【チームの業績アップ】新入社員のやる気、能力を上げる技術が身につくワーク
新入社員の能力はあなたの業績に繋がる
もうすぐ新年度で、新入社員を迎える方々も多いのではないのでしょうか?
そこで上司、先輩にあたる皆さんは
「新入社員のモチベーションを上げたい」「新入社員の能力を高めたい」「新入社員とどう接していいのか分からない」
このように感じてはいないでしょうか?
新入社員の方は、これからあなたと一緒に働く部下、そして仲間になります。
一緒に働く仲間でしたら、やる気と生産性が高い仲間がいいですよね。
実は、あることをするだけで新入社員のやる気や生産性を高めてチームの業績を上げることができたり、あなたの評価を上げることができるんです。
逆に、良くない接し方をしてしまうと、新入社員のやる気や生産性を下げて、チームやあなたの評価が下がることにもなりかねないということなんです。
それくらいあなたの部下になる新入社員のやる気や生産性はチームにもあなたにも大きく関わるということなんです。
目次
心理的資本を作り出そう
では、どうしたらそんなやる気と生産性が高い新入社員を育成することができるのか?
これ、実は最初が肝心なんです。
つまり、新社員の方々が入社したばかりのころということです。
あなたは「心理的資本」という言葉をご存じですか?
経営学には「心理的資本」という概念があります。
「心理的資本」を構成する成分は
・Hope(希望)
・Efficacy(効力感)
・Resilience(レジリエンス)
・Optimism (楽観性)
という成分で構成されています。
希望
目標をもち、目標達成に向かって、いかに前向きに進むことができるか
自己効力感
自分を「やればできる」と考え、自分の可能性に自信を持ち物事に挑戦できるか
レジリエンス
困難な問題や状況、課題が生じても、それに屈せず向き合い前に進めるか?
楽観性
今の出来事や、未来に対していかにポジティブに意味づけを行い、自分を鼓舞できるか
つまり「心理的資本」とは
「人が、いかに希望や自信を持ちつつ、物事に挑戦し、前向きに出来事を意味づけ、逆境を跳ね除けて前に進むことができるかという人の心の状態」
のことなんですね。
実際、この心理資本と仕事で得られる生産性と成果や業績は比例することが分かっているんです。
いかにこの心理資本を持って仕事に臨むかで、あなたのチームの生産性や成果、業績が上がってくるということになるんですね。
なので、入社初期に新入社員の方々が仕事に対して心理的資本を持てると、仕事や会社へのイメージが良くなりやる気や意欲に溢れ、生産性の高い部下を育成でき、更にどんな逆境が起きても挑戦できるメンタルも作ることもできます。
しかし、この最初のころに仕事に対して心理的資本を持つことができないと、仕事へのイメージが悪くなり、やる気や意欲が失せたり、失敗を恐れて挑戦しない部下を育成することにもなりかねないんですね。
あなたも、最初や初回の印象が悪いとその人やその場所に対してネガティブなイメージを持ってしまうことはありませんか?
それと同じようなことが、仕事に対しても起こってくるということなんですね。
心理的資本を作るには
では、どうしたら新入社員の方々に心理的資本を持ってもらえるのか?
それは、入社初期にいかに新入社員の方々に仕事に対する自信ややっていて楽しいという希望や感覚を持たせることをさせるんです。
具体的に、仕事に対する自信や、やっていて楽しいという希望や感覚を持たせることとは
なるべく簡単で数をこなせる仕事を部下に与えることなんです!
簡単にこなせる仕事とは、失敗する確率が低い仕事になりますよね。
そして達成しやすい。
つまり、簡単にこなせる仕事をたくさん数をこなしていくとどうなるのかといいますと、挑戦して達成できたという経験をたくさん積めるので
「自分は仕事ができる」「自分はやればできる」
という自信がつくんですね。
また、人は成功する体験を積むと楽しくなるということが分かっていますので、仕事が楽しくなってくるんです。
では、実際にワークをやっていきましょう(^^)/
【チームの業績アップ】新入社員のやる気、能力を上げる技術を身に付けるワーク
ワークのやり方
紙とペンを用意します。
ステップに従ってワークに取り組んでみましょう。
ステップ1
新入社員の方に簡単でこなせるタスクを5つ書き出してみましょう
ステップ2
新入社員の方にそのうちの1つのタスクを与えてみましょう。
・ポイント
与えたタスクに関しては、最初の説明以外は新入社員の方に聞かれない限りは、取り組んでいるときに、やり方には口を出さないようにしましょう。
信頼して任せるということで、達成できたときに「自分の力で達成できた」という感覚を新入社員の方の心の中に芽生えさせることができます。
ステップ3
新入社員の方が、タスクを達成したらポジティブなフィードバックを与えましょう。
・ポイント
「君は優秀だね」「君は才能あるね」
という、能力に目をむけたフィードバックではなく
「〇〇がしたことが良かったから上手くいったんだね」
など、新入社員さんがタスクを達成するために取った戦略を褒めたフィードバックを取りましょう。
そうすることで、自分で考えて挑戦するという思考を成長させることができるんです。
ステップ4
新入社員の方に次のタスクを1つ与えましょう。
ステップ5
ステップ2~5を繰り返し、ステップ1で書いたタスクが残り2つになったら、新たに3つほど追加してワークにタスクを書き込んでみましょう。
もし達成できなかった場合は
タスクの結果が不完全でも100%ダメということはあり得ません。
不完全なタスクの中から、できているところに目を向けて良い評価をフィードバックし、できなかったところは何故できなかったのか話し合ってみましょう。
また、あなたが簡単なタスクと思い込んでいるだけで、その新入社員さんにとってはレベルが高い可能性があります。
タスクのレベルを見直し、更にレベルを下げたタスクを与えてみましょう。