どんどん好きになってもらえる!気になる人の気を引くワーク

気になる人と距離を縮めたいけど、どうしていいか分からない
気になる人とどう接していいのか分からない
仲良くなってビジネスやコミュニティで上手くやっていきたい
気になる人ができたら仲良くなりたくなるのは当然ですよね。
だけど、そんな気になる人だからこそ慎重になっていざ目の前にすると緊張したり、頭が真っ白!なんてよくあることです。
コミュ力に自信がない人でも気になる人に好印象を与える3つのテクニックはこちらで解説しているので興味のある方はご覧ください(^^)
「コミュ力に自信がなくてもOK!気になる人と仲良くなれる心理学的テクニック」
今回は気が付いたらあなたのことを「なんか気になる」と相手に意識させることができるワークを一緒にやっていきましょう。
相手にあなたのことを「なんか気になる」と意識させることができれば、相手に受け入れやすく、当然仲良くなりやすくなれます。
これは恋愛、友達作り、ビジネスなどの人脈作りにも非常に役立てるので是非ワークを活用してみましょう。
目次
「なんか気になる!」を作れるテクニック
私達人間は
ある特定の物に触れれば触れるほどそれを好きになっていく
という性質を持っていて、この性質を
単純接触効果
と言います。
単純接触効果は、ビジネスの世界でも幅広く活用されていて、例えばあなたは何か商品の購入を検討したとき、ついテレビのCMやネットなどでよく見かける広告のものを選んでしまった経験はありませんか?
これは、まさに単純接触効果によるもので、各企業はこの単純接触効果の効果を狙って大きなコストがかかるにも関わらず、自社製品の宣伝に力をかけているんですね。
実際の研究でもファーストフードの広告に触れれば触れるほどファーストフードに対して好意的な印象を持ち、購入回数が増えることが分かっています。
このように私達が日常的に行っている様々な決断には、無意識のにもこの単純接触効果が大きな影響を与えているんです。
単純接触効果を人間関係に当てはめると、相手に接触する回数が多ければ多いほど、相手の中で自分に対する親近感や好感度が高まるんですね。
実際に単純接触効果を検証する実験でも、見た回数の多い人物ほど高い好感を抱くという結果が得られているんです。
このことからも、単純接触効果は人間関係の関係の進展や親密さの向上、印象を上げるうえでとても効果的なテクニックと言えるんですね。
では、実際の人間関係で単純接触効果を効果的に活かすにはどうすれば良いのか、お話していきます。
どんどん好きになってもらえる!気になる人の気を引くワーク
単純接触効果の4つのポイントをお話します。
各ポイントの後に「ワーク」がありますので、取り組むことで単純接触効果の効果を上げることができます。
ポイント1.時間よりも回数
単純接触効果は接触が多いほど、相手との親密度や好感度が高まる現象ですが、単純接触効果を活かすためによく誤解されがちなのが
相手に多く会うこと = 長時間一緒にいる
という誤解です。
単純接触効果において大切なのは、会う回数であり、会っている時間の長さではありません。
例えば、1回10分の接触を6回繰り返すのと、1回30分の接触を2回とでは、トータルの時間は同じでも、得られる相手の好意は前者の1回10分で6回の方が大きいというのが単純接触効果になります。
なので、気になる人と丸1日の時間を作って過ごすことを月に1回するよりも、平日の夜に過ごしたり、昼間にランチしたりと時間は短くても回数会うことを繰り返した方がお互いの距離や親密度を上げるには効果的なんです。
また単純接触効果は、ちょっとした挨拶、すれ違うときの軽い雑談でも効果があることが分かっています。
なので、 気になる人に積極的に挨拶をしたり、エレベーターなどが一緒の時は挨拶や一言でも声をかけたりして、接点を持ってみましょう。
まだあまり親しくない関係の場合は、話さなくても相手の視界に入るだけでも効果がありますのでなるべく相手の視界に入るようにこころがけましょう。
なので、席や立ち位置などでは相手の後ろより、相手の視界に入る前の方が効果的です。
しかし、学校や職場、大勢がいるよく行く公共の場ではいつも同じ人と1度にたくさんの人と会っていますが、会っている全員に好意を持つようにはなりませんよね。
視界に入っても相手の印象に残らなければ、会っていないのと同じになってしまうんです。
印象に残したいときは、会釈をする、目が合ったら笑顔になる、相手と共通の物や興味がある物を身に付けるなど相手の印象になることをし、相手に認識されることが大切といえます。
このような印象に残すことを繰り返すことで
「この人よく会うな」「この人はどんな人なんだろう?」
と、相手から思われるポジションを目指すのが相手との距離を縮める近道になります。
つまり、単純接触効果は続けることで相手の警戒心を解き、信頼度を高めたり親近感、興味を持ってもらいやすくする効果があるということなんです。
しかし、不機嫌な態度をするなど悪い印象を残してしまうのは同じ印象を残すという点でも逆効果に働いてしまいますので気をつけましょう。
また、遠距離や忙しいカップルが破局しやすい原因の多くはこの単純接触効果にあります。
遠距離だとなかなか会えないので会う回数が減ることで気持ちが離れやすくなり破局しやすくなります。
忙しいカップルも、忙しいと長時間一緒に過ごせる日は少なくなりますので、真面目な人ほどその申し訳ない気持ちからより長時間のちゃんとしたデートできる日を作ることに拘りがちになり結果、会う回数が減ってしまいますが、そんなときこそ短時間のデートを心掛けてして少しでも会う回数を増やしていく方が、忙しい中でもお互いの親密度を保てるんです。
ワーク
あなたと相手との関係性ごとに取り組むワークが違いますので、ここから、あなたと相手との関係性に応じたワークをしてみましょう。
☆ワーク1.まだあまり話したことのない仲の場合
☆ワーク2.顔見知りだが殆ど話したことがない仲
☆ワーク3.顔見知りで話したことのある仲の場合
ワーク1.まだあまり話したことのない仲の場合
ワーク1-1
まだあまり話したことのない仲の場合、できるだけ相手の視界に入ることが効果的ですが、どの場でどのように視界に入ることを考えますか?
書き出してみましょう。
解説
前持ってきちんとシチュエーションしておくことで、実際にその場になって、アタフタして「こんなはずではなかった」ということになる確率を減らすことができます。
ワーク1-2
学校や職場、大勢がいるよく行く公共の場では1度にたくさんの人と会っています。
会っている全員に好意を持つようにはなりませんよね。
つまり、視界に入っても相手の印象に残らないなら、会っていないのと同じになってしまうんです。
なので、相手に印象を残すことが大切です。
あなたは相手に印象をの残すためにあなたはどんなことをしますか?
例
- 会釈をする
- 目が合ったら笑顔になる
- 相手と共通の物や興味がある物を身に付ける
- 今注目されているものを持っていく
ポイント
見た目の印象が悪くなるのは逆効果になりますので、身だしなみには気を付けて清潔感がある格好で行くのは基本になります。
人は周りにいる人を基準に比較をするので、周りが劣っているものを見つけてそこで自分が優位な立場に立てば良い意味で注目されやすくなります。
例えばファッションにあまり気を使わない人ばかりの集団の中で自分だけしっかり気を使うことで、いい意味で相手の印象に残ります。
人は自分と共通点がある人に好印象を持つ性質があります。
ですので、相手がイヤホンを身に付けてたら自分も身に付けてみたり、相手が本を持っていたら自分も持ってみるなど、相手と同じものや相手が興味がありそうなものを意識して身に付けてみましょう。
何回か接触して話しかけるときに話しかけるきっかけがつかみやすくなる効果もあります。
相手の印象に残そうと奇怪な行動をしたり、奇抜な服装をするのは悪い意味で印象に残りやすくなるので止めておきましょう。
ワーク2.顔見知りだが殆ど話したことがない仲
ワーク2-1
慣れないうちは笑顔で「挨拶」から始め、慣れてきたら「挨拶+一言」のしていきましょう。
「挨拶+一言」はどんな言葉をかけますか?
「おはようございます」「お疲れ様です」など、相手によく使いそうな、それぞれの挨拶にどんな一言をかけるのか書き出してみましょう。
例
- 「おはようございます。今日も一日頑張りましょう」
- 「おはようございます。今日はいい天気ですね」
- 「お疲れ様です。最近遅くまですごい頑張られていますね」
- 「お疲れ様です。お互い良い週末をすごしましょう」
解説
前持ってきちんとシチュエーションしておくことで、実際にその場になって、アタフタして「こんなはずではなかった」ということになる確率を減らすことができます。
ポイント
- 相手の目を見て笑顔で話しましょう
- 腕組みは控えましょう
- 良い姿勢で話しましょう
ワーク3.顔見知りで話したことのある仲の場合
ワーク3-1
顔を合わせるときにどのような雑談をしますか?
3つほど書き出してみましょう。
解説
前持ってきちんとシチュエーションしておくことで、実際にその場になって、アタフタして「こんなはずではなかった」ということになる確率を減らすことができます。
ポイント1
すれ違ったり、数分の接触の場合は雑談の内容は簡単なものにし、雑談の内容は1つだけにしておきましょう。
前持っていくつか雑談を用意しておくことで、その状況に応じた雑談が出しやすくなります。
ポイント2
私がオススメする雑談の内容は
「相手の興味がある物について教えてもらう」
です。
例えば、相手が読書が好きだったら
「お勧めの本教えてもらえませんか?」
と尋ねるということです。
人は自分の興味あることを共有したいという本能を持っていますので、相手が興味があることを尋ねると話が盛り上がりやすくなるんです。
人は共通点がある人に好印象を感じるので、相手との共通点できるという点でもオススメです。
例の場合でしたら「読書好き」という共通点ができ上がります。
また、この
「教えてくれてください」
にも、絶大な効果が含まれています。
あなたは何か自分の興味があることを教えたり、アドバイスをしたくなるのはどんな人ですか?
それはおそらく、あなたの親しい人や好意的に思っている人ではないでしょうか。
決して自分の嫌いな人、苦手な人にはしたくならないですよね。
人は、基本的に何かをアドバイスするときは自分にとってその人が親しい人、好意的に思っているからこそアドバイスをしたくなるんですね。
つまり、先程の
「お勧めの本を教えてもらえませんか?」
のように相手にアドバイスを求め、相手があなたにアドバイスをすると
アドバイスをした相手は、あなたにアドバイスをした理由を無意識にも
「相手のことを好意的に思っているからしたんだ」
と思い、あなたへの好感度が上がるんですね。
もし、あなたが相手の興味がある分野にあまり知識がない場合は
「最近興味を持ったので、教えてください」
のスタンスでいきましょう。
自分がもともと興味がある場合は
「自分もそれが好き」ということを全面的にアピールすると更に共通点の認識が強くなり好印象を持たれやすくなります。
もし、相手の興味があることが分からなかった場合は、相手の私物や身に付けているものから見つけてみましょう。
SNSなどが分かっている場合はそこから発見しやすいと思います。
相手に教えてもらってことを実践したら必ず「感想+お礼」をしましょう。
先程の例でしたら
「この前、教えてもらった本すごく面白かったです。主人公の信念の強い生き方にとても心が打たれました。最後は感動して涙が出てしまいティッシュが手放せなくなっちゃいましたよー」
人は誰かに貢献したいという本能を持っていますので「自分のしたことでこれだけ喜んでもらえた」ということに相手の自尊心を満たすことができあなたへの好感度が上がるんですね。
ポイント3
- 相手の目を見て笑顔で話しましょう
- 腕組みは控えましょう
- 良い姿勢で話しましょう
ポイント4
話しの合間に「うん、うん」などの相づちを入れてみましょう。
話の合間に相づちをいれることで相手に「自分の話をちゃんと聞いてくれてる」という印象を与えられます。
相づちが上手くなりたい方はこちらから学ぶことができます。
ポイント2.SNSを活用する
ここ最近はコロナウイルスの影響でテレワークが増えたり、自粛ムードもあり、なかなか直接会うことも難しくなってきましたよね。
しかし、この単純接触効果の嬉しいところは、直接会わなくても効果を発揮してくれるんです!
単純接触効果において大切なのは
できるだけ頻繁に相手に意識されること
なので、それを満たすことであれば、手段や方法はどんなものでも構いません。
その方法の1つとして気軽にできるのが
SNS
です。
つまり、SNSを上手く活用して単純接触効果を得ようというわけです。
ワーク4
ステップ1
相手がSNSをよく使う人であれば、フォロワーやお友達になって繋がりを持っておきましょう。
注意点
相手のSNSを勝手にフォローすることはNGです。
SNSでの繋がりを重視するあまり、相手から教えられてもいないのにも関わらず相手のSNSを勝手にフォローして「いいね」をしたり「コメントをする」ことは
単純接触効果が働くよりも、むしろ怖がられてしまいます。
必ず、相手に「SNSをフォローしたいんだけどいいかな?」とお伺いを入れましょう。
しかし、いきなり、このようにお伺いを立てるのも不自然に感じさせますので
これから私が提案することを、相手に自然にお伺いを立てフォローをOKしてもらえるようにすることの参考に是非してみてくださいね。
提案1.SNSの話題を出す
自分が最近見て面白かったり、印象深いSNSの投稿の話を相手にして、その投稿の画面をみせましょう。
ある程度、話が盛り上がったところで
「そういえば、Aさんのインスタグラム、まだフォローしてなかったよね?フォローさせてもさえるかな?」
とお伺いを立てましょう。
提案2.共通の話題を出す
自分と相手の共通の趣味やお互いが興味があることの話をしましょう。
ある程度、話しがまとまったところで
「私のインスタグラムでも、これに関して投稿してるから、良かったらAさんのインスタグラムフォローさせてもらえるかな?」
とお伺いを立てましょう。
提案3.知り合いを使う
あなたの知人が気になる相手とSNSで友達になっている場合は関連する投稿として相手の投稿がSNS上で反映されることがあります。
そこから相手の投稿を見たことを相手に伝え、相手の投稿を褒めて、自分が相手の投稿に関するものに興味があることをアピールして、お伺いを立ててみましょう。
「Bさん(知人)とインスタグラムでフォローし合っているんだ。それでBさん系列でAさん(気になる人)の投稿見たんだけどすごくよかったよ。私も〇〇が好きだからもしよかったらAさんをフォローさせてもらえるかな?」
ステップ2
相手が何か投稿した時は「いいね」をしましょう。
「いいね」をすることで、あなたを意識してもらえやすいですし、あなたの投稿をみて「いいね」返しをしてもらいやすくなり、あなたを意識する回数を増やすことができます。
ステップ3
できるだけ、毎日SNSに投稿してみましょう。
投稿することで相手に見てもらえれば、その分あなたのことを意識する回数が増えます。
ポイント
あなたの顔が映る投稿をすると「単純接触効果」としては実際会っているのと同じような効果が期待できます。
投稿内容は、「相手が興味のあるカテゴリー」「ペット」「子供に関わるもの」がオススメです。
ネガティブを連想させる投稿は、あなたにネガティブなイメージが乗っかりやすいので避けましょう。
相手が興味があるカテゴリー
あなたがSNSの投稿を見るときどんなものを見ますか?
おそらく自分が興味があるカテゴリーを見るのではないでしょうか?
つまり、相手に自分の投稿を見てもらうには、「自分が投稿したい内容」ではなく「相手が見たい投稿」に重点を置いて投稿の内容を決めることが大切です。
相手が興味ある物を意識した投稿をすることで、相手に見てもらえる確率も高まりますし、自分と相手との共通点の一致をアピールすることができますので、相手に親近感を持ってもらいやすくなります。
ペットに関わる投稿
あなたがペットを飼っていて、相手が動物が苦手とかではなければペットの投稿をするのは好印象を与えるのにとても効果的です。
なぜなら、人はペットを大事に可愛がっている人を見ると「優しさ」を感じさせることができます。
また、家庭を持った時に長期的に愛情を与えてくれるという印象を与えてくれるんですね。
相手も同じ動物好きなら共通点となり親近感を深めてもらえます。
子供に関わる投稿
「姪っ子と遊んだ」「友達の子供にプレゼントを買った」などの内容の投稿は好印象を与えるのにとても効果的です。
なぜなら。人は子供を可愛がっている人を見ると「優しさ」「誠実さ」を感じさせることができます。
また、家庭を持った時に長期的に愛情を与えてくれるという印象を与えてくれるんですね。
あなたと子供が笑顔の写真や「甥っ子が可愛くてくて仕方ない」のような内容を入れておくと子供をとても可愛がっていることが強く感じられて更に効果的です。
ポイント3.ラインやメールを活用する
ラインやメールは、あなたと相手に直接コンタクトをとることができるツールになりますので、ラインやメールを送ることで単純接触効果を発揮します。
単純接触効果を働かせるのは、相手と接触する頻度が多い方が良いのですが、1日に何通も送るのは相手にとって迷惑になってしまう可能性もありますので、 連絡頻度は相手の反応を見極めてから試していきましょう。
あまり親しくない仲の時や、連絡を交換したばかりの時は 1日1通程度で短い内容のものを送るようにしてみましょう。
また、相手から返信がないのに送ることは避けましょう。
相手と話しが盛り上がりやすい内容として
- 相手のSNSの投稿の内容
- 相手の興味がある分野の内容
- 相手の興味がある、詳しい分野の物について教えてもらう
これについては「こちら」を参考にしてみましょう。
人は自分の興味があることを認められたい、共有したいという性質を持っているため、これらのことはその要素を満たすことができ話が盛り上がりやすいんです。
また、ラインやメールで好印象を与えるテクニックに関してはこちらから解説しているのでご覧ください(^^)/
「モテ度アップのLINE術!気が合うと思わせる最強のテクニック」
ポイント4.物を活用する
単純接触効果は「物」からも働かせることができるんです。
どんな物から働かせることができるのかと言いますと
あなたに関連する物
です。
つまり、あなたに関連するものを普段から相手に身に付けてもらえたり、目に入りやすいところに置いてもらえたら、それを見るたびにあなたを意識してもらいやすくなるということなんですね。
つまり、あなたが相手に直接何かアクションを起こさなくても相手が自動的にあなたを意識して単純接触効果を発揮してもらえるということになるんです。
しかし、実際そのような物と考えると、なかなか思いつかないですよね。
ですが、そのような物があるんです。
何だと思いますか???
それは
プレゼント
になります。
プレゼントは、あなたから相手に渡すものなので当然その物の中にあなたが乗っかります。
誕生日やクリスマスなど、相手にプレゼントを贈る機会があるなら、単純接触効果を利用する大チャンスです。
また、プレゼントを贈るとは、記念日だけと思われがちですがそんなことはありません。
相手が興味ある物、好きな物に関連するものを、たまたま見かけたから、という理由でプレゼントしたり
あなたがどこか旅行に行ったお土産で何かを渡したり
相手が何か探していて手助けのつもりでオススメの物をプレゼントするのもありだと思います。
ですが、この場合、あまり高価なものですと相手に取って返って負担になったり、恐縮される恐れがあるのでリーズナブルな小物程度の金額の物にしておきましょう。
また、相手を飲み物や栄養ドリンクや気遣って差し入れするのも単純接触効果を発揮します。
ポイントは、相手が好きな物で、かつ、できるだけ毎回同じ物にすることです。
同じ物にすることで、コンビニやスーパー、CMなどでその商品を見かけたと同時に、あなたのことを意識して単純接触効果を発揮しやすくなるからです。
ワーク5
単純接触効果を発揮できるプレゼント選びのワークになります。
記念日以外のプレゼント選びは「 リーズナブルな小物程度の金額の物」を意識してワークを行ってください。
ステップ1
相手が好きなジャンル、興味があること、好きなキャラクター、よく身に付けている物、よく使用している物など、相手が関心がありそうな物を書き出していきましょう。
相手がその物のどんなジャンルが好きなのか分かる場合はそこまで詳細に思いつく限り書きましょう
例
- 健康関連(サプリメント、食事、マッサージ)
- 美容(化粧品、ロクシタン、オーガニック系)
- 映画(アクション、SF)
- 読書(小説、好きな作家:池井戸潤)
- リラックマ
- ファッション(フレアスカート、白の緩めのカットソー)
- 料理(ゆで卵、和食をよく作る)
ステップ2
相手が最近悩んでいたこと、困っていたことはありましたか?
例
- 手が乾燥する
- 肩こり
- 仕事と家事のバランス
ステップ3
「ステップ2」の悩みを解決できるグッズを思いつく限り書き出しましょう。
例
- 手が乾燥する:ハンドクリーム、ハンドケア手袋
- 肩こり:マッサージグッズ、ツボ押しグッズ
- 仕事と家事のバランス:時短グッズ(ドライヤーボール、詰め替え不要ホルダー、ゆで卵メーカー、お掃除ロボット)
ステップ4
相手が最近欲しいと思っていたものは何かありましたか?
ステップ5
「ステップ1」で書き出したもの中で「ステップ3」「ステップ4」のどちらかに該当している物をいくつか選び書き出しましょう。
ステップ6
「ステップ5」で選んだもののなかで、相手が「日常的によく使ってくれそうなアイテム」「日常的に視界に入りそうなアイテム」を選び出し書き出しましょう。
ステップ7
「ステップ6」で選んだものの中で相手が「長期的に使ってくれそうなアイテム」を選び出し書き出しましょう。
解説
それが、相手にプレゼントして単純接触効果を発揮するプレゼントになります。
カラーがいくつかあって迷ったときは、相手の好きな色、よく身に付けているカラーの物を選びましょう。
単純接触効果を活かすコツ
単純接触効果を使用するときに、最大限に活かすコツをお話します。
コツを理解して上手に単純接触効果を使い、相手と距離を縮めていきましょう。
無限ではない
単純接触効果は、対象と接する回数を増やし相手に親近感を与えることができるテクニックですが、しかしその効果は無限ではありません。
心理学では、単純接触効果は10回を過ぎると効果は変わらなくなるということが分かっています。
広告などでも、目にする商品も最初は目新しさから注目しますが、何度も同じ広告に触れると、それが当たり前になり日常化してしまい注目されなくなってしまうんですね。
つまり、対象に接触し接触を重ねるごとに親近感がわき、10回目の接触がピークに、親近感は上がらなくなるということなんです。
デートで10回頑張って会ってもそれを過ぎたら、後は25回会ってどんなに頑張ったところで、たいして親近感や好意上がらないということなんですね。
なので、最初の10回を大切にしましょう。
相手との距離を縮めるためには、このタイミングを1つの目安としてアプローチを仕掛けていくのが良い戦略になります。
また、会ったときにイマイチだったという方も「10回はチャンスがある」ということなので、数回会った相手にあまり良い印象を持たれていなくても、挽回できるチャンスはあるので反省点を活かして諦めずにアプローチしていきましょう。
短期決戦
前項で、単純接触効果の効果は10回までということをお話ししましたが、実はその1回1回の接触の間隔にも注意が必要になります。
というのも、この単純接触効果は
対象物に、ある一定期間に何回も触れることで効果が出る
ということなんです。
確かに
テレビのCMの商品などは、殆どの商品は一定期間に集中してCMをかけていますよね。
同じ番組内で同じようなCMが何回も流れて、番組を変えても同じCMが流れていますよね。
これは先程お話しした通り、単純接触効果を狙って、ある一定期間に宣伝したい商品に何回も触れることによって、そのテレビCMが宣伝している企業や商品に親近感や好感を持たせるように仕組んでいるということなんですね。
つまり、相手に親近感や好感を持ってもらいたいときは、これと同じことを実践しなければいけないんですね。
なので、1度接触を図ったら短期決戦で接触を重ねて行くことが大切になります。
では、実際どれくらい接触を取らないと効果が薄れると思いますか?
答えは
15日
です。
最低でも15日に1回のペースで接触しないと好意は薄れていき、逆にそれ以上の頻度で接触を取っていると好意が増していきました。
つまり、15日に1回以上の頻度で接触をすることが、単純接触効果を使用して相手との距離を縮めることに大切なポイントになります。
単純接触効果が働いたと思いましたら、思い切って本格的なデートに誘ってみましょう。
最近流行りのマッチングアプリなどでも,ダラダラとやり取りを続けるのは禁物で、ある態度やり取りをして打ち解けたら会う約束を取り付け、会って良い感じでしたら近い日に次のデートを申し込むのがマッチングアプリの戦略としての基本になります。
効果を得る人は限定される
単純接触効果は、接触をしても誰でも同じ効果を得られないことが分かっています。
では、どんな人が効果が得られやすく、どんな人が効果が得られにくいのでしょうか?
効果が得られにくい人は、ズバリ
第一印象が悪い人
です。
人は自分が苦手だと感じる人の場合、その人と顔を合わせるたびに、どんどんその気持ちが増幅していって、最終的にはその人に嫌悪感を感じることが分かっています。
このように、第一印象で悪い印象を抱いてしまうと、その悪い感情が増幅してしまうのです。
どうしてこのようなことが起こるというと、心理学でいう「初頭効果」「確証バイアス」
に影響があるからです。
初頭効果とは
人は対象をみて7秒くらいでその対象の印象を決め、その印象を3か月~半年ほど保つ
というものになります。
確証バイアスとは
自分が持っているイメージを支持する情報ばかりに目がいってしまい、逆に否定的な情報が目に入らなくなってしまう
という、人間の持っているバイアスのことです。
例えば、一度優秀だと思った人の優秀なところばかり無意識に目を向けてしまい「あの人はやっぱり優秀だ」と思ったり、自分が一度信じた情報と反する情報は批判的になって避け、自分が信じた情報ばかり見てしまうのもその表れです。
人は「自分が信じたものは正しいと思いたい」という本能を持っていますので、そういうところからもきているのだと思います。
なので、初頭効果で相手にもったイメージが確証効果によって効果が続いてしまうことで、苦手だと感じる人の場合、その人と顔を合わせるたびに、どんどんその気持ちが増幅していってしまうんですね。
これを防ぐためには、第一印象を良くすることを心がけましょう。
つまり、単純接触効果で効果が得られやすい人と得られにくい人の違いは
第一印象
によって変わるということなんですね。
単純接触効果の注意点
単純接触効果を使用するときに、いくつかの覚えておきたい注意点をお話します。
注意点を理解したうえで上手く単純接触効果を使って相手と距離を縮めていきましょう。
しつこくしない
相手にお誘いをして、相手から
「その日は忙しく遅くなりそうだから」
と言われたのにも関わらず
「時間は遅くても大丈夫だよ」「空いてる日を全部教えてくれるかな?」
と詰めていき、しつこく会おうとするのは「しつこい」と相手から思われやすく、逆に相手に悪い印象を与えることになります。
また、ラインなど、相手から返信が来ていないのに送り続けたり「おーい!」など催促のラインを送ると 相手から怖い、重いなどの印象を与えてしまいます。
焦らない
前項で単純接触効果は「短期決戦」が望ましいということをお話しましたが、そのことを意識しすぎるあまりに、短期で接触することに執着しすぎると、しつこさが出やすく相手から警戒されて逆に距離を取られかねません。
また、焦りは、思考能力を低下させて不安の感情を増幅させるため、相手と一緒にいても上手くいきづらくなってしまうんですね。
確かに単純接触効果は短期間の方が効果は高いですが、短期決戦はあくまで目安程度にし、相手との反応を見ながら接触のタイミングを見計らうのが大切です。