〜心理学の力であなたのお悩み解決〜

後悔しない選択と行動ができるようになれるワーク

選択や行動をしてみて、その結果が思うように伴わずに「こんなはずじゃなかった」なんて、 思ったことありませんか?
また、問題がなかなか解決されない、頑張っているのに成果が出ない、こんな悩みはありませんか?

実はこれ、あなたの「考え癖」が原因かもしれません。

あなたは、人の脳に「考え癖」があることをご存じですか?
人の脳には様々な色んな部位があり、日々たくさん入ってくる情報を脳の様々な部位を使って処理を行っています。
しかし、人によってよく使う脳の部位とあまり使わない部位があるんです。
例えば、皆さんも箸を持つ時に、利き手があり利き手の方をよく使い、使いやすいですよね。
逆に利き手ではない手は、利き手に比べるとあまり使わないことが多いですよね。
脳もこれと同じことが起こっていて、あなたの脳にとって使いやすい部位を積極的に使うんです。
脳の使われる部位で物事の反応や考え方が決まってきますので脳にとって使いやすい部位を積極的に使うということは、何かの物事や問題に接し対策を考えているとき、同じ視点から物事を見て決まった意思決定をしてしまっているということなんですね。

そのようなことから、後悔してしまう選択や行動をしがちになったり、同じ問題に何度もぶつかったり、いつまでも問題が解決されなかったり、頑張っているのに成果がでない、評価をされない、ということが起きてくるんです。

つまり、何度も同じ状況になってしまったり、自分の選択や行動に成果が出ず、自分が取った選択や行動を後悔してしまうのは
「いつも同じ視点で物事をみて考え、意思決定をしている」
からなんですね。
ですので、このようなことを解決するには、一つの視点から物事を見るのではなく多角的な視点で物事をみて考えることが大切になります。

今回のワークは、あなたが偏りがちな視点だけで物事を捉えることから脱却して、多角的な視点から物事をみて考えていけるようになるためのワークになります。

このワークは、後悔してしまう選択や行動をしがちな人、同じ問題に何度もぶつかってしまう人、いつまでも状況や問題が解決されずに悩んでいる人、頑張っているのに成果が出ない人の悩みを解決したり、発想力や問題解決能力が鍛えられますので、ビジネスが上手くいったり、効率的な選択や行動ができるようになれたり、環境や状況の変化にも上手く対応できるようにもなれます。

では、早速始めましょう(^^)

目次

後悔しない選択と行動ができるようになれるワーク
インナーパーソナリティミーティングとは
インナーパーソナリティミーティングの例

ワークのやり方

インナーパーソナリティミーティングワーク

後悔しない選択と行動ができるようになれるワーク

先程、後悔しない選択と行動ができるようになれるためには、多角的な視点を持ち視野を広げることが大切だとお話しました。
多角的な視点を持ち視野を広げるために、今回私から提案するのは

ズバリ
「インナーパーソナリティミーティング」
になります。

インナーパーソナリティミーティングとは

インナーパーソナリティの意味とは、「自分の中にある複数のキャラクター」という意味です。
なので「インナーパーソナリティミーティング 」とは
意図的に自分の中に違う人格の自分を 3人~6人作り、自分自身でミーティングを行う
と、いうミーティングになります。
複数の自分を作り自分自身でミーティングを行うことで、それぞれ異なる人格が同時に話合うことになります。
そうすることで多角的な複数の視点から物事を見て考えることができるようになれるということなんですね。

複数の自分の人格は、あなたの思いついた人格で大丈夫です。
私は、楽観的な自分、悲観的な自分、仲裁する自分、懐疑的な自分、突飛なことを言う自分、感情的な自分、自分の価値観を大切にする自分、合理的な自分、をよく使います。

ここで私が普段よく使うこれらの人格の特徴を紹介しますので、皆さんの「 インナーパーソナリティミーティング」に選別するメンバーの人格の参考になれば嬉しいです。

・楽観的な自分
 └ 物事を楽観的に捉える性格
 └ 自分が悲観的になっているとき、行動に移せないときは加えたい存在

・悲観的な自分
 └ 物事を悲観的に捉える性格
 └ 自分が楽観的にになっているとき、リスクを取ろうとしているときは加えたい存在

・仲裁する自分
 └ それぞれの人格の意見を上手くまとめる
 └ ミーティングの進行役のような存在

・懐疑的な自分
 └ 物事に批判的な性格
 └ 物事の本質を見極めたいとき加えたい存在

・突飛なことを言う自分
 └ 審議されていることとずれたことを思いつく性格
 └ アイディアを出すときは頼りになる存在

・ 感情的な自分
 └ 自分や他人の感情、気持ちを大切にする性格
 └ 物事の倫理観、他人と関わる問題には加えたい存在

・合理的な自分
 └ 理性的、論理的、合理的、客観的に考える性格
 └ 感情に流されているとき、ビジネス、物事の効率化したいときは加えたい存在

・自分の価値観を大切にする自分
 └ 物事が自分の価値観に合っているのかを大切にする性格
 └ 自分に取ってそれが必要なことなのか、合うものなのか迷っているときに加えたい存在

「インナーパーソナリティミーティング 」のルールとして、ミーティングの最後に考えをまとめないといけないので、それぞれの人格の意見をまとめる役の「仲裁する自分」は必ず参加させて行ってくださいね。
「仲裁する自分」を入れることで 一つの視点に偏るのを防ぐ効果もあるんです。

ミーティングに参加させる人格をどの人格の自分を参加させるのは迷うところですが、人格選びでポイントなのは、今の自分の思考に近い人格の自分と、今の自分の思考と反対の人格の自分を参加させることです。
感情で考えている人は「合理的な自分」を参加させたり、他人に合わせてばかりいる人は「自分の価値観を大切にする自分」、悲観的に考えてしまう人は「楽観的な自分」を参加させてみてください。
反対の人格の自分を参加させることで普段思いつかない新しい視点を持つことができるんです。
最初、慣れないうちは3人の少人数から始めてみましょう。

インナーパーソナリティミーティングの例

前に私のもとに訪れたクライアントさんで「友達に裏切られて苦しい」という悩みを抱えてカウンセリングに来られた方がいらっしゃいました。
お話を伺ったところ、その方はかなり感情的な様子で「とても悔しいのでその友達に復讐をしたい」とおっしゃっていました。
そこで、 その選択がそのクライアントさんに取って本当に正しいのかを判別するために「インナーパーソナリティミーティング」を行いました。

参加するメンバーは
クライアントさんの考えは感情による考えだったので「感情の自分」
感情に反する「合理的な自分」
復讐する行動が自分の価値観に合っているか見極めるための「自分の価値観を大切にする自分」
ミーティングに不可欠な「仲裁する自分」
に、メンバーを選別してミーティングを行いました。

・感情の自分
「裏切られた悔しい気持ちを晴らしたいから復讐したい、復讐方法は〇〇にしようかなって思ってるんだ」

・合理的な自分
「その復讐は時間がかかるし、そんなに時間をかけても復習からは一時的な快感だけで、自分のために得る物はないよ。
だったらその時間を自分を磨くために使った方が長期的な自分への影響や、これからの自分にとって有利になるよ」

・自分の価値観を大切にする自分
「自分に取って大切にしている価値観は健康とスキルアップと他人に献身的になることでしょ。復讐するという行動は自分の価値観と合ってないと思う。それって復習してもあなたのためになるのかな」

それぞれの自分からこのような意見がでて
クライアントさんは結論 、仮に復讐して気が晴れたとしてもそれは一時的な感情で、それよりも復讐に費やす時間を自分のためになることに費やした方が得るメリットが遥かに大きく、これから良い方向にいくことに気付き、復讐という行動を改め、前から興味があった語学にチャレンジすることにしました。
「インナーパーソナリティミーティング 」を行ったことで、1つの視点に縛られず多角的な視点から物事をみれることができ、復讐に使う時間を自分のスキルアップのための時間に変えることができたんですね。

ワークのやり方

紙とペンを用意しましょう。
各ステップの例を参考に、ステップの従って1~6までやってみましょう。
ステップ4に関しましては、紙に書き出さなくても構いませんが、紙に書き出すと思考が整理されやすくステップ5、6で意見をまとめやすくなります。

インナーパーソナリティミーティングワーク

では、実際に 「インナーパーソナリティミーティング」をやってみましょう!

ステップ1

ミーティングのお題を決め書き出しましょう

【例】
今の会社を辞めて雑貨屋さんを企業するべきか

ステップ2

どうしてそのミーティングを開くのか書き出しましょう

【例】
雑貨が好きなので雑貨に関わる仕事をしたい。
だが、雑貨屋さんを立ち上げても上手くいくか分からないため今の会社を辞めて雑貨のお店を立ち上げるべきか迷っている

ステップ3

ミーティングに参加させる人格を決めましょう

【例】
「楽観的な自分」「悲観的な自分」「突拍子なことを言う自分」「仲裁する自分」

ステップ4

それぞれの人格の自分から、お題に関してどう思うのか意見を言いましょう。
紙に書き出しますと思考が整理されるのでオススメです。

【例】
・悲観的な自分
「自分でお店出すなんて初めてで経営の知識がないし上手くいかない気がするよ。上手くいかなかったら今よりも収入が下がって生活が苦しくなるかも」

・楽観的な自分
「雑貨屋さん思い切ってやってみようよ。考えているだけで行動しないと何も始まらないよ。やっていく中で状況を見て色々考えていけば良いんじゃないかな?
何もしてないのにできないっていう決めつけは良くないと思う。」

・突拍子なことを言う自分
「雑貨屋さんって言ってるけど、それって雑貨屋さんじゃないといけないの?雑貨に関わる別の仕事でもいいんじゃない?
例えば、雑貨のデザインをする仕事、雑貨の買い付けをする仕事、雑貨に関する情報やコーディネートを配信しするサイトで収入を得るのも選択肢として良いんじゃないかな?」

ステップ5

一通り、意見を出し終えたと思いましたら、「仲裁する自分」がそれぞれの人格に対しての意見で良かったところを、それぞれの人格の自分たちに対して言ってあげましょう。
紙に書き出しますと思考が整理されるのでオススメです。

【例】
「なるほど、楽観さんの行動しないと何も始まらないし、何もしていないのにできないと決めつけるのは良くないよね。
だけど、悲観さんの収入に対する安定性を保ちたい気持ちもすごくよく分かる。
突拍子さんの言うように、確かに雑貨に関わる仕事は他にもあるよね。雑貨屋さんに縛られずに他の雑貨業を選択肢に入れるのもありだよね。」

ステップ6

「 仲裁する自分」が、ステップ5で書き出したそれぞれの人格の良い意見をまとめて、どうするか考えて意思決定に導きましょう。
紙に書き出しますと思考が整理されるのでオススメです。

【例】
・仲裁する自分
「今の仕事をして安定性を保ちながら副業で雑貨業をしてみよう。
まずはネットで雑貨の販売、その販売の集客にSNSでコーディネート、情報を発信してみよう。
副業が起動にのったら会社を辞めて本業でやってみよう」

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