長く親密でいられるかは話し合いで決まる!夫婦、カップルのための親密になれる話し合いができるワーク
あなたはパートナーとの関係に何かを感じたとき、きちんと話し合いができていますか?
長期的に親密で仲が良いカップルには共通点があります。
それは
普段からきちんと話し合うことをしている
ということです。
話し合いができるカップル程、別れづらく長期的に良好な関係を保ていて、親密なことが分かっています。
実際私がカウンセリングしたクライアントさんで、パートナとの仲が良くない方は、共通してパートナーとちゃんと話し合えていないということを目の当たりにしてきました。
そのような現状からもいかに話し合いが大切かが分かりますよね。
話し合いがどれだけ大切なのか、そして話し合いをすることであなたとパートナーの間にどのようなメリットが生まれるのかは、もしくは最後のカテゴリーからご覧ください。
「不満解消!関係改善!ずっと親密でいられるカップル、夫婦のための話し合いの心理学 」
また、逆に話し合いでこれをすると関係崩壊をする絶対にしてはいけない話し合いはこちらから、もしくは最後のカテゴリーからご覧ください。
「これをしたら関係崩壊まっしぐら! 絶対にやってはいけない話し合いの罠の心理学」
しかし
「不満を伝えたら嫌われそう」
「話し合うってどうしたらいいんだろう」
「前に話し合ったけど喧嘩になったから怖い」
などのような不安がありますよね。
話し合いには、テクニックがあるんです。
よく
「話し合うといつも喧嘩になる」
「分かってもらえなかった」
ということを聞きますが、それは話し合いのテクニックをきちんと押さえずに、話し合いにおいて大勢の人がやりがちな罠に引っ掛かるために、そのような現象が起きてしまうんです。
なので、今回のワークで心理学的に正しい話し合いのテクニックを学ぶことで
その罠を回避し、話し合いにおいて
- あなたが相手の気持ちを傷つけたり、言い争いになることなく、あなたの思っていることを伝えられるようになります。
- あなたは言いたいことはちゃんと言いながらも、相手に対しても言いたいことを言いやすいような安心感や信頼感を与えて、相手から話を引き出してあげることができます。
そのようなことができることで、お互いのことが理解でき、お互いを分かち合える話し合いができるようになれます。
このような話し合いができるようになりますと、話し合うたびに仲が深まり親密になることができますので、何かあれば積極的に話し合いがしたくなり、どんどん仲を深め向上することができるんです!
私のクライアントさんで破局しそうになった方もこちらの話し合いのテクニックを身に付けたことで破局を回避し今は仲良くしています。
このワークは恋人だけではなく、友達、上司や部下、家族、あらゆる人間関係で活用できますので、これから一緒にやっていきましょう(^^)/
目次
長く親密でいられるかは話し合いで決まる!話し合いが上手になれるワーク
ワークのやり方
このワークは
「話し合いの下準備のワーク」
「話し合いのワーク」
の、2つのワークで構成されています。
「話し合いの下準備のワーク」を行ってから「話し合いのワーク」をすることで、お互いが分かち合え、仲を深める話し合いをすることができます。
また、各ステップごとに、なぜこのステップのことをすると
、そのような効果が生まれるのかを解説した「解説」があります。
ですので、「解説」を読み、概要を理解することで「ワーク」の効果を高めることができます。
このワークの後のカテゴリーに、このワークをまとめた「ワークのまとめ」があります。
もし、ワークに慣れてきたら、そちらでやってみてもいいと思います。
話し合いの下準備のワーク
まずは話し合いのための下準備のワークになります。
話し合いの目的は自分が言いたいことを伝えるのではなく、お互いのことを理解し一緒に改善点を見つけ出すことにあります。
なので、あなたの思っていることを相手が受け入れやすい形で伝える必要性と、相手の言うこともちゃんと受け入れる許容力を持つことが大切です。
そのためにも、慣れないうちは話し合いの前に自分の気持ちを書き出し整理しておく必要があります。
また、話し合いはどうしても自分の感情に流されやすく、冷静になれないときがありますが、事前に気持ちを整理しておくことで感情に流されずらく冷静に話し合うことができ、お互いに取って良い着地点を見出すことができます。
下準備.ステップ1
あなたにとって、相手と話し合いたいことはなんですか?
書き出しましょう。
例
- 彼氏が食事中に携帯ばかり見ていること
下準備.ステップ2
あなたがその話し合いをする意図は何ですか?
書き出しましょう。
例
- 彼氏への不満を改善して良い関係になりたい
下準備.ステップ3
あなたは、「ステップ1」のことに遭遇したときに何を感じますか?
自分が感じた感情を書きだしましょう。
例
- 一緒に話したいのに寂しい
下準備.ステップ4
「ステップ3」に対して、なぜそのように感じますか?
書き出しましょう。
例
- 自分との時間を大切に思われていない気がするから
下準備.ステップ5
相手の状況を自分に置き換え、相手がなぜそのような行動をとっているのか、または相手の感情を推測してみましょう。
例
- 食事中携帯をいじっているのが癖になっている
- 二人の関係に安心していて気を使わなくていいと思っている
下準備.ステップ6
相手に普段感謝していることを3つ書き出しましょう。
話し合いのワーク
ステップ1
話し合いを行う前に 「下準備. ステップ6」で書いた、相手に普段感謝していることをを3つ思い出しましょう。
解説
心理学では感謝の気持ちを持つと気持ちに余裕ができ落ち着いて話せることが分かっています。
なので、相手への不満を抱えていた場合、感謝の気持ちを持つだけで相手へのイライラが落ち着き、相手に優しく接することができます。
また、落ち着くことで感情的になりづらくなり、冷静に話し合いができます。
そして、気持ちに余裕が生まれることで、相手の意見を尊重することができる許容力が生まれますので、建設的な話し合いができるようになれます。
ステップ2
話し合う相手が恋人やパートナーの場合は、相手となるべく近い距離に座りましょう。
密着できる距離や、このとき手を握ると更にベストです。
解説
心理学では「ボッサードの法則」というものがあります。
この 「ボッサードの法則」 とは
男女間の物理的な距離が近いほど心理的な距離は狭まる
という法則です。
実際、私達の本能には一緒にいて心地い良いと感じる距離感「パーソナルスペース」というものが存在しています。
相手との関係性により、そのパーソナルスペースは変わりますが、恋人関係であれば、お互いが45cm以内の距離内にお互いがいると、心地よく感じるということが分かっています。
(パーソナルスペースについては最後にある「オススメの心理学」から見ることができます。)
仲の良いカップルは、距離が近づくのが自然の原理なので、そこを敢えて自分からパートナーとの距離を詰めていくことによって、相手の脳に「この人とは親密なんだな」という風に脳を錯覚させることができるんです。
話し合いをするとき、まずは相手の警戒心を解くことが大切ですので、話し合う前に心の距離を近づる環境を作ることはとても大切なことです。
心の距離を近づけたいのなら、まずは体の距離をまず近づける
と、いうことを覚えておきましょう。
ステップ3
話し合う相手が恋人やパートナーの場合
もし、目の前に飲み物があるのなら飲み物が入っている自分のグラスやコップを相手のグラスやコップと近い距離に置きましょう。
ポイント
最初、飲み物が離れた位置にあるのなら、相手に気付かれないように、あなたが飲み物を飲むたびに少しずつさりげなく近づけることが大切です。
解説
心理学では「グラスは自身の分身である」と言われていて、2人のグラスの距離は2人の心の距離を表している、と言われています。
なので、相手と心の距離を近づけるためにも自分のグラスを相手のグラスに近づけてみましょう。
相手に気付かれないことが大切ですので、「ちょっと近いな」と思うくらいの距離になることを心掛けてみましょう。
ステップ4
相手に話し合いの意図を伝え、話し合いのお伺いをたてましょう。
例
- 「これから、あなたともっと良い関係になりたいから、話し合いたいことがあるんだけどいいかな?」
解説
一般的には、話し合いの切り出しとして、相手に何かを伝えるとき
「あなたはどうして〇〇するの?」
「あなたはなんで○○なことを言うの?」
「この前の△△のことだけど、それ嫌だから、もっと○○てしてよ」
などと、相手を批判したり、責めたりと自分の感情をぶつけてしまいがちです。
しかし、実はこれ、相手の心に火に油を注ぐようなものなんです。
あなたも批判されたり、責められたりしたとき、例えそれが正論だとしてもカッとしたことはありませんか?
私達人間は、他人に批判をされると「自分が攻撃されている」と無意識に感じる習性を持っているんです。
例えば、もし、あなたの前に敵が表れて攻撃をされたとき、あなたはどうしますか?
攻撃から身を守りますよね。
これと、同じことが批判されたきに、相手の脳の中で起こるんです。
なので、批判をされると、自分が批判という攻撃をそのまま受け入れてしまったら、強烈なダメージが来ると認識し、批判から身を守るために防御(一切聞きいれない)をしたり攻撃(反論する)を相手に仕返すんです。
よく、良かれと思っていったのに、相手からだんまりされたり、心無いことを言い返された、なんてことはよく聞きますがこういうところから来てるんですね。
こうなると、話し合いは逆効果です。
これを防ぐには、あなたが彼に言うことは彼を批判しているのではなく、二人のためということを相手に分かってもらう必要があります。
なので、話し合うときは始めに
「これから、あなたともっと良い関係になりたいから、話し合いたいことがあるんだけどいいかな?」
という話し合いの意図を伝えましょう。
意図を伝えることで相手は、あなたが自分を責めるためにこれから話すのではなく、自分たちの関係を良くするためにこれから話す、ということを理解してくれるため、あなたの話に心を開いてくれますよ。
一般的に話し合いの時に、相手への不満や感じている感情の後に「〇〇して欲しい」と改善策を言いがちですが、 このような意図を先に伝えることで
「自分はあなたを攻撃するのではなく状況を改善してあなたとの関係をよくしていきたい」という意思を相手に与え相手を安心させ心を開かせることでき、その後に話すあなたの気持ちや解決策を受け入れてもらえやすくなるんです。
ステップ5
あなたが話し合いたいことについてあなたが感じている感情を伝え、「あなたはどう思う?」と相手に尋ねましょう。
例
「私は、一緒に食事をしているとき、あなたが携帯ばかり見ていると寂しいよ。あなたはどう思う?」
ポイント
- 相手のことを批判したり、自分が相手にどうして欲しいのかは言ってはいけません。
また、あなたがどうしたいのかということもここではまだ伝えてないようにしましょう。
ここでは、相手の行動など話し合いたいことについて自分がどう感じてるのか自分の感情だけを伝えましょう。 - 伝えるときは、伝える相手(You)ではなく、私(I)を主語にしましょう。
解説
一般的に、自分の感情を伝えた後に、どうして欲しいのかを相手に伝えがちですが、そうなるとあなたの意見の押し付けになってしまい建設的な話し合いはできません。
私達人間は「自分の生き方、やり方は自分で決めたい」という本能を持っています。
なので、あなたが「こうして欲しい」と一方的に相手に伝えることは相手にとって自分のやり方に対しての押し付けになり抵抗感や懸念感を持たせてしまいかねないんです。
ですので、あなたがそれに対してどう感じているのか、自分の感情だけを伝え
その後に、相手がそれに対してどう思うのか相手の意見を促すことで建設的な話し合いをすることができるんですね。
またここで、自分はどうしたいのか意見を言わずに、まずは相手に意見を促すことで、相手の気持ちを尊重する姿勢を相手に与えることができます。
相手に伝えるときには、伝える相手(You)ではなく、私(I)を主語にすると、相手を否定や批判せずに上手く自分の感情を伝えやすくなります。
例えば
「なんで、あなたは〇〇するの?」
といった伝え方では相手を否定する表現になってしまいますが
「私は〇〇すると悲しい」
という表現に変えると、相手は否定されたという印象を受けにくくなりますし、自分の気持ちが相手に伝わりやすくなります。
ステップ6
「ステップ5」で「あなたはどう思う?」と相手に尋ねて、相手がそれに対して話し出したら、相手の話を最後まで相づちを入れながら親身に聞きましょう。
例
相手「そうなんだね。 私はいつも食事しながら携帯を見るのが習慣なんだけど」
あなた「うん」
相手「もう私達付き合って長いから、君との関係性に安心しきって気遣いが薄れてちゃって 」
あなた「うん」
相手「君との食事の時もついいつもの癖が出ちゃってたよ」
ポイント
- 相手の話に途中自分の意見を言わず、遮らずに最後まで聞きましょう。
- 相手の話の間に相槌やミミッキングを入れると効果的です。
解説
相手の話をさえぎらず最後まで聞くことが大切です。
途中、相づちやミミッキングを入れることで
「あなたの話を親身にきいてるよ」
というアプローチができます。
(相づちやミミッキングが上手になる心理学は最後の「オススメの心理学」にあります)
私達人間は、自分の話をきちんと聞いてくれる人に好意を抱く性質を持っているので、話し合いにおいて相手の話をきちんと親身に聞く姿勢を忘れないでおきましょう。
ステップ7
相手の意見の中で同意できる部分に対して共感の言葉をかけましょう。
例
「そっか、携帯をみてたのは、あなたが私達の関係に安心してあまり気を使わなくていいと思ってくれてるからだったんだね。
確かに、私達付き合って長いもんね。
あなたが私達のの関係に安心してくれてるのはすごく嬉しいよ」
解説
私達人間には「鏡の法則」というものが存在しています。
鏡の法則とは、例えば、鏡の前で自分が笑顔になると鏡の自分も笑顔になったり、鏡の前で自分が腕を上げると鏡の自分も腕をあげますよね。
これは、自分と他人との間でも当てはまるんです。
なので、あなたが相手の気持ちに共感することで、相手もあなたの気持ちを受け入れようとしてくれるんですね。
だけど、相手の意見をすべて受け入れてしまうのは、話し合いの意味がありません。
なので、相手の話の中から同意できる部分を探し共感してあげることが大切になります。
ステップ8
相手への理解を示す言葉をかけたあと、あなたがどうしたいのかを伝え、それに対して相手がどう思うのかを尋ねましょう。
例
「あなたが私との関係に安心してリラックスしているからこそ携帯を見ちゃうのはよく分かるんだけど(相手への理解)
私は、食事のときはあなたと一緒に話したいって思うの。
というのも、あなたとのデートは週に1度で一緒にいる時間が限られているから、食事の時も一緒に会話をしながら一緒に共有できることを大切にしたいなって思うから話せないのは寂しいなって思うの。(自分の気持ち)
あなたはどう思う?(相手へお伺い)」
ポイント
自分がどうしたいのか、そしてそう思う理由も一緒に伝えましょう。
ステップ9
相手の意見を聞き、もし、お互いの意見が一致しないときは、自分と相手がお互いが納得できる中間点を探し提案してみましょう。
例
「そうなんだね。そしたら、一緒に食事をするとき、あなたが携帯でチェックしたいことがあるときは、それはあなたにとって大切なことだからしてほしいなって思うの。
もし、チェックしたいことがないときは、あなた会話をしながら食事を一緒に楽しみたいって思うんだけど、どうかな?」
ポイント
- お互いの意見の中間を取り入れることでお互いが納得いく提案ができます。
それをすることにより、どちらかではなくお互いがメリットを得られる提案をしましょう。 - あなたの提案のあとに、必ず相手にどう思うのか?訪ねましょう。
解説
「ステップ5」の解説でもお話したように
私達人間は「自分の生き方、やり方は自分で決めたい」という本能を持っています。
なので、あなたが「こうして欲しい」と一方的に相手に伝えることは、相手にとって自分のやり方に対しての押し付けになり、抵抗感や懸念感を持たせてしまいかねないんです。
そこで、心理学でいう「BYAF法」を使用します。
「BYAF」は「But You Are Free」
の略で、日本語にすると
「○○ですが、あなたの自由です」
となります。
例えば、
- 相手と映画に行くことになったとき
「今、映画で○○の作品が大ヒットしてるみたいだよ!あなたはどの映画みたい?」 - デートに誘うとき
「今度のお休みは○○に行くのはどうかな?あなたはどう思う?」
このように、相手に説得したい内容を伝えたあとに、最後に
「But You Are Free(○○ですが、あなたの自由です)」
の言葉を加えるだけで、話し手の望む「イエス」が返ってくる確率が2倍になることが研究で分かっています。
なぜなら、私達人間は、自己選択の自由を尊重されると、提示された選択肢を試してみたくなる性質が備わっているからです。
「But You Are Free」
は日本語にすると
「○○ですが、あなたの自由です」
になりますが、実際の問いかけは
「どっちがいい?」
「あなたに任せるよ」
「どうしたいかな?」
など、決定権を相手に委ねる方向であればどんな言い方でも大丈夫です。
なので、あなたが提案のあとに、相手にどう思うのか?
訪ね決定権を委ねることで、相手はあなたの提案に応じやすくなります。
また、相手はあなたの提案を「自分で決めた!」という感覚を強く呼び起こします。
そのため、話し合いで決めたことに対して相手の心の中に責任が生まれてるので、話し合い後も長期的に忠実に行ってくれるようになるのです。
ステップ10
話し合いの終わりは
相手が自分の気持ちに共感してくれたり、意見に同意してくれたときは、それに対して笑顔でお礼の言葉を伝えましょう。
また、相手の人格を認めてあげたり、褒めたり「下準備. ステップ6」で書いた相手に普段感謝していることを相手に伝えましょう。
例
「私の気持ち分かってくれて本当にありがとう。
そんな風に言ってくれるなんてあなた本当に優しいよー。
これから、あなたとの食事すごく楽しくなりそう!
あなたが普段、送ってくれたり、食事の時お店探してくれたり、お代出してくれることいつも感謝してるよ。
あなたが探してくれるお店は、いつも本当に美味しいところばかりで、前に行ったお店はあんな厚切りの美味しいステーキ初めて食べれて感動したよ!」
解説
心理学には「終末効果」というものがあります。
終末効果とは、いわゆる「終わりよければすべて良し」のことで、その物事、出来事の評価は最後の印象や感情で決まるというものになります。
例えば
あるレストランに行きスタッフの方がミスをして機嫌が悪くなったけど、その後の対応がとても良いとそのレストランの評価が上がった。
アトラクションに乗るのに長時間並んで大変な思いをしたけど、並んで待った先のそのアトラクションが楽しいと、そのアトラクションに乗った出来事は楽しい思い出になった
こんな経験あなたになありませんか?
それが、まさにこの「終末効果」による法則です。
私達人間は、例え途中イマイチなことがあっても最後が良ければその出来事は良い物として捉えやすいんです。
なので、話し合いの終わりには相手にとって嬉しさや幸せを感じる言葉をかけてあげることで、相手にとってこの話し合いを
「話し合ってよかった」
というものにすることができるんです。
その、嬉しさや幸せを感じる言葉こそが「感謝」なんです。
そして、感謝には、絶大な効果があることが分かっています。
人は感謝をされると、自分のしたことで他人に貢献できたことを実感するため、自分の存在意義を感じ、自己効力感や幸福感を感じるんです。
ですので
話し合いの終わりには相手に感謝の言葉!
これは鉄則ですよ!
また、感謝には更なる効果がありまして、感謝の言葉を伝えると、感謝のの言葉をもらった受け手は、感謝を伝えてくれた人に対して、好感度、親近感や親密度が増すことが分かっているんです。
話し合いでこそ、感謝を活用して相手との親密度を高めましょう!
また、感謝の言葉を言うときに、あなたが笑顔で言うことで更にその効果は高まります。
最後の「オススメの心理学」では、相手の心にささる魅力的な笑顔を作る心理学もありますので興味がある方はご覧下さいね(^^)
ステップ11
話し合いが終わった後は一緒に動画や映画を視聴しましょう。
解説
研究では、一緒に映画を見たり自宅でアマゾンプライムなどの映画を一緒に見ると関係が良くなり、定期的に同じ映画を一緒に見ないカップルに比べて2倍も破局する確率が低いというデータがあります。
これは心理学でいう「同期行動」にあります。
「同期行動」とは、人は自分と同じような行動を取っている人に好意を抱きやすい
という人の心理のことをいいます。
映画を一緒に見るということは、映画を見るという行動が一緒になるのはもちろん、映画を見ている時のお互いの脳の状態が殆ど同じ状態になることができるんです。
その状態で、映画が終わった後にどうたったか感想を話し合うことで、同じ状態で話をすることができるため、価値観の一致を感じやすくなるため更に好意をいだきやすくなるんです。
話し合いの後で、このよつな好意を抱く行動をすることで、先程お話した「終末効果」の効果を更に高めることができるんですね。
話し合いワークのポイント
ネガティブ1:ポジティブ5、の言葉を使う
相手に不満があるとつい無意識にネガティブな言葉を使いがちになります。
人はネガティブな言葉はポジティブな言葉に比べて受ける強さが5倍違うと言われています。
なので、あなたがそんなつもりがなくても、相手にとってあなたの言葉が否定や批判されているように受け取られてしまう可能性がとても高くなるんです。
だからこそ、ネガティブ1に対してポジティブ5の言葉を意識して使うように心がけることで、相手に否定的な印象を与えず温和に話し合いをすることができます。
話し合いにストップをかける
これ以上話したら感情が爆発しそうなとき、感情的になりそうな予感がしたときは、一反話し合いをストップしてもらい、冷静になる時間を設けましょう。
感情的になっていては自分の感情が暴走してしまい、相手の気持ちを受け入れることはできません。
また、合理的な判断をすることもできません。
一旦深呼吸などをして気持ちが落ち着いたら、自分の感情や相手と自分の意見の相違点などをしっかりと整理します。
そして、どうしたらお互いにとって良い策を生みだけるのか考えることが大切です。
主語は(You)ではなく、私(I)で伝える
相手に伝えるときには、伝える相手(You)ではなく、私(I)を主語にすると相手を否定や批判せずに上手く自分の感情を伝えることができます。
例えば
「なんで、あなたは〇〇するの?」
といった伝え方では相手を否定する表現になってしまいますが
「私は〇〇すると悲しい」
という表現に変えると、相手は否定されたという印象を受けにくくなります。
そして、自分の気持ちが相手に伝わりやすくなります。
状態によっては個室は避ける
個室の環境のメリットとしてお互いリラックスできて話すことができます。
しかし、個室のデメリットとして、その個室のリラックス感から気持ちの自制が緩むため、つい感情がエキサイティングしがちです。
なので、どちらかが感情的になりやすいタイプの場合は、カフェなどの周りに人がいるところで話す方が、周囲を気にするので、理性を保ちやすく冷静に話し合いをすることができます。
ですが、カフェでもあまりガヤガヤしてますと声が聞き取りづらく、話し合いそのものにストレスを感じてしまいやすくなります。
また、あまり席の間合いが近いと隣の席に話が聞こえてしまうので、適度な空間があり静かな落ち着いたカフェがオススメです。
自然はメンタルを良くする効果があるため、天気が良い日は植物が見えるオープンカフェでなどはとてもオススメですよ!
時間制限のあるお店は避ける
場所や時間帯によっては滞在時間に制限のあるお店もあります。
万が一、話し合いが長くなることを考慮して、時間制限のないお店を選びましょう。
心理学では、人は時間がないという感覚が焦りが生じ、ストレスを感じたり、冷静に考えられなくなるということが分かっています。
また、話し合いの途中で時間切れになり、強制的に話し合いが中断されてしまうと、再びうやむやになってしまう危険性があります。
そうなると、話し合いの意味がなくなってしまうので時間制限のあるお店は避けるのが無難です。
話し合う場所は前もって決めておく
もし、あなたが話し合うとき家以外の場所にするのなら、予め話し合いに適した場所を決めておきましょう。
なぜなら、相手と待ち合わせをして、場所やお店が決まらずにずっと歩かされては相手は疲れてしまい、話し合う前からストレス状態になってしまうからです。
また、せっかく決めた場所やお店がガヤガヤして声が通りづらい場所だったりと居心地が悪い場所だとリラックスした常にストレスをか抱えたまま話し合うことになってしまいます。
そうなると良好な話し合いをしづらくなってしまうんです。
そうならないためにも、前もって話し合う場所は決めておきましょう。
良好な話し合いをするには、相手の心をいかに良い状態で話し合いに持ち込むかがとても大切であり、それには話し合う環境はとても重要なんです。
話し合う内容も大切ですが、話し合う環境も同じくらい大切に考慮し話し合いをしましょう。
話し合いの心理学で更に理解を深める
こちらの話し合いの心理学で、親密になれる話し合い方を学ぶことで更に良好な関係を築ける話し合いができますよ(^^)
話し合いにはこんなに膨大なメリットがあった!
「不満解消!関係改善!ずっと親密でいられるカップル、夫婦のための話し合いの心理学」
話し合いでこれをすると関係崩壊!絶対にしてはいけない話し合いを徹底的に解明!
「これをしたら関係崩壊まっしぐら! 絶対にやってはいけない話し合いの罠の心理学」
ワークのまとめ
親密になれる話し合い。
ステップ1
話し合う前に相手に普段感謝していることをを3つ思い浮かべる
ステップ2
相手となるべく近い距離に座る
密着できる距離や、このとき手を握ると更にベスト!
ステップ3
もし、目の前に飲み物があるのなら飲み物が入っている自分のグラスやコップを相手のグラスやコップと近い距離に置く
ステップ4
相手に話し合いの意図を伝え、話し合いのお伺いをたてましょう。
ステップ5
あなたが話し合いたいことについてあなたが感じている感情を伝え「あなたはどう思う?」と相手に尋ね意見を促す
ステップ6
相手の話を最後まで相づちを入れながら親身に聞く
ステップ7
相手の意見の中で同意できる部分に対して共感の言葉をかける
ステップ8
相手への理解を示す言葉をかけたあと、あなたがどうしたいのかを伝え、それに対して相手がどう思うのかを尋ねる
ステップ9
相手の意見を聞き、お互いの意見が一致しないときは、自分と相手がお互いが納得できる中間点を探し提案する
ステップ10
話し合いの終わりは、笑顔で相手が自分の気持ちに共感してくれたり、自分の意見に同意してくれたことに対して、お礼の言葉を伝える。
また、 相手の人格を認めてあげたり、褒めたり 、相手に普段感謝していることを相手に伝える。
ステップ11
話し合いが終わった後、一緒に動画や映画を視聴する
みさちからオススメの心理学
話し合いにはこんなに膨大なメリットがあった!
「不満解消!関係改善!ずっと親密でいられるカップル、夫婦のための話し合いの心理学」
話し合いでこれをすると関係崩壊!絶対にしてはいけない話し合いを徹底的に解明!
「これをしたら関係崩壊まっしぐら! 絶対にやってはいけない話し合いの罠の心理学」
あなたの話し合いスタイルはちゃんとできてる?
「あなたの話し合いの仕方は大丈夫?話し合いタイプ診断」
人間関係が超有利に!パーソナルスペースについて解明!
「テリトリーを活かす」
あなたのパーソナルスペースはどれくらい?
「あなたのテリトリーを知るパーソナルスペース診断」
気になるあの人のパーソナルスペースはどれくらい?
「お相手と親密になれるパーソナルスペース診断」
これをするだけで聞き上手!
「聞き上手になれる心理学的テクニック!相づち」
「人見知り改善法、コミュニケーション編、相づちをする」
「聞き上手になれる心理学的テクニック!ミミッキング」
「人見知り改善法、コミュニケーション編、ミミッキングをする」
あなたの見た目の好感度爆上がり!
「明るく好印象にイメージアップできる笑顔を作れるワーク」