コミュ力が高い人が共通してやっているコミュニケーションとは

なかなか人と打ち解けられない
どんなことを話せばいいか分からなくなる
会話が盛り上がらない
こんな悩みはありませんか?
そしてその原因は
自分が話し上手ではないから
と、思っていませんか?
その原因、もしかしたら、別のあることが原因かもしれません。
目次
☆コミュ力が高い人が共通してやっているコミュニケーションとは
☆ミラーリングの土台
・ミラーリングの基本態勢
・相手に感情を合わせる
☆視覚からのリアクションを合わせる
・表情を合わせる
・手や身体の動きを合わせる
・タイミングやスピードを合わせる
☆聴覚からのリアクションを合わせる
・話すスピードを合わせる
・声の大きさを合わせる
・声のトーンを合わせる
・ミミッキングをする
・言葉使いを合わせる
・呼吸を合わせる
コミュ力が高い人が共通してやっているコミュニケーションとは
別のあること、それは何なのでしょうか?
それは
リアクション
です!!
会話は相手が話す、それに対して言葉を返すというキャッチボールで成り立っています。
キャッチボールをするとき相手からのボールを返すときに相手と全然違う速度で投げたり、相手のいるところまでボールが届かなかったり、逆にボールが相手を超えて向こうに行ってしまったらキャッチボールはスムーズにいかないですよね。
会話でもキャッチボールと同じことが言えるんです。
例えば、あなたが何か楽しいことがあってテンションを高めに話したときに、相手のリアクションが悪いとあなたの気持ちも沈んでしまいますよね 。
逆に、あなたが落ち着いてゆっくり話したのに、パリピのような雰囲気でグイグイな反応で来られたら、圧倒感を感じて気持ちが落ち着かなくなってしまいますよね。
ここで、リアクションと聞くと、言葉をイメージされるかもしれませんが、リアクションは確かに言葉も含まれていますが、リアクションの大部分は
非言語
なんです!!
非言語とは、表情、しぐさ、声などです。
しかし、人見知りの方は、相手が何か話しかけられたとき緊張したり、言葉に詰まりなんて返そうか迷ってしまい、緊張が表情やしぐさとして全面に出るために、硬い表情やしぐさになり、リアクションが薄くなってしまうんです。
リアクションが悪いことで相手も「この話興味ないのかな?」と思われてしまい会話が続かなくなってしまうんですね。
人は人と会話をするとき、単純に言葉だけでやりとりをしているように思われがちですが実際はそうではありません。
情報が相手に与える影響は、
言語:7%
聴覚:38%
視覚:55%
と、いうことが研究で分かっています。
この比率を見ると、言語情報はたった7%しか影響を与えていいなことが分かり、いかに言語以外の視覚や聴覚の非言語がコミュニケーションに大きな影響を与えるのかが分かりますよね。
また、人は自分と似ている人に親近感を感じるという性質を持っています。
なので、相手の表情やしぐさ、声質などを相手に合わせてリアクションを取ることで
「この人話しやすい!」「私の話に興味を持ってくれてる!」
という感覚を相手に与えることができるんです。
なので、相手の表情やしぐさを真似てリアクションすることで、口数が少なかったとしても相手と打ち解けやすくなれるんですね。
この、相手の表情やしぐさなどの言動を真似る行為をミラーリングといいます。
実は、この相手に合わせるというミラーリング、コミュニケーションが高い人は無意識にやっている共通点ということも研究で明らかになっているんです。
ミラーリングの土台
ミラーリングに入る前にミラーリングの土台についてお話します。
ミラーリングの土台とはミラーリングを支える根本的な部分になります。
ミラーリングを建築に例えると
建築は、しっかりとした土台があるからこそ、それぞれの柱がしっかりと構築されて頑丈な家が構築されますよね。
ミラーリングのテクニックはいくつかありますが、
ミラーリングのテクニックのそれぞれは建築で言う柱に当たります。
そのミラーリングのテクニックがしっかりと活かされるために土台がしっかりと支えている感じです。
土台がしっかりと柱を支えることでミラーリングが相手のこころにしっかりと伝わる形で活かされます。
なので、まずはこのミラーリングの土台をお話します。
ミラーリングの基本態勢
ミラーリングをするうえで、どんな会話でも基本的なことになります。
まず、相手と会話をするときは必ず、相手の方に身体を向けることを心掛けてみてください。
身体を相手の方を向けるだけでも、相手に親身に話を聞いている感を与えることができます。
また、相手の表情やしぐさを見るときにも、必然的に相手の表情やしぐさも見やすくなります。
横並びで会話をするときは、完全にあなたの身体を相手の方向に向けますと不自然に感じさせますので、相手の居る側の逆側の肩を少し相手の方へ傾向けて、顔は相手の方を見る感じで会話をすると自然に相手に身体を傾けることができます。
会話をするときに、お身体をお相手に向けることを心掛けて習慣化することで、あなたが意識しなくとも自然にできるようになりますよ。
相手に感情を合わせる
相手の会話から相手がどんな気分なのか把握し、相手の話している内容を聞きながら
「相手に起こったことが自分だったら」
と、自分に立場を置き換えることで、自然に相手に感情輸入しやすくなり、表情、しぐさ、声のトーンなど心から相手に合わせてリアクションができるようになれます。
また、このテクニックを使うことで共感能力も高められますのでオススメです。
視覚からのリアクションを合わせる
表現、しぐさなど、視覚からのミラーリングについてお話します。
表情を合わせる
相手の表情を真似をして合わせてみましょう。
相手が笑ったらこちらも笑う、相手が眉をひそめたらこちらも眉をひそめるなど
相手が笑顔で話している時は笑顔で話を聞き、哀しそうな顔をしている時は哀しそうな表情で相手の話を聞きましょう。
手や身体の動きを合わせる
相手の手や身体の動きを真似をして合わせてみましょう。
相手がお茶を飲んだら自分も飲む、相手が首を傾げたら自分も傾げる、相手がジェスチャーが多い人なら自分もジェスチャーを多く使うなど
相手のジェスチャー、話す時の姿勢、手の位置、顔の傾きを真似て会話をしてみましょう。
タイミングやスピードを合わせる
相手の動作にタイミングやスピードを合わせてみましょう。
相手がご飯を食べ始めたら自分も食べる、相手がゆっくり食べてたら自分もゆっくり食べる、歩いているとき相手の歩くスピードに合わせて歩く、慣れていない人のペースに合わせるなど
なるべく相手にタイミングやスピードを合わせてみましょう。
タイミングやスピードのズレは特に男女間で発生しがちです。
男性は比較的女性よりもスピードが速いため、自分のペースで行動していると女性に焦りを与えてしまうことが多いです。
歩くスピードなどはあえて女性に「歩くスピード速くない?」と尋ねてあげることで優しさを女性にアピールすることができますのでデートの際は是非使ってみてくださいね。
聴覚からのリアクションを合わせる
次は、声、言語など聴覚からのミラーリングについてお話します。
話すスピードを合わせる
相手の話すスピードを合わせてみましょう。
相手がテンポが良く話しているなら自分もテンポよく話す、相手がゆっくりと話しているなら自分もゆっくりと話すなど
相手に話すスピードを合わせて話すことを心掛けてみましょう。
声の大きさを合わせる
相手の声の大きさに合わせてみましょう。
相手が声が大きめに話す方なら自分も声を大きめに話す、相手が声が小さめなら自分も声を控えめにして話すなど
相手の声の大きさに合わせて話してみましょう。
声のトーンを合わせる
相手の声のトーンを合わせて話してみましょう。
声のトーンを合わせるとは
例えば
落ち着いた低いトーンで話をする人の場合は、自分も落ち着いた低いトーンで返す
また明るくノリのいい人の場合は、自分も明るくノリをよく返す
などがあげられます。
しかし、声のトーンを合わせるのは特に難しく感じるかもしれませんよね。
なのであなたが声のトーンを合わせられるようになれるためのワークをご用意しました。
こちらからご覧くださいね(^^)/
ミミッキングをする
ミミッキングとは何かというと
お相手と会話をするときに、相手の話の語尾の言葉を2、3語繰り返して話す
ということなんです。
ミミッキングの例
相手「昨日、仕事が思ったより早く終わったから、久しぶりに仕事終わりにスポーツに行ったよ」
自分「へぇ、久しぶりに仕事終わりにスポーツ久しぶりに行ったのかぁ」
相手「うん、今年入って始めてだと思う。夜は自分がいつも行く時間帯よりも混んでいて、年齢層も若い人が多かったよ」
自分「そっか、ジムっては夜は混んでいて、若い人が多かったんだね」
ミミッキングを使うことで、相手に
「話をきちんと聞いている」「興味がある」
という印象を与えることができます。
実際に海外の実験でも会話でミミッキングを使うことは親密さが増すことが分かっているんです。
NGなミミッキング
ミミッキングはお相手の話の語尾の言葉を2、3語繰り返して話すことです。
なので、会話を全部繰り返してしまうようなことをするとオウム返しのようになり、相手に違和感を与えてしまうので気をつけましょうね。
こちらから、ミミッキングが上手くなるためのワークができますのでチャレンジしてみましょう!!
言葉使いを合わせる
・相手の言葉使いを合わせてみましょう
相手の口癖など、相手のよく使う言葉を真似てしましょう。
・相手のイントネーションに合わせる
イントネーションは相手の言葉の語尾に注目すると分かりやすいと思います。
・相手の表現方法を真似てみる
【例】
家でする仕事を、あなたは「テレワーク」相手は「リワーク」と言っていた場合、相手との会話では相手に表現方法を合わせて、あなたも「リワーク」と表現してみましょう。
相手が方言を使ったり、自分が使わない言葉を使うと違和感を感じたり、別の次元の人のように感じた経験はありませんか?
言葉使いはそれくらい重要ということなんですね。
呼吸を合わせる
相手の呼吸のペースを合わせてやってみましょう。
相手と呼吸のペースを合わせることもリアクションでは大切なことです。
呼吸のペースが合うと、相手と会話のペースが合うようになってくるんです。
そのため、相手が話し出すタイミングを読みやすくなり、お互いに会話を切り出しやすい雰囲気が生まれます。
逆に、ペースが合っていないと、会話のタイミングがうまく噛み合わず「この人とはなんだか話しづらい」という印象を抱かれてしまう恐れがあるんですね。
そうならないためにもまずは、相手が息を吸うタイミングで同時に息を吸い、同じタイミングで吐き出すことを意識的に繰り返してみましょう。
すると、相手が話し始めるタイミングが事前に読めるようになってくるんです。
NGなリアクション
これまで、相手のどのようなことを真似ると良いのかをお話してきました。
しかし、逆に真似ると返って逆効果になることを、ここではお話したいと思います。
腕を組む
相手が腕組みをしている場合は真似ないでおきましょう。
腕組みをすると偉そうな雰囲気を与えてしまいますので、目上の方や取引先の方の前では大変失礼な態度になってしまうんですね。
また、自分の身体の前で腕を組むという動作は、自分を守り他人を寄せ付けない印象を与えるしぐさになってしまうんです。
交渉の場では、腕組みをすると交渉の成功率が下がることが研究で分かっています。
脚を組む
相手が脚を組んでいる場合は真似ないでおきましょう。
脚を組むことは腕組み同様に偉そうな雰囲気を与えてしまいますのでやらない方がいいでしょう。
また、人によってはマナーが悪く捉えられるので注意が必要なんです。
目を細める
相手が目細めて見てきたときは、真似ないでおきましょう。
これは、視力が悪い人がよく見ようとするときに無意識に
行っていることが多いしぐさなのですが、
見られている相手側からすると、胡散臭い印象を与えてしまい気分を害する恐れがありますのでしないように気を付けましょう。
顎を突き出す
相手が顎を突き出すしぐさをしているときは真似をしないでおきましょう。
顎が前に出ると自然と上を向きがちになり、相手を見下しているような印象を与えてしまうんです。
悪い姿勢
相手が猫背だったりと姿勢が悪い場合は真似をしないでおきましょう。
猫背になると外見の魅力度が下がることが分かっています。
また猫背になると自信がないように見えるため仕事の場ではかなり不利になるんです。
また、自分のメンタルが悪化しやすくもなるために、上手くコミュニケーションが取りづらくなるというデメリットもあるんです。
過剰に真似る
相手のしぐさを過剰に真似るのは禁物です。
相手のしぐさを全部真似しようすると、わざとらしさが相手に伝わってしまい、返って相手に不快感を与えてしまうんです。
全て完璧真似しようとせず、肩の力を抜き、あなたが目に入った目立ったところだけを真似てみましょう。
ネガティブな言動
「いや」「でも」といったネガティブにとられやすい口癖や、「ため息をつく」「会話中にスマホを見る」「時計をチラチラ見る」
など、一般的に相手からネガティブに捉えられる言動は真似をしないでおきましょう。
その他にも、あなたから見てあまりよく感じなかった言動は真似をしないでおくことが大切になります。
良いリアクションが取れるワーク
ここまで、いかがだったでしょうか?
ここで
「これだけたくさん真似ることがあるとどうやって実践していいのか分からない」
「理屈は分かったけど実践で自分が良いリアクションを取れるか不安だなぁ」
「いきなり実際のコミュニケーションでやるのは緊張するなぁ」
そんな方に、あなたが相手の言動を真似て好印象なリアクションを取るミラーリングのスキルを身につけることができるワーク!
をご用意しました\(^o^)/
詳しくはこちらから、ご覧下さいね!
「コミュ力高い人が共通でしている、ミラーリングワーク」
SNSでリアクション
相手の言動を真似てリアクションをするテクニックは、実はLINEなどのSNSのやり取りでも使うことができるんです。
相手の文面を見て、言葉使い、行間の開け方、絵文字の使い方、文字量などを合わせてメッセージを送ることで相手に「この人とは気が合う!」という感覚を与えることができます。
言葉や表現方法を合わせる
相手の言葉使い、表現方法を真似て合わせてみましょう。
例えば
相手が朝の挨拶で「オハヨー!」と送ってきたら、あなたが普段の挨拶で「おはよう!」と送っていたとしても「オハヨー!」で返してみましょう。
語尾に関しての表現も
「そうだんだぁ」「そうなんだっ」「そうなんだ」「そうなんだー」
など人によって違います。
ビックリするときの反応も
「えぇ!!」「おおっ❢」「まじかー」
など、人によって全然違います。
相手に合わせて送ってみましょう。
逆に、それを無視して相手と全く合っていない文面を送ると違和感を与えてしまう可能性があるんです。
実際に普段、ジョークの文面の語尾に「笑」をよく使う人たちに、ジョークの文面の語尾に「w」をつけた文面を送ると大半の人達が違和感を感じることが分かっています。
それくらい言葉使い、表現方法は相手に深く影響してるということなんですね。
絵文字、顔文字を合わせる
相手の絵文字、顔文字の使い方を真似て合わせてみましょう。
メッセージを書くときに絵文字や顔文字は、絵文字だけを使用する人もいれば、顔文字だけを使用する人もいますし、混合で使用する人もいます。
あるいは、ビックリマークのみで他はあまり使用しない人もいますよね。
相手に合わせて送ってみましょう。
行間を合わせる
相手の行間の取り方を真似て合わせてみましょう。
人は読んでいるときに自分にとって心地よく読みやすい行間に書くという習性があります。
なので、相手の行間に合わせて書くことで、相手から見てあなたの文面が読みやすく心地よく感じさせることができるんです。
文字量を合わせる
相手の文字量を真似て合わせてみましょう。
相手が短文の場合、短文で返しましょう。
短文の人に長文で返すと重く感じさせたり、返信が面倒に感じさせてしまいます。
相手が長文の場合、長文で返しましょう。
長文の人に短文で返すと、適当さや素っ気なく感じさせてしまうんです。
相手のタイプに合わせる
メッセージのやり取りでは、人は4タイプに分かれることが分かっています。
相手がどのタイプに当てはまるのかを考えて、相手のタイプに合わせて、文字量、メッセージの頻度を合わせてメッセージのやり取りを行うことで、相手に心地よさを与えてメッセージのやりとりをすることができます。
気配りタイプ
頻度︰多い
文面︰長め
テンポ重視タイプ
頻度︰多い
文面︰短め
真面目タイプ
頻度︰少ない
文面︰多め
マイペースタイプ
頻度︰少ない
文面︰少ない
みさちからのメッセージ
ミラーリングのテクニック、最初は思うように上手くできないと思いますが、それは当たり前のことなので気にしないでくださいね。
筋トレは、最初からめちゃくちゃ重いバーベルを持ち上げることはできませんが、繰り返しトレーニングしていくことで、段々と思いバーベルを持ち上げることができますよね。
コミュニケーションも筋トレと同じであなたが、このワークや実際のコミュニケーションで実際に使っていくことで段々とできるようになります。
頑張っていきましょう(^^)/