちんとした対策をしやすくなります。
また、予め反応するものが分かっていることで、お子さんが反応をしても慌てずに対処することもできます。
メリット2.お子さんの感情が安定する
心理学には「感情ラベリング」という言葉があります。
「感情のラベリング」とは、自分自身が今感じていることを言葉に置き換えて表現することです。
例えば
- お子さんが暗いところで寝れない
「暗闇でオバケが出た夢を見たから、暗い部屋だと落ち着かなくて寝れないんだ」 - 風が怖い
「風の音が耳を突き抜けるような音がして、風がふくのが怖いよぉ」
このように、私達人間は自分が心の中に感じた感情を言葉に置き換えることで、恐怖や不安、不快感を緩和したり、ストレス耐性を高めたりする効果があるといわれています。
つまり、お子さんが感じていることを心の中に留めておくのではなく
あなたがお子さんがそれに対して、どのように不安、恐怖心、嫌悪感を感じているのかを詳細に聞いて
お子さんの口から感じていることを言葉にして出させてあげることが大切なんですね。
お子さんが何かに反応したときは、何かを感じていたから反応しています。
その感じていることに耳をじっくりと傾けて聞き、受け入れてあげる姿勢が大切になります。
あなたのその姿勢が、お子さんの不安や恐怖、不快感を和らげて安心をもたらすことができますよ。
しかし、お子さんがまだ小さい場合や内向的な子供の場合、自分の感情を上手く言語化することが難しいとされています。
実際に、幼少期の子供によくみられる癇癪(かんしゃく)の原因の一つは、自分の気持ちをうまく表現できず、分かってもらえないことによるものだといわれています。
そんなお子さんのために、お子さんの感じている感情を言葉できるように引き出せるワークをご用意しました。
このワークをすることで、お子さんの感情を詳細に理解することができますので、お子さんの不安や恐怖、不快感が和げることができます。
また、お子さんの気持ちをあなたが言葉にして伝えることで
お子さん自身が何が嫌だったのか自覚できるようになり
苦手なことにうまく対処する方法も少しずつ学んでいけるようにもなるんですね。
そして、お子さんとのコミュニケーションが円滑になったり、信頼関係の向上もされるので、親子関係がとてもよくなるんです!
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メリット3.親子関係が良くなる
人は自分の話をしっかりと聞いてくれる人に好感を抱き信頼を寄せる
という本能を持っています。
なので、あなたがお子さんが感じている気持ちを尋ね、耳を傾けて聞いてあげると
お子さんはあなたに対して
「ママ(パパ)は私に親身になって向き合ってくれる!」
「ママ(パパ)は私のことを気にかけてくれる!」
という気持ちになり、あなたへの好感や信頼が上がり心を開いてくれるようになるんです。
メリット4.自分の力で対処できるようになる
子供は自分の気持ちを内省したり、自分の不安を言葉にできる力がまだ充分に備わっていません。
なので、大人のあなたがが言葉にして伝えることで、お子さんは何が不安だったのか、不快だったのかを自覚できるようになります。
自覚できることで、自分が苦手なことにうまく対処する方法も少しずつ学んでいくようになれますよ。
みさちからのアドバイス
- お子さんが何かに反応したときは、お子さんがそれに対して、どのように感じているのか、気持ちを詳細に聞いてあげましょう。
- あなたがお子さんが感じている気持ちを言葉に置き換えてあげることで、お子さんの恐怖や不安、不快感を緩和したり、ストレス耐性を高めることができます。
- あなたがお子さんの感じている気持ちを言葉してあげる行為には、お子さんの対処能力が上がる、不快感の大元を回避できる、親子関係をよくする効果があります。
トリガーを取り除こう
HSCの子供は外界からの刺激にとても敏感で、刺激が脳内でHSCでない人の何倍にも感じられます。
例えていうなら
ある音を聞いたとき、HSCではない子は「3」に聞こえる音がHSCの子は「5」にも「6」にも聞こえているということなんです。
なので、HSCの子は、外界からの刺激に対して、とても辛く体調を悪くするほど苦痛に感じてしまったり
大半の人にとっては気にならないにことに対しても、とても辛く感じてしまい生活の妨げになることもあるんです。
HSCの子は一般的に視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚などの五感による感覚や、周りの人の感情に対してとても敏感なことを指しますが
子供によっては温度感覚や平衡感覚などに敏感な子もいます。
なので、どの刺激に敏感なのかは子供それぞれ違うんですね。
例えば
聴覚に敏感な子どもは、誰かが大声で話していると耳元で叫ばれているような感覚を感じ恐怖心を感じたり
他の子にとって気ならない雑音であっても、近くで大きなサイレンを鳴らされているように聞こえて苦痛や不安を感じます。
触覚に敏感な子でしたら、服の素材が少しでもザラザラしていたり、ベタベタしていたりすると不快で耐えられなくなり、そうした服を着ることができなくなってしまいます。
タグが肌に当たるようなら、針で突き刺されるような苦痛として感じることもあります。
嗅覚が敏感な子であれば、給食などの匂いが気になって授業に集中できない、なんてことにも。
味覚に敏感な子であれば、ちょっとした苦みや酸味なども嫌がったりと、こだわりが強くなり偏食が多かったりすることがあります。
また、感情に過敏の子は、親や友達などのちょっとした発言など、あっさりと忘れてしまいそうなことでも深く受け止めて考えてしまったり、周りに叱られている人がいたら自分が叱られているように感じ辛く感じたり、周りの空気を読みすぎて気を使いすぎて疲れることも。
他にも感覚が過敏だと、人混みでグッタリする、光がまぶしい、暗闇が怖い、なんてこともあります。
ですので、まずは、お子さんがどの刺激に過敏に反応をするのかを見極めるために、お子さんを観察しましょう。
お子さんからしっかりと話を聞くことも大切です。
お子さんがどんなことが不快に感じるのか?
不快に感じたときにそれがどんな風に不快なのか?
詳しく掘り下げて聞くことが大切です。
見極めたうえで、お子さんの刺激を緩和させる環境調整や低減させるグッズなどを使ってお子さんが過ごしやすい環境を作ってあげることが大切になります。
また、疲れや不安など精神的なストレスががあるときに感覚過敏が悪化することもあるので、充分な休養の確保やお子さんの気持ちに寄り添う精神的なケアをすることを心掛けましょう。
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感覚過敏は周囲から見えない症状で、人によって過敏さの表れ方や度合いが違うため、なかなか理解を得られにくいのが現状です。
なので、お子さんの症状を周囲に具体的に説明し、理解してもらえるよう心掛けることもとても大切なことになります。
みさちからのアドバイス
- HSCは視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚などの感覚や周りの人の感情に対してとても敏感なことを指します。
- どの刺激に敏感なのかは子供によってそれぞれ違いますので、お子さんがどの刺激に敏感なのかを見極めて、対策をして過ごしやすい環境を作ってあげることが大切です。
- お子さんに疲れやストレスがあるときに感覚過敏が悪化することもあるので、充分な休養の確保やお子さんの気持ちに寄り添うケアをすることを心掛けましょう。
- お子さんの症状を周囲に具体的に説明をして、理解してもらえるよう心掛けましょう。
子供のペースを尊重しよう
HSCの子は思慮深い、という特徴があります。
例えば、お子さんがあなたに
「リンゴ、食べる?」
と聞かれたら
お子さんは
「何故、ママは私にリンゴを勧めたんだろう?」
と考え始め、すぐには返事に至りません。
このようにHSCの子は何ににしても思慮深く色々考えを巡らせて考えているんですね。
そして自分が納得してから行動するため、どうしても行動するまでに時間がかかります。
また、HSCの子は、物事を先々のことまで考えてしまうため
それが本当に安全なのか?大丈夫なのか?
を確認しながら慎重に行動する傾向があります。
なので、行動するペースも時間がかかってしまうんですね。
このように何でも、じっくり考えてから行動する子どもに対してもどかしくなり
ついつい
「早くして!」
と言いたくなることもあると思います。
しかし、HSCの子は急かされることをとても嫌います。
なので、お子さんのペースを尊重することがとても大切になるんですね。
HSCの子は、ペースがゆっくりなので、周りの子と同じペースで進めないといけない学校のような集団生活は苦手な傾向があります。
お子さんは学校での集団生活で周りのペースに合わせることに疲れていることも多いので
家庭では、お子さんのペースで進める環境を作ってあげることが、お子さんのメンタルの安定にはとても大切なことになります。
どうしても集団生活がお子さんにとってストレスになってしまうでしたら
「特別支援学級」という少人数で学習できる方法もありますので学校に相談してみましょう。
みさちからのアドバイス
- HSCの子はじっくり考えながら物事を勧めたいので、急かされたり、自分のペースを乱されることをとても嫌います。
- お子さんの思慮深さを評価して、お子さんのペースを尊重してあげましょう。
- HSCの子は集団生活が苦手です。
なので、学校ではとても疲労しますので、家庭ではお子さんがリラックスできる環境を作ってあげましょう。
子供に決めさせよう
HSCの子は敏感なのでちょったことにも不安や恐怖心を感じてしまい嫌がったり、手を付けないことも多いと思います。
そのようなことが続くと
「このままでは将来大丈夫なのか」
「子供が嫌なことから逃げてばかりになるのは困る」
などと、心配になることもあると思います。
しかし、心配だからとお子さんが怖がっていることを無理にさせようとすることは、お子さんにとって
思いやりではなく、ただのお節介
だということを認識しましょう。
また、そのようなことをするのはお子さん自身にとっても
お子さんのためになるのではなく
むしろ、お子さんのペースを乱すだけです。
場合によっては、ストレス反応が出たり、落ち込んだりすることも増えてきます。
酷くなると、うつ病のような症状が出たりすることもあるんです。
そして、お子さんに無理にさせる行動の根底は
お子さんのためではなく、あなたの心配を埋めるためにお子さんにさせている
という親のエゴの押し付けなんですね。
それでは、お子さんにとって悪い影響がでるのも当たり前ですよね。
また、このようにお子さんが苦手なことを無理にさせる行為を続けると
お子さんは自分ができないことに返って自己肯定感や自信を喪失させてしまいます。
あなたも、苦手だと思っていること、嫌だと思っていることを誰かに無理にさせられたら苦痛に感じるのではないでしょうか?
お子さんも一緒なんですね。
HSCは生まれつきの気質なので治すことはできません。
お子さんのありのままを受け止めてあげ、お子さんができない事ではなく、興味があることにたくさん触れさせてあげることが大切です。
お子さんが不快感でいっぱいになる時間よりも、いっぱい笑顔になれる時間を作ってあげましょう!
みさちからのアドバイス
- お子さんが嫌がること、できないことを無理にすることはお子さんに悪影響になります。
- おこさんのありのままを受け止めてあげましょう。
- お子さんが苦手なものではなく、興味があることにたくさん触れさせてあげることが大切です。
- 不快感でいっぱいになる時間よりも、いっぱい笑顔になれる時間を作ってあげましょう。
子供が分かるように丁寧に説明しよう
「歯医者さんが怖くて行きたがらない」
「注射が痛くて嫌がる」
など、お子さんにとってどうしても必要な事なのに、お子さんが嫌がったり、怖がってしまうことってありますよね。
HSCの子は敏感なのでちょったことにも不安や恐怖心を感じてしまったりと物事にとても慎重な特徴があります。
なので物事に対して消極的だったり、なかなか手をつけられないこともよくあります。
そのような特徴があるため、HSCの子を持つ親は子供のことを何でも率先して決めてしまう傾向があります。
しかし、親が何でも勝手に決めてしまうとお子さんはとても不安になります。
というもの、私達人間は詳細が分からないものに対して不安を感じる本能を持っているからです。
例えば
あなたはいつまでもだらだらと続くミーティングに不快感を感じた経験はありませんか?
それは、ミーティングがいつ終わるのか詳細が分からないからです。
また、あなたが誰かに何も分からない場所に連れて行かれるとしたら
「どんなところに連れて行かれるのか」
と不安を感じませんか?
しかし、それがどんな場所で何があるのかが分かると安心しますよね。
お子さんもこれと同じことが当てはまり、あなたがお子さんに分かりやすく説明することで不安感や恐怖感が和らぐんですね。
なので何かするときは、お子さんに事前にしっかりと説明しておきましょう。
例えば
歯医者さんに行くのなら、歯医者さんの絵本やパンフレットを見せる
など
説明するときに、イラストなどの視覚情報があるとより分かりやすく伝わります。
お子さんが不安のまま行動すると、警戒心から上手く行動できなかったりと益々不安になることがあります。
そうならないためにも、お子さんが前もって詳細が分かるのと分からないのでは不安感、安心感がだいぶ変わってきます。
もし、お子さんがすでに嫌がっていたり、怖がっていたりしても
お子さんに説明するときに、あるポイントを使い説明することで、お子さんの不安感や恐怖感をグッと和らげることができるんです。
また、お子さんに安心感を与えたり、行動に対して前向きに捉えることができるようになれるんです。
そのポイントを活用した説明の仕方が学べるワークは
こちらから、もしくはオススメの心理学からご覧ください(^^)/
近日公開予定!
子供の不安や怖がりをグッと良くするワーク
お子さんが何かさせるときは、このワークを繰り返し活用することで、段々とお子さんの積極性が上がったり、親子関係がとてもよくなっていく効果もあるんです。
興味がある方は、是非やってみてくださいね!
みさちからのアドバイス
- 親が何でも勝手に決めてしまうとお子さんはとても不安になります。
- することを、あなたがお子さんに分かりやすく説明することで、お子さんの不安感や恐怖感が和げることができます。
- 説明するときは、写真やイラストなどの視覚情報があるとより分かりやすく伝わります。
- ワークを活用して説明をすることで、お子さんの不安感や恐怖感をグッと和らげることができます。
HSCではない他の子が羨ましく思うママへの対処法
「他の子は全然平気なのに、自分の子は気にしすぎる」
「〇〇ちゃんはできるのに、自分の子はできなくて心配」
物事に過敏に反応するお子さんに対してこのように感じていませんか?
他の子供は全然平気なのに、自分の子は戸惑って上手くできない、、、
このような姿を見ると心配になりますね。
私達人間は周りの環境に大きな影響を受ける生き物なので、HSCの子を持つ親は自分のお子さんと、つい身近にいるHSCではない周りの子供達と比較しがちになります。
「隣の芝生は青く見える」という有名な言葉がある通り
人間は他人が持っていたり備えていたりするものは、自分のものよりもよく見えてしまう
という心理を持っています。
例えば
自分のパートナーに、ちょっとした悩みや不満があったときに
楽しそうに会話をしている夫婦を見かけたら、すべてが円満で上手くいっているように見えて
「なんて仲良しな夫婦なんだろう、それに比べて家は、、」
と思ってしまいがちです。
しかし実際は、その楽しそうに会話をしている夫婦も
お互いに何かに不満を抱えていたり、その時がたまたま会話が盛り上がっていただけかもしれません。
また、夫婦仲が上手くいっていたとしても何か持病に苦しんでいたり、金銭的な悩みを抱えているかもしれません。
このように、私達人間は他人の分かりやすく目に見えている一面だけに注目し、それを他人を見るときの判断材料にしてしまいがちなんです。
SNSの投稿などもこれと同じことが言えます。
インスタグラムを開くと
「今日はこんな素敵なところに行きました」
「先程、こんな美味しいご飯を食べました」
など、キラキラと輝いているリア充投稿に溢れていますよね。
SNSを開くときは大抵一人で時間が空いたときのことが多いと思いますので
そんな暇なときに他人のリア充投稿を見ると
「自分は今日何もないのに、みんなすごい楽しんでていいな」
とむなしい気持ちになるんですね。
SNSを投稿している側も、毎日このような楽しい時間を過ごしているわけではありません。
あなたと同じように日々いろんなことを感じ、質素に過ごしている日も当然あります。
ですが、そんな生活のネガティブな部分を隠し、生活の絶頂の部分だけをを切り抜いた投稿なのにも関わらず
私達はそんな投稿を目にすると、それがその人のすべてに思えてしまい
「〇〇さん、毎日がすごく充実していて楽しそう。いいなぁ」
となってしまうんですね。
このように、私達人間は
- 他人の分かりやすく目に見えている一面だけに注目し、それを判断材料にしてしまいがちなこと。
- 本当は大した差がなくても、他人の物がよりよく見えてしまうこと。
を自覚することが大切です。
どんな人にも短所と長所が存在します。
その証拠に、栄光を成し遂げた天才と呼ばれている偉人達もその点がずば抜けてすごかった、ということであって
決して全てのことが完璧にできたわけではありませんでした。
天才として有名なダーウィンや、アインシュタインなどは、IQや創造性にはとても長けていましたが
対人コミュニケーションに難があり、他人の表情や言葉のニュアンスを汲み取れず孤立していたと言われています。
もし、あなたがHSCであるお子さんをそうではない他の子供と比較をしたり、羨ましく思うのであれば
それは他の子の短所を見ずに長所だけに目向け、肝心なお子さんの長所を見ずに短所だけを見ていることになります。
お子さんにとってこんな悲しいことはありません。
どんな子にも
得意なこと、不得意なことがそれぞれ違う。
ということを認識し、お子さんの長所に目を向けて褒めて伸ばしていくことがHSCのお子さんと向き合う上でとても大切な姿勢になります。
褒めるときは、他のお子さんと比べて褒めるのではなく、過去のお子さんのできと今のお子さんの出来を比べて上達具合を褒めてあげましょう。
例
- ✖「〇〇ちゃんより上手くできたね。偉いわね」
- 〇「この前は1分できたのに、今日は3分できるようになったのね、頑張ったわね」
お子さんを褒めるときは
他人と比べるのではなく過去のお子さんと比べる
これは、鉄則ですよ!
比較することなく心理学的に正しいお子さんの自己肯定感を高めながら能力を上げることができるワーク。
そして、お子さんのやる気や能力を伸ばす心理学的に正しい褒め方ができるようになれるワークはこちらから!
もしくは、最後のカテゴリー「オススメの心理学」からできるので参考にしてみてくださいね(^^)/
みさちからのアドバイス
- HSCのお子さんをHSCではない他の子供と比較をしたり、羨ましく思うのは、他の子の短所を見ずに長所だけに目向け、お子さんの長所を見ずに短所だけを見ている。
ということ。 - どんな子にも得意なこと、不得意なことがそれぞれ違うことを認識しましょう。
- お子さんの短所ではなく長所に目を向けて褒めて伸ばしていくことがHSCの子なお子さんと向き合う上でとても大切な姿勢になります。
- お子さんを褒めるときは他人と比べるのではなく過去のお子さんと比べましょう。
みさちからオススメの心理学
お子さんや親子関係の悩みを解決し
お子さんがたくさん笑顔になれる、そしてあなたとお子さんの親子関係がグッとよくなる心理学、お子さんの能力を伸ばせる心理学をご紹介します。
是非、よかったら参考にしてみてくださいね(^^)
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