〜心理学の力であなたのお悩み解決〜

毒親、心配性とはさようなら!寄り添い温かい親になれるワーク

子供のことが心配だからこそ気になる
子供のことをしっかりと把握しておきたい
子供のためにアドバイスしたい

お子さんに対して、このように思ってはいませんか?

大切な自分の子供なのですから、お子さんに何かあったときのことを考え、慎重になったり、心配してしまいますよね。

しかし、そのような子供のために良かれと思っている善意によってお子さんが追い詰められてしまっているかもしれないんです。

お子さんのためを思ってのことなのに、なぜこのようなことになってしまうのでしょうか?
親が心配しすぎるお子さんへの影響と危険性はこちらで詳しく解説しているのでまずはこちらをご覧ください。

「知らず知らずのうちに毒親に!心配すればするほど子供は不幸になる!?」

今回は親が心配してしまう背景の深い心の部分の原因を掘り下げて理解し、どうしたら心配性を治せるかのレクチャー
そして、実際にお子さんと上手くコミュニケーションを取るためのワーク
の、2本だてになります。

ワークをすることで、あなたの心配する心の癖を修正することができ、お子さんの自己肯定感や非認知能力を高め成長していけるようになれるんです。
また、続けることで、お子さんがあなたに心を開くようになりますので親子関係もよくなりますし、あなたとお子さんのそれぞれのメンタルもグッとよくなり毎日の幸福度が高まります。

目次

なぜ、子供を心配するのか

心配性の思考を変える思考代替え法
思考代替法1.タイムスリップした視点を代替する
思考代替法2.心配を可能性に代替する
過去、未来のネガティブな視点を今と可能性の視点に代替するワーク
思考代替法3.結果を経験に代替する
思考代替法4.結果をプロセスに代替する
プロセスに注目するワーク
 └ 子供のチャレンジを観察できるときのプロセスに注目するワーク
 └ 子供のチャレンジを観察できないときのプロセスに注目するワーク

みさちからのメッセージ

なぜ、子供を心配するのか

つい、子供のことが心配になり、つい口出ししてしまう。
なぜ、このような心理が起こるのでしょうか?

そのように親御さんに聞くと、よくこのような返答が返ってきます。

「子供に何かあったら大変だから」
「子供に失敗してほしくない」
「子供のためを思って」

これは、心の表面的なものです。
このような思いなるのには、親御さんのもっと心の深いところに原因があります。

それは、

親御さん自身が安心したい

から、です。

子供が何か行おうとしているときは、お子さん自身が何かに興味を持ち好奇心に溢れているんです。
しかし、親御さんがお子さんの行動に対しての結果を勝手に悲観的に捉えて不安になり、その不安をなくすために言っているんですね。
「心配なのよ」と子供に言うことで、子供がそれを止めてくれたら、親は心配しなくてすみます。
子供の行動の結果が自分が望む結果にならなかったとき、辛い思いをしなくてすみます。

つまり、心配してお子さんに口出しをするという事は

お子さんのためではなく、自分のため

の行為なんです。

言い換えれば、お子さんはまだ挑戦していないのに
「あなたはできない」
と、言っているようなものなのです。
親御さん自身のメンタルの防衛のためにお子さんの可能性を潰してしまっているんですね。

心配性の思考を変える思考代替え法

どうして、心配が起きる原因が分かったところで

「そうとは頭で分かっていても、やっぱり心配になってしまう」
「どうしたら心配をなくせるの?」

という、気持ちになりますよね。

「心配はいけない」という一言で、簡単に治るものでしたら、誰も人生は悩みません。

心配をなくすためによくやりがちであり、1番やってはいけないのは「心配してはいけない」と思い込む自身の意思の力に頼ることです。
実際、脳科学の研究では、人間の意志力はかなり弱い、ということ明らかになっていますので、そのような意思の力に頼ると挫折してしまう可能性がとても高くなるんですね。

また意思の力に頼ると「心配してはいけない」と、自分の感情を抑え込むことになります。
自分の感情を抑え込むことは、自身のメンタルの悪化に繋がることが心理学で分かっていますので、そのときは抑えられたとしてもイライラしやすくなったり、過敏になったりと別なところで跳ね返り、それは感情に敏感な子供には必ず伝わります。
自身の感情を抑え込むことで、親子関係にヒビが入りやすくなってしまうということなんですね。

では、どうすれば、自然にお子さんへの心配をやわらげることができるのでしょうか?

そこで、心配をやわらげるために私から提案したいのが

思考代替法

です。

思考代替法とは、感じてる思考を別の思考に置き換えるというものになります。

今回の心配、不安でしたら、心配や不安という思考を感じたら別の思考に置き換えるということです。
心配や不安を抑制するのではなく、別の思考に注目を置き換えることで、不安や心配から別の思考に目が行くため、心配や不安ではなく代替した別の思考でお子さんと接することができるようになれるんですね。

この代替法は喫煙など何かの習慣を断ち切るためにも、私はカウンセリングの際よく使っていて、
例えば、煙草を吸いたくなったら、吸いたい気持ちを我慢するのではなく、氷を舐めたり、ガムを噛んだり何か別のことをしてもらういうものです。
煙草を吸うのを我慢するという意思の力よりも喫煙を別の行為に置き換えてもらうだけで圧倒的に禁煙に成功する確率が高くなるんですね。

では、お子さんの不安や心配に、どのように思考代替法を使うのか3つの思考代替法をお話します。
お話しした後に、実際に上手く使えるようになるためのワークもありますのでやってみましょう!
ワークを続けることで、自然と不安をこれから提案する思考にうまく代替するように思考が修正されていきますよ!

思考代替法1.タイムスリップした視点を代替する

お子さんに対して不安や心配が起きる原因の1つとして、お子さんを見る視点がタイムスリップしているんです。

視点がタイムスリップとは、どういうことかと言いますと
それは、親御さんのお子さんに対する視点が

今を見ていない

ということなんです。

つまり、親御さんのお子さんに対する視点が今ではなく

過去や未来を見てしまっている

ということなんです。

これだけ聞くと「???」って、思っちゃいますよね。
どういうことかと言いますと
例えば、お子さんが何かしようとするときに、何かしようとする今ではなく、未来に視点を当て
「こういうことが起きるのではないか?」
と、未来のネガティブな側面に視点を向けて、まだ起きていない、起こるかもわからないことに対して思いを寄せて思いを巡らせてしまうことで不安が起こっているんですんね。
この先良いことが起こるのか、悪いことが起こるのかは誰にも分かりません。
それでも前に進んで試練や問題を乗り越えていくことで、そこから学び子供は成長していくんですね。

また、お子さんがすることが、過去に自分や周りがどうだったかということに目を向けてネガティブな結果にだけに注目し
「あの時こんなことがあったから、子供がしても、、」
と、思いを巡らせてしまうことで不安が起こっているんです。
周りや自分の過去と今のお子さんは同じではありません。

また、お子さんが過去に何か上手くいかなかったとしても、それは過去のお子さんで、今のお子さんではありません。
日に日に状況は変わっていますし、過去にしていることでしたらそこには立派な経験が伴っていて過去のお子さんではないのです。
「過去に起こったことがまた同じように起こる」とは、偏見であり、決めつけでしかないんですね。

つまり、不安という感情を心から切り離すには、

過去や未来に目を向けた感情を、お子さんの今に視点を向ける

ことなんです。

例えば
あなたのお子さんが「あそこまで自転車で行ってみたい」と言ったときに

未来に視点を向けると
「あそこでこけたらどうしよう」
「迷子になったらどうしよう」
「あそこまでちゃんと行けないかも」
など様々なことが思い浮かんでしまいます。

過去に視点を向けると
「前にA君が自転車で出かけて迷子になったって言ってたよな」
「前に自転車でこけて怪我したから心配」
などと、これもまた様々なことが思い浮かんで不安になってしまいます。

今だけに視点を向けて考えるとこれらの不安が切り離すことができるので
「頑張ってね!」
と、自然と応援する言葉を自然にかけれるようになれます。

この思考を普段からできるようにするためには、
お子さんが何かしようとするとき、あなたが心に思い浮かんだ思考が「過去」「未来」「今」のどれに目を向けて思い浮かんだことなのかをチェックし、自分の感じたことが「過去」と「未来」に目を向けて浮かんだことなら、「過去」や「未来」の思考から「今」の思考に切り替えて、「今」を普段から意識してお子さんと接することが大切になります。

「過去」や「未来」の思考から「今」の思考に切り替えて、「今」を普段から意識できる思考を作るワークは次の項目の終わりにありますので、次の項目を読み終わったらチャレンジしてみてくださいね(^^)/

思考代替法2.心配を可能性に代替する

お子さんを心配するあまりに

「ちゃんとできるの?」
「何言ってるの。そんなに甘くないわよ」

などと言ってしまう。

しかし、この「心配」とは、「信用できない」と同じ意味です。

あなたが「心配」という善意でお子さんのために言ったことでも、お子さんに取っては「あなたを信用していない」という自分を否定されたという強烈なメッセージとして受け止めてしまうんです。

これが繰り返されると、お子さんは
「自分は認めてもらえない」
「自分はダメ人間なんだ」

と感じるようになり、次第に自信を失っていってしまうんですね。

心配性の親御さんは、子供を信じるための根拠を必要とします。

信じるための後押しをしてくれる材料がなければ、信じることが出来ずに心配してしまうんですね。

しかし、本当の意味でお子さんを信じるとは、一切の根拠なくてもお子さんを信じるということです。

つまり、根拠は一切関係なく、
「あなたが平気なら平気ってことね」
と、おこさんの可能性を信じて
「あなたならできる」
と、言い切れる強さを身につけることが必要なんです。

そして全力で応援してあげてください。
誰よりもお子さんのことを応援して味方になってあげてください。

「不安」ではなくお子さんの「可能性」に視点を変えてあげることで、お子さんのことを信じてあげることができるんです。

親御さんが信じる姿勢をとったとき、お子さんは
「認めてくれた」
「受け入れられた」
と感じ、本来の意欲や力を開花させることができます。

子供ができるから信じるのではなく、子供を信じるからこそできるようになれる
ということなんですね。

子供を全面的に信用してあげるとことで、子供は自発的かつ意欲的に色んなこと挑戦するようになります。
その体験を積み重ねることが「自信」を作り上げるんです。

過去、未来のネガティブな視点を今と可能性の視点に代替するワーク

前項「 思考代替法1.タイムスリップした視点を代替する 」と「思考代替法2.心配を可能性に代替する」の代替えする思考を作ることができるワークになります。

ステップに従って行っていきましょう!

ステップ1

お子さんがチャレンジしたいことを書きましょう

【例】
体操を習いたい

ステップ2

それに対してあなたはどう思いましたか?
ありのままに書き出しましょう。

【例】
体操できたら筋力つきそう
前のピアノは続かなかったからまた続かなそう。
大きな怪我をするかもしれない。
体操で疲れて宿題が疎かになるかもしれない。
体操なんて興味あったのビックリ。
新しい友達ができるかも。

ステップ3

ステップ2で書いた気持ちを「過去」「今」「未来」どの視点を目を向けて思ったのかそれぞれのカテゴリーに分けましょう。

【例】
「過去」
前のピアノは続かなかったからまた続かなそう。

「今」
体操に興味があったのビックリ

「未来」
体操できたら筋力つきそう
大きな怪我をするかもしれない
体操で疲れて宿題が疎かになるかもしれない
新しい友達ができるかも

ステップ4

「ステップ3」で書いた「未来」を「悲観的なもの」と「可能性」に分別しましょう。

【例】
「悲観的」
大きな怪我をするかもしれない
体操で疲れて宿題が疎かになるかもしれない

「可能性」
体操できたら筋力つきそう
新しい友達ができるかも

【解説】
あなたが書いた「悲観性」があなたがまだ起きていない、起こるかもわからないことに対して思いを寄せて 思いを巡らせている不安や心配なんですね。

ここで可能性が出てこなかった場合、お子さんがすることに対してのメリットを検索することで可能性を見つけられると思います。

ステップ5

「ステップ4」で書いた「悲観性」と「ステップ3」で書いた「過去」で書いた言葉を「バッテン」や「二重線」などをつけて消してみましょう。

ステップ6

残った「今」と「可能性」で書いた言葉に目を向けて、お子さんにかける言葉を書いてみましょう

【例】
「体操に興味があったのは意外でビックリしたわ。でもいいじゃない、体操したら筋力が上がりそうだし、新しい友達ができるかもしれないわね。頑張って!」

思考代替法3.結果を経験に代替する

心配性の親御さんは、お子さんの行動の結果に目を向ける特徴があります。
しかし、実際に大切なのは結果ではなく

経験

です。

お子さんがチャレンジしてどんな結果になったか、ということよりもお子さんがどんな経験をしたかということが大切なんです。

実際の研究でも、子供の頃からたくさんの経験をしてきた子の方が意欲や関心、自己肯定感、年収が高いというデーターがあります。
つまり、経験で良い結果を出すことではなく、経験すること自体が重要なんですね。

お子さんの行動の結果だけに目を向けると
「良い結果が出なかったらどうしよう」
「失敗したらどうしよう」
と、失敗に敏感になり、失敗を恐れて子供を心配し、行動させなくなってしまうんですね。

行動しなければ、失敗することはないのですから、、
しかし、子供が何も起きないようにしたら、子供は何もできなくなってしまうんです。
子供の成長はありません。

例え、行動した結果、上手くいかなかったとしても、それは上手くいかない方法を学んだというだけなんです。
その学びはとても大きな成長です。

また、その経験の中には学びはたくさんあるんです。
例えば、友達と登山に行ったとして脚を数日痛めてしまったとします。
結果、安全面という点では欠けていたかもしれません。
しかし、そこで自然と触れ合いから自然の素晴らしさを感じたり、「あの木は何ていうんだろう?」と植物に興味を持ったり、途中疲れたとき励まし合った人との繋がり、頂上を登ったとき困難なことを乗り越えた達成感。

たくさんの学びがあるんですね。

これらの学びから
「あの時の木の名前何て言うんだっけ?調べてみよう」
など、その経験から様々な興味や好奇心が派生して更なる学びや成長に繋がっていくんですね。

また、今回上手くいかなかった安全面でも
「この前は足を痛めてしまったから、今度はここを気をつけよう」
など、学びになるんですね。

もう1つお伝えしたいのは、完璧はこの世に存在しません。
最初から思うように上手くいくことは滅多にありません。
経験して上手くいかなかった方法を使い試行錯誤しながらチャレンジを続けることで少しずつ身についていくのです。

これからIT化が進み、実証済みの物、既存のものはITに占領されていくでしょう。
そんな時代を生き抜くには、既存の物を扱う能力ではなく、新しい物を生み出す発想力が大切になります。
発想には、好奇心と、1つのものごとを1方向からではなく色んな方向から見ることができアイディアを生み出す能力や、一見繋がりのない物同士に関連性を見出し繋げて新しい物を生み出す力が必要になります。
たくさんの経験をするからこそ発想の材料が広がります。
たくさん色んなことに挑戦できる環境があるからこそ好奇心は育ちます。

なので本来、親御さんがお子さんにすべきことは、お子さんを心配することではなく、お子さんにたくさんの挑戦をさせてあげる環境を作るのが、親御さんの役割になるんですね。

思考代替法4.結果をプロセスに代替する

前項でもお話した通り、心配性の親御さんは、お子さんの行動の結果に目を向ける特徴があります。
そして、大切なのは結果ではなく経験ともう一つ大切なものがあります。

それは

プロセス

です。

お子さんの行動のプロセスに注目することで

・お子さんとの会話が盛り上がり仲が深まる
・お子さんの成長が加速

というメリットがあります。

何故かと言いますと、親御さんが、お子さんがすることの結果に注目すると、どうしても成功に拘るようになるため、失敗しないかという不安を感じやすくなってしまいますが、プロセスを注目することで、お子さんがどんなことをするのか、したのかが気になるため

例えば
お子さんが公園で苦手な遊具にチャレンジするとき
結果に注目すると、チャレンジした結果上手くできなかったとき不満が残ったり、「ダメだったね」「やらなかった方が良かったんじゃない?」など行動を否定するような言葉をかけてしまいがちになります。

プロセスに注目すると「子供がどんなふうに取り組むのかな?」というお子さんの行動や取り組む姿自体に注目するので、例えお子さんが上手くいかなくても、お子さんが取り組んでいる姿から「あの動きは惜しかったね」「すごい熱心に頑張ってたね」などという言葉をかけることができます。

もう一つ例を出します。
お子さんがギターに挑戦してなかなか上達しないとき

【結果に注目】
「ギターあなたに向いてないんじゃない?」「本当に大丈夫なの?」「全然上達してないじゃない」

【プロセスに注目】
「毎日ギター頑張ってるわね」「最近は楽譜だけじゃなくて動画もみながら練習してるのね」

このようにお子さんにかける言葉が変わってきます。
お子さんは自分のしていることを親御さんがちゃんと分かってくれてくれると

「自分のことをちゃんと分かってくれる」
「自分のことを認めてくれる」
「自分のことを受け入れてくれてる」

と思って自尊心や自己肯定感が高まり、色んな物事に前向きに取り組むようになれるんですね。

お子さんがどのように行動しているか、その場に居なくて分からないときは、

「どんなことをしたの?」
「してみてどうだった?」

と質問してみましょう。

そこから、お子さんが話したことに対してのお子さんの行動のプロセスに注目して会話をしてみましょう。

【例】
お子さんが自転車に乗って海沿いまでいった

親 「今日はどんなことしたの?」
子供「今日は友達と海の方まで自転車で行ってみたんだ」
親 「 海の方なんて、ずいぶん遠くまで自転車で走ったのね! どうだった?」
子供「海風が気持ちよくてよかったよ。あと途中すごいきれいに富士山がみえたんだ」
親 「それは気持ちよさそうね、富士山が綺麗に見えたのはいいわね」
子供「 だけど帰り、疲れて休んでたから帰りちょっと遅くなっちゃった」
親 「 遠くまで行ったら帰りも疲れるわよね。遅くなったのは仕方ないわね。けど無事に帰れてよかった」

このように会話が盛り上がり、自分のしていることに興味を持って親身に聞いてくれる親御さんの姿勢に心を開いて会話ができ、良い親子関係が作れるようになれるんですね。
これを結果だけに注目してしまうと
「自転車で遠出した結果、疲れて帰りが遅くなった」
ということになり
「何やってるの!遠出なんてするから疲れるんじゃない」
「また遅くなったら危ないから自転車は近場にしなさい」

なんて、お子さんの行動を否定するような言葉が出てきてしまいやすくなってしまうんですね。
お子さんはその言葉に委縮してしまうんですね。

プロセスに注目するワーク

お子さんのチャレンジのプロセスに注目する思考を作るワークになります。
慣れないうちはワークの解答を紙に書き出してやっていきましょう。

ワークは2種類ありますので、状態に応じてどちらかのタイプのワークを選択してやってみましょう。

あなたがお子さんのチャレンジや行動を観察できるときのプロセスに注目するワーク
あなたがお子さんのチャレンジや行動を観察できないときのプロセスに注目するワーク

お子さんのチャレンジや行動を観察できるときのプロセスに注目するワーク

ステップ1

お子さんが何をするのか、したのかを書きましょう。

【例】
キャンプで焚き木に挑戦する

ステップ2

お子さんそのことに対して、どのように取り組んでるのかを書きましょう。

【例】
初めてのマッチ擦り、最初はおそるおそるで上手く火をつけることができなかったが火をつけることができた。

なかなか火が全体に回らず、どうしたら燃えるのか色々と考えてながら紙や木の反応を見て何度も火をつけていた。

20分くらいしてようやく半分くらい焚き火をつけることができた。
残り半分は中々火が回らなかったので、お父さんと一緒に焚き木をつけ焚き木が完成。

ステップ3

お子さんが取り組んでいるとき、お子さんからどのような感情を感じたか、書きましょう。

【例】
始めは火に怖がっているようだったが、徐々に好奇心にかられ熱中しているようだった。

火が広がるたびに喜びを感じていた。

焚き火が完成したときは達成感を感じていた

ステップ4

ステップ2、3から褒めれるところを探しましょう。

【ポイント】
どんな小さなことでもいいので探して見つけましょう。
最低3つ以上探すことがポイントです。
出てこないのは「ない」のではなく、「みつけられてない」だけです。

最初怖がって上手くつけれなかったマッチ擦りが上手く擦れて火をつけれるようになった。

火をつけることに集中して熱心に取り組んでいた。

何も火がないところから諦めず自力半分までつけてくれたところ

お父さんと協力して最後まで頑張ってつけてつけてくれまところ

楽しんでやっていたところ

ステップ5

ステップ2、3から感謝できるところを探しましょう。

【ポイント】
どんな小さなことでもいいので探して見つけましょう。
最低3つ以上探すことがポイントです。
出てこないのは「ない」のではなく、「みつけられてない」だけです。

火をつけてくれたおかげで美味しいご飯が食べれた

火を付けるという大変な作業を頑張ってくれた

焚き火ができたときみんなを喜ばせてくれた

ステップ6

ステップ2〜5をもとにお子さんに対して、チャレンジに下さい対して声をかけてあげましょう。

【例】
「焚き火すごく頑張ってたわね。
最初あんなに怖がって手がおぼつかなかったマッチもつけれるようになって、
焚き火もどうやったら火がつくか真剣に試行錯誤してすごい頑張ってたわね。
火を付けるのすごく大変だったのに頑張ってつけてくれてありがとう。
あなたが火をつけてくれたおかげで美味しいご飯が食べれたわ。」

あなたがお子さんのチャレンジや行動を観察できないときのプロセスに注目するワーク

ステップ1

お子さんが何をするのか、したのかを書きましょう。

【例】
キャンプで焚き木に挑戦する

ステップ2

お子さんがしたことに対して「どうだった?」と
尋ねてみましょう。お子さんの行動のプロセスに注目し、お子さんの話を聞いてをあげましょう。

【例】
あなた「焚き火どうだった?」

子供「最初は火が怖かったんだけどやってるうちにだんだん楽しくなったんだけど、最後までは上手くつけれなかった」

あなた「最初怖ったのにだんだん楽しくなったのかぁ。頑張ったね。最後までは上手くできなかったのは残念だったね」

ステップ3

話を聞いてお子さんの感情を掘り下げた質問をしてみましょう。
楽しかったのなら、どんなところがよかったのか?どんなところが楽しかったのか?
悲しかったのなら、どんなところが悲しかったのか?辛かったのか?
大変だったのなら、どんなところが大変だったのか?
を、訪ねて、お子さんの感情を聞いて共感して受け止めて上げましょう。

「悲しい」「悔しい」など、お子さんがチャレンジに対して上手くいかずネガティブな感情が出たときは、引き続き「ステップ4」「ステップ5」進みましょう。

そして、お子さんの戦略に対しては賛同して応援して上げる言葉をかけてあげましょう。
例え、それが「えっ?」と思ってしまう方法でもです。
大丈夫!心配しないでください。
それで上手くいかなかったときは、またお子さん自身で考えます。
そうやって自分自身の頭でしっかりと考えられて道を切り開ける子になるんです。
最初からできる子はいないのですから。

【ポジティブな感情の例】
あなた「やっててどんなところが楽しいなって思ったの?」

子供「積み材がどんな風に積み立てたら燃えるのか考えてるとき楽しかったな、あとどんどん火が広がっていくのを見てたとき楽しかった!」

あなた「それは楽しいよね!すごい工夫して頑張ったんだね!」

【ネガティブな感情の例】
あなた「やっててどんなところがくやしいって思ったの?」

子供「半分までできたのに最後まで上手く焚き木がつけれなかったのがくやしかったよ」

あなた「最後までつけれなくてくやしかったんだね。けど初めてで半分までできたのはすごい頑張ったね。」

ステップ4(ステップ3のネガティブな感情を掘り下げる)

ステップ3の言葉の後にお子さんに「次はどうやってやりたいのか?」を尋ね
お子さんに戦略を考えさせましょう。
戦略を考えさせることで、うまく行かないときに自分を責めたり、挫折することがなく自分の頭でしっかりと改善策を考え自分自身で道を切り開ける子に育つんですね。

【例】
あなた「最後までつけれなくてくやしかったんだね。けど初めてで半分までできたのはすごい頑張ったね。」

あなた「次はどうやってやりたいと思う?」

子供「今日は薪の大きさ関係なく継ぎ足していっちゃったから、今度は、燃えやすい小枝から継ぎ足してみようかな。その方が着火してから火が消えにくい気がするよ」

ステップ5(ステップ4のネガティブな感情を掘り下げる)

お子さんの戦略に対しては賛同して応援して上げる言葉をかけてあげましょう。
例え、それが「えっ?」と思ってしまう方法でもです。
大丈夫!心配しないでください。
それで上手くいかなかったときは、またお子さん自身で考えます。
そうやって自分自身の頭でしっかりと考えられて道を切り開ける子になるんです。
最初からできる子はいないのですから。

【例】 
子供「今日は薪の大きさ関係なく継ぎ足していっちゃったから、今度は、燃えやすい小枝から継ぎ足してみようかな。その方が着火してから火が消えにくい気がするよ」

あなた「それは良い方法ね!次焚き火ができるのが楽しみね」

みさちからのメッセージ

お子さんとの信頼関係や絆を作るには
「お子さんをを認めること」「お子さんを信じること」
が原点です。

子供は、認められると嬉しくなってやる気を出したり、素直にあなたの言葉に耳を傾けるようになります。
また、あなたがお子さんのしていることを認め、楽しそうに話を聞いてあげることで、お子さんはあなたに心を開き、密にコミュニケーションが取れるようになれるのです。
子供を信じて認め、サポートしていくことで自主性が育ち、心豊かに健全に成長していくのです。

もし、チャレンジに上手くいかなかったときは、お子さん自身で考えます。
上手くいかないことを何度も改善するために自身で考えチャレンジを繰り返すことで、自分自身の頭でしっかりと考えられて道を切り開ける子になるんです。
最初からできる子はいないのですから。

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