恥や失敗を味方にして成長できるワーク
恥や失敗を味方にして自分を成長させることができるワークです。
このワークをすることで、恥や失敗をしてしまった自分の責める思考を止めて、その恥や失敗を受け入れることができ、前向きに捉えて乗り越えられることができるんです。
また、何か恥や失敗があるたびに、このワークを繰り返しすることで、恥や失敗を悪いものとネガティブに捉える思考を前向きに捉える思考の変えることができ、恥や失敗を恐れずに挑戦できるようになったり、恥や失敗かから学びを得てあなた自身がどんどん成長できるようになれるんです。
では、やってみましょう(^^)/
やり方
紙とペンを用意しましょう!
このワークは、できるだけ紙に書き出して行うことがオススメです。
もちろん頭の中でもできますが、紙に書き出すことで自分の思考が整理されて、より明確に把握することができるんです。
「ワークA」と「ワークB」は
どちらもステップ1〜4、6は同じになります。
ステップ5は目的はやり方は一緒ですが、やり方が違うだけですので、あなたがやりやすい方でやってみてくださいね。
ワークA
ステップ1
まず、あなたが恥や失敗の体験とその体験から受けた感情を思い出し紙に書き出しましょう。
感情はできるだけ、感情を細かく鮮明にたくさん書いてみてください。
【例】
恥ずかしい体験
大切なお客さんから電話があったが、友達と声が似ていたために、友達と間違えてタメ口でジョークを飛ばしてしまった。
恥ずかしい体験から受けた感情
・とんでもない間違いに気づいて心臓が飛び出そうなくらいビックリした
・本当に恥ずかしかった
・お客さんに自分が変な人って思われていないか心配
・信頼を失っていないか不安
・恥ずかしくお客さんに会わす顔がないって思った
・なんであんな間違いをしたんだろうと後悔
・もう取引してもらえなくなったらどうしようという不安感
ステップ2
その紙に書いた恥や失敗の体験とその体験から起こる感情が、自分ではなく架空の友達がした恥ずかしい体験と感情に置き換えてみましょう。
状況を鮮明にするためにも、「佐藤さん」「山田さん」など、できたらその恥ずかしい体験をした人の架空の友達の名前まで決めることをお勧めします。
ステップ3
仮にその架空の友達の名前を佐藤さんとして、その佐藤さんがあなたにその恥ずかしい〇〇な体験とそれにより湧き出た感情をあなたに話したと想定します。
【例】
佐藤さん
「今日、携帯に大切なお客さんから電話があったんだけど、友達と声が似てて、最初からタメ口でジョーク飛ばしちゃったんだ。
ちょっとして、お客さんの様子がおかしいことに気付いて、事情を話して慌てて謝ったら、向こうも何事もない感じで接してくれたけど、本当に恥ずかしくて、今頃変な人って思われているんじゃないか?信頼を失ってないかって不安に思っちゃって、もうそのお客さんに合わす顔がないよ」
ステップ4
その友達の佐藤さんから、そのように恥ずかしい体験を話されたら、あなたはどのように言葉を佐藤さんにかけてあげますか?
かけてあげる言葉を、できるだけたくさん紙に書きましょう。
【例】
私
「確かに友達と思ってたらまさか大切なお客さんなんてそれはビックリだし恥ずかしくなるよね、けど声が似てたら間違えちゃうよ」
「そんなことはあったけど、すぐに気づいてよかったよね」
「私だったら、普段からそんなジョーク言えるなんてユーモアあるって思っちゃうかな」
「ちゃんと謝ってるし、そういう事情なら私なら気にしないかな」
「仮に逆にお客さんから間違い電話かかってきてもそのお客さんのことそんなに気にならないでしょ」
「むしろちゃんと謝ってくれたことに誠意を感じる」
「今回そんなことがあったけど、すごい頭の固い短気なお客さんじゃなくてラッキーだったね」
ステップ5
今回の恥や失敗の原因と対策を考えてそれぞれ書き出してみましょう。
【例】
原因
・誰からかかってきたのか確認をしなかった
・声だけで誰か決めつけてしまった
対策
・かかってきたら誰なのか確認をしっかりする
・確認してから話す
・お客さんの電話番号はちゃんと電話帳に登録しておく
ステップ6
これからの佐藤さんに対して、何か励ましの言葉をかけるなら、どんな言葉をかけてあげますか?
かけてあげる言葉を、できるだけたくさん紙に書きましょう。
【例】
私
「今1番大切なことは、どうして今回のミスが起きたのか原因を考えて対策を練って同じミスを繰り返さないようにすることだと思うから 、しっかり原因を見つけて、対策たてれたのすごい成果だね! 」
「今回はこんなことがあったけど、そのおかげで今の電話対応の仕方が見直すことができて、電話対応力が前よりも向上できそうだからよかったよね」
「お客さんの信頼はこれからのあなた次第だと思うよ。頑張って!」
このように、自分の恥や失敗を他人の恥に置き換えると、主観に捉われていた自分の体験した恥や失敗を客観的に見ることができ、他人は自分が思っているよりもその恥や失敗を気にしていないことに気付けますよね。
また、自分のした恥や失敗を責めたり、悔いてばかりいる思考を止めることもでき、失敗を受け入れて前に進むことができます。
また、失敗の原因と解決策が分かることで、恥や失敗を「恥」「失敗」と認識するのではなく、 恥や失敗を「学び」として捉えられるようになり、 恥や失敗への恐怖心が緩和し、恥や失敗を恐れず挑戦する思考、恥や失敗かから学びを得てどんどん成長できる思考を作り出すことができます。
なので、何か恥ずかしい体験をしたときは積極的にこのワークをしてみましょう。
ワークB
ステップ1
まず、あなたがした恥や失敗の体験とその体験から湧き出た感情を思い出し紙に書き出しましょう。感情はできるだけ、感情を細かく鮮明にたくさん書いてみてください。
ステップ2
その紙に書いた恥や失敗と、その恥や失敗から湧き出た感情が自分ではなく架空の友達がした恥や失敗と感情に置き換えてみましょう。状況を鮮明にするためにも、「田中さん」「木村さん」など、できたらその恥ずかしい体験をした人の架空の友達の名前まで決めることをお勧めします。
ステップ3
仮にその架空の友達の名前を木村さんとして、その木村さんがあなたに失敗の体験とそれにより湧き出た感情をあなたに話したと想定します。
【例】
木村さん
「今日、私がミスしちゃったことで、チームにすごく迷惑かけちゃったんだよね。
なんであの時もっとちゃんとできなかったのかなってすごく悔やんでるの。
私っていつもミスばかりで自分が本当に情けないよ。
今回のミスで、チームのみんなの信頼も無くなっちゃったかなって不安なんだ。」
ステップ4
その友達の木村さんから、そのような失敗した体験を話されたら、あなたはどのように言葉を木村さんにかけてあげますか?
かけてあげる言葉を、できるだけたくさん紙に書きましょう。
【例】
私
「そうだったんだね。ミスしたらそれは凹むよね。
あの時は別の案件抱えながら、あなたすごい頑張ってたよね」
「待って、いつもミスっていうけど、この前の〇〇とか△△は上手くいったよね。だからいつもではないよ」
「それに◇◇さん、◆◆もこの前あんなミスしてたし、ミスは誰にでもあることだよ」
「あなたがチームに迷惑かけたって、そういう風に思えるのは、あなたがチームのことをちゃんと思いやれる優しさがあるからこそだから、優しさはあなたの良いところだよね。
ステップ5
木村さんに対して今回の恥や失敗の原因と解決策をあなたがアドバイスをするなら、どんな言葉をかけてあげますか?
かけてあげる言葉を、できるだけたくさん紙に書きましょう。
【例】
私
「今回ミスした原因は、仕事の優先順位を決めずにやっていたから、期限が迫ってきてもその仕事が全然終わっていない状態になってしまって、直前で慌ててしまったから、ミスが起きたんじゃないかな。
だからこれからは、優先順位をもとにしたスケジュール管理をすることが必要なんじゃないかな」
「もう一つの原因は、最近は寝不足なときも多かったせいで、昼間に眠い時も多くて思考力や効率が落ちていたのも原因がと思うから、これからはご飯を食べたら、だらだらせずに早めに寝る支度をするのも大切かなって思うよ」
ステップ6
これからの木村さんに対して、何か励ましの言葉をかけるなら、どんな言葉をかけてあげますか?
かけてあげる言葉を、できるだけたくさん紙に書きましょう。
【例】
私
「今回は、チームのみんなに迷惑かけたけど、その分これからは、あなたが助けられるところは積極的に助けてチームの力になってあげることでいい関係は作れると思う!」
「過去は返れないけど未来は自分の力で変えられると思う。未来がどうなるのかは自分次第だと思うから自分ができることを精一杯頑張っていこう!」
「今回、原因と解決策がみつかってよかったよね。これからはもっと効率的に仕事ができそうだね!」
このように、自分の失敗を他人の失敗に置き換えると、主観にとらわれていた自分の体験した失敗を客観的に見ることができ、他人は自分が思っているよりもその恥や失敗を気にしていないことに気付けますよね。
また、自分のした失敗を責めたり、悔いてばかりいる思考を止めることもでき、失敗を受け入れて前に進むことができます。
また、恥や失敗の原因と解決策が分かることで、恥や失敗を「恥」「失敗」と認識するのではなく、 恥や失敗を「学び」として捉えられるようになり、 恥や失敗への恐怖心が緩和し、恥や失敗を恐れず挑戦する思考、恥や失敗かから学びを得てどんどん成長できる思考を作り出すことができます。
なので、何か失敗をしたときは積極的にこのワークをしてみましょう。