嫉妬はチャンス!嫉妬を自分の味方に変えるワーク
他人が成功したり、幸せなことが起きたのに、どうしても素直に喜べないない、、
そんな経験はありませんか?
私がカウセリングしてきたクライアントさんでも、とても仲良くしている友人の結婚や妊娠、同僚の成功など様々な成功や幸せを素直に喜ぶことができなかったという話を、これまでたくさん聞いてきました。
嫉妬をし、自分が無価値に感じて惨めな気持ちになってしまうことはよくある心理です。
けど、同じ友人や同僚でも、幸せな報告の内容によっては、心から共に喜べることってありますよね。
この違いは何でしょうか?
そして、人のこの嫉妬心は一体どこからきているのでしょうか?
目次
私達の嫉妬の正体とは
私達の心から湧き出る嫉妬
それは
自分が欲しい物
なんです!
一般的には嫉妬の感情は、相手に向けられているものと思われがちですが、そうではなく、自分の欲しいものを相手が持っているときに相手への羨ましさから起きるんです。
仮にあなたが興味がないもの、欲しくないものに対して、相手が持っていても嫉妬をしませんよね。
つまり、嫉妬は自分が欲しい物を明確化してくれるものであり、あなたの心が「これは、あなたが欲しい物だよ」って、教えてくれる私達に取ってとてもポジティブな大切な感情なんですね。
ですが、嫉妬の感情を感じたときに私達がやりがちなのが、心が教えてくれている大切な感情を無視して
自分の持っている現実を受け入れられず、嫉妬の原因になった相手を叩く
という行為です。
嫉妬し「なんであの子が、、」と思い、相手に対して批判的な感情が芽生えてしまった経験、ありませんか?
どうしてそのような感情が起こるのかというと、嫉妬を感じたときに、自分には足りないものをちゃんと見ることが怖くて、自分の持っている現実を受け入れられず 、嫉妬した自分ではなく嫉妬した相手に目を向けてしまうことで起こるんですね。
また、一般的に嫉妬心は、良くないものとして認識されているため、自分の嫉妬の感情を認めづらいことや、ネットなどでそういう成功した人を叩くような社会の風潮ができていることも、そのような感情が沸き起こることに拍車を掛けています。
嫉妬は自分が足りないもの、欲しい物、満たされていないものの象徴なのですから
自分の嫉妬心を相手を叩くことに使っても、自分の本当の気持ちは満たされないのは勿論、その足りないものを手に入れることはできないですよね。
それに加えて、自分の嫉妬心を認められないということは、自分の本当の願望に向き合えず否定していることにもなるので、自分の本当の気持ちはいくら時間を積み重ねても
一向に満たすことはできないんですね。
つまり、嫉妬した相手を攻撃することで、自分の夢や願望、欲しい物を叩き壊しているということなんですね。
なので、嫉妬を感じたときに本来は、嫉妬を感じた相手ではなく、嫉妬を感じた自分の感情に目を向けて、しっかりと向き合わないといけないんですね。
嫉妬を感じたとき
嫉妬の感情から、自分の欲しいもの、足りないものをちゃんと受け入れて理解し、前向きに頑張ることができるのか。
それとも
嫉妬の感情から、自分の欲しいもの、足りないものをちゃんと受け入れることが怖くて受け入れられず、 自分が本当に必要なものを捨ててしまうのか。
それは、あなた次第です。
嫉妬した人こそ親しくする
嫉妬した相手を攻撃するデメリットは、まだまだあるんです。
実は、他人の成功や幸せを祝える人でないと
成功しない、幸せになれない
んです。
嫉妬した相手を攻撃すれば、相手に対して嫌な感情を持ちますので当然相手を避けることになりますよね。
そして、そのネガティブな感情は自身が抑えたとしても相手にも必ず伝わります。
こうして、自分が嫉妬した相手をすべて疎遠し続けることで、その相手と関わる機会が減り、嫉妬心を感じない人ばかりと関わっていくと一見快適になった気がしますが、実はこれは逆効果なんですね。
何故なら、私達人間は
周りの人間関係で自分の性格や、自分行動、自分がどれくらい成功するのかも変わってくる
から、なんです。
周りにいる人の影響で、体系や生活のリズムまでもが変わると言われているくらい大きな影響を受けてしまうんです。
つまり、自分の周りに成功した人、幸せになっている人がたくさんいて、そのコミュニティに参加するほど良い影響を受け、自分の成功率が高くなるということなんですね。
先程の内容に話を戻しますと、嫉妬心を感じない人というのは、自分の欲しいもの、優れたものを持っていない、ということです。
つまり、周りにいても傷のなめ合いになり、自分が成長するような影響を周りから受けることはなく、自分はいつまでも成長することができないために、成功することができなくなってしまうんですね。
しかし逆に、嫉妬する人は自分が欲しいもの、自分よりも優れているものを持っているということになります。
相手に嫉妬を感じても、相手を祝い、ともに喜び、相手を敬うことで、相手との親しいコミュニティを作ることができるんです。
嫉妬を自分のパワーに変えるためには
嫉妬を感じたとき、嫉妬を感じた相手ではなく、嫉妬を感じた自分の感情と向き合うことが大切なのですが
しかし、嫉妬をありのまま受け入れること、嫉妬心からあなたが欲しい物への活力に変えるって結構難しいんです。
そこで、今回は、そんな問題を解決し、あなたの嫉妬心を自分のパワーに変えることができるワークになります。
ワークをすることで、自分の嫉妬心をありのままに受け止めて、嫉妬心を分析し、具体的にあなたの欲しい物を明確化し、あなたが欲しい物を手に入れるパワーに変えることができます。
あなたに取って大切なことを教えてくれている嫉妬心、無駄にせず活かして、あなたの心を満たしていきましょう。
嫉妬はチャンス!嫉妬を自分の味方に変えるワーク
ワークのやり方
紙とペンを用意しましょう。
ステップに沿って進めていきましょう。
ワーク
ステップ1
「嫉妬は自分に取って大切なものを教えてくれるポジティブな大切な感情、嫉妬心が沸いてよかった」
と、心の中で3回唱えてみましょう。
ステップ2
自分が嫉妬したことを紙に書きだしましょう。
【例】
友達が昇進して部長になった。
ステップ3
ステップ2で書いた嫉妬に対し、出来事のどの部分に嫉妬したのかを詳細に書き出しましょう。
※ステップ2の例で言うと、部長になったことに嫉妬しているだけでは、友達の権力に嫉妬しているのか、能力なのか、「部長になってすごい」と思われたい承認欲求に嫉妬しているのか、友達が部長になったことの何に嫉妬しているのか分からないですよね。
その部分を明確化していきます。
【例】
昇進し給料が上がることでグレードの高い暮らしができるところ
ステップ4
ステップ3から、自分が何を求めているのか、欲しいと思っているのかを書き出しましょう。
【例】
私は不自由がない快適な暮らしを求めている
ステップ5
ステップ4を自分がどんなことをすれば手に入れることができるのかを理由とともに書き出してみましょう。
【例】
お金を稼ぐ: 生活に必要な良質なものが手に入る、便利なものが手に入る、買えるものが多いことで選択肢が増える
健康な体をもつ: 気分がよく、不自由なく動ける
良好な人間関係: 家族で快適な空間が作れる、周りから暮らしに有用な情報が得られる、困ったときに助けてもらえる
ステップ6
ステップ5を達成するためには具体的にどんなことをしていけば良いのか書き出してみましょう。
【例】
お金を稼ぐ: 副業を始めてみる
健康な体を持つ: 運動を始めてみる、食事に気を付ける
良好な人間関係: 普段から助け合いを心掛ける、家族との時間を増やす
ステップ7
ステップ6でまず自分がまず今からすぐに実践できることを具体的に書いてみましょう。
今から気軽に始められるような簡単なことにすることがポイントです。
【例】
副業を始めてみる: スキルマーケットに登録してみる
運動をする: 寝る前に5分筋トレをする
食事に気を付ける: 清涼飲料水を1日2杯に抑える
普段から助け合いを心掛ける: 1日1回意図的に自ら親切を行う
家族との時間を増やす: 毎日のゲームの時間を30分減らして家族とのコミュニケーションに充てる
ステップ8
ステップ7で書き出したことの、どれか1つを実行してみましょう。
ポイント
実行したことが慣れてきて習慣になったら、次のステップにグレードアップさせるか、ステップ7で書き出した別のことに挑戦してみましょう。
そして、それが慣れてきて習慣化したら、更にグレードアップさせるか、新しいことを取り入れる、、これを繰り返していきましょう。
繰り返すうちに、気が付けば、あなたが欲しいものを手に入れることができますよ!
みさちからのメッセージ
物はお金で物が手に入りますが、自分の欲求はお金で完全に見たすことはできません。
自分の欲求を満たせるのは、周りの誰でもなくあなた自身の行動なんです。
その行動をするための動機づけをするには、あなたの本心と向き合い、自分が本当は何をやりたいのか、自分は本当はどんな欲求があるのか、を知る必要があります。
しかし、普段、自分が何をやりたいのか、どんな欲求があるのか、自分の本心を考えてもなかなか出てきません。
しかし、嫉妬はその本心をビックリするくらい明確にしてくれるツールなんです。
嫉妬は自分の本心を気づける大チャンスです!
あなたの嫉妬を活かすことで、あなたのステップ、ステップの行動の積み重ねで欲しい物を手に入れることができるんです(^^)/