彼氏からの連絡が減り不安です

Rさん、女性29歳
みさちさん、私はお付き合いしてもうすぐ3か月になる恋人がいます。
連絡先を交換してからお付き合いを始めて2か月頃までは、こちらからの返信も早く、1日に何度もマメにやり取りをしていました。
ですが、お付き合いを始めて2か月後から向こうからの返信速度も遅くなり、1日2回くらいにやり取りも減りました。
デートの感じや一緒にいるときは変わらず接してくれるので安心できるのですが、やはり離れると前と比べてあまりやり取りができないので私への気持ちが冷めてしまったのではないかと不安になります。
みさちさんから見て、私達の関係性は大丈夫だと思いますか?
よろしくお願いします。
みさちからの回答
Rさん、ご相談ありがとうございます。
依然と比べて彼氏さんからの連絡が減ってしまうのはとても不安になりますよね。
これからどうしたらR さんがお悩みを改善して不安をなくして末永く彼氏さんと良好な関係を築けることができるようになれるのかお話しますね。
今回のお話を聞くことで
・連絡が減るときの男性の心理を理解することができます。
・彼氏から連絡が減ったときに、どのように対応したら良いのかわかるようになります。
・連絡に対してお互いが納得がいく解決策を導くことができるようになります。
目次
☆Rさんのお悩みが起きている原因の究明
・原因1.彼氏さんの連絡速度
└ 気持ちは冷めていない
└ 本来の自分に戻った
└ 信頼の表れ
└ 目的を達成した
・原因2.Rさんの認識
☆Rさんのお悩みを解決する具体的な問題解決策の提案
・解決策1.違いに理解を示す
・解決策2.思い込みと批判を辞める
・解決策3.気持ちを伝える
└ 行動を評価しない
└ 一方的な願望はしない
└ 感情だけを伝える
└ 相手の気持ちに理解を示す
└ 提案する
☆お悩みから皆さんが日常で活かせる学び
・シングルタスクの男子とマルチタスクの女子
・話し合いで相手が誠実か見抜ける
Rさんのお悩みの原因の究明
今回、Rさんのお悩みを拝見してRさんがお悩みの状況に至った原因とその理由を解説しますね。
お悩みの原因が何であるのかを知ることで同じような問題に遭遇しても上手く対処し乗り越えることができます。
原因1.彼氏さんの返信速度
今回のRさんのお悩みの状況に至った原因の1つは、彼氏さんとのやり取りが減ったこと。
そして、そのやり取りが減る原因となったのは、彼氏さんがRさんに対して返信が遅くなったことですよね。
ですから、何故、彼氏さんが以前より返信が遅くなったのか要因を明らかにして把握することが大切です。
男性が恋人に対して返信が遅くなる要因は幾つかあります。
ですが、決して全部が当てはまるということはなく、お互いの置かれている現状によってその要因は変わります。
今のRさんと彼氏さんの現状を見て彼氏さんが返信が遅くなった要因で考えられるのは
・本来の自分に戻った
・信頼の表れ
・目的を達成した
ということだと思います。
そして、Rさんが不安視している彼氏さんがRさんに対する気持ちが冷めてきたという可能性は原因としては低いように思います。
どうしてそのように私が考えたのかこれからお話しますね。
気持ちは冷めていない
ます、彼氏さんがRさんに対する気持ちが冷めてきたという可能性は原因として低い理由をお話しますね。
理由1.デートで彼氏さんの態度が変わらない
Rさんは相談の中で、デートの感じや一緒にいるときは変わらず接してくれるとおっしゃられていましたよね。
一般的に人は相手に対して気持ちが冷めてきたとき、一緒にいるときに出る特徴としてこのような特徴が出ます。
・スキンシップを避ける
・会話が上の空、もしくはあまりちゃんと聞いてくれなくなる
・態度がそっけなくなる
・一緒にいても楽しくなさそう
・スマホばかりみている
・愛情表現が減る
・デートプランを考えなくなった
・一緒に寝るとき背を向けられるようになった
・以前より早くデートを切り上げる
・お金をかけたデートをしなくなる
・遠出のデートをしなくなる
このような、明らかな変化があります。
このことから、彼氏さんのデートの感じや一緒にいるときの彼氏さんの態度が依然と変わらないということは、彼氏さんがRさんに対する気持ちが冷めてきたという可能性は低いように思います 。
理由2.一日の中でやり取りがある
相手の気持ちが冷めてきた特徴として、もう一つ出るのが、連絡の頻度が極端に減るということです。
えっ⁈さっき冷めている可能性は低いって言ったのにどういうこと?って思っちゃいますよね。
ご安心ください、ここでのポイントは「極端に減る」ということです。
極端の見極めは人により差はありまりますが、Rさんのようにもともと毎日連絡を取りっていた仲であれば一般的に1日以上返信間隔が開くといったところではないでしょうか。
例えば、考えてもらいたいのですが、大切に思う人、好きな人から連絡が来たら、仕事などでどんなに忙しく日中連絡できなくても一日の終わりには気になり相手からの通知を確認をしませんか?
ラインなど既読が確認できるもので1日経っても未読が続くときは気を付けた方がいいのかもしれません。
まずRさんに知ってもらいたいのは、男性というのは基本的にお付き合いをして関係性が安定してくると連絡が減る生き物なんですね。
なぜそうなるのか理由はこの後に説明しますね。
なので、基本的に夜遅くに連絡したということでない限り1日の中で連絡があるのであれば大丈夫だと思います。
このような理由から、 彼氏さんがRさんに対する気持ちが冷めてきたという可能性は低いように思います。
本来の自分に戻った
まず、一般的な男性の本来の連絡に対する心理を※進化心理学を交えてお話しますね。
人間は行動するときに何かをモチベーションに行動すると言われていて
一般的に男性は行動には目的を持ち、その行動は1つのことに集中する1点集中型、女性は行動には感情の共感をモチベーションにし、その行動は複数のことを当時に考え行動に移せる複数進行型の傾向が強いのです。
どうしてこのような傾向の違いが生まれたあるかというと、それは、人類が狩猟をして生活していた時代の遺伝子情報の影響と言われています。
その時代は、男性の主な仕事は狩猟でした。
男性が狩猟に成功するためには、一つの獲物に集中しなければなりせんよね。
あちらこちらに注意がそれていては、獲物に逃げられてしまいます。
また、男性はどれだけ効率よく狩猟できるか考えてきたため目的思考になったようです。
一方、女性の主な仕事は育児をしながら、掃除や洗濯などの家事をしなければなりません。
同時にしなければならない仕事が、女性たちにはたくさんあったので、複数のことを当時に考え行動に移せる複数進行型になったようです。
また女性はいつ獲物から襲われるか分からないので、周囲とのコミュニケーションを図りお互いの存在を確かめ合うことを重視してきたため、コミュニケーション自体に意味を持つようになったようです。
男性脳と女性脳というのは、そんな大昔の生活のあり方が、進化の中で現在の私達の脳や行動の仕方に影響を与えたと考えられているんですね。
このことから男女の恋愛や連絡の価値観のお話しをすると個人差はありますが、
一般的に女性は連絡をコミュニケーションツールの一つとして捉えるため、連絡を取り合うことでどんな些細なことも同じ思いを共有したい、と思っています。
ですので、女性は毎日好きな人と連絡を取りたいと考えています。
また、複数のことを一度にできるため、何か別のことをしていても彼氏のことが頭に浮かびやすくなります。
そのため、プライベートの時間=彼氏との時間と考える傾向も強くなり、更に彼氏に連絡したいという思いを掻き立てるのです。
その一方で男性は目的思考なので、連絡に対しての認識も基本的に目的がないと連絡を取りません。
なので、連絡は用事や連絡事項、情報の共有などの通信手段で緊急時や約束事を取り付けるためのものということを重視します。
そのため、必要なときを除いてあまり連絡するのを好まない傾向が強くなるんですね。
また男性は、女性のように1度に複数のことをこなす事は得意とせず1点集中型なので仕事のときは仕事のことだけ、趣味なときは趣味のことだけのようにプライベートと彼女との時間は分けて考える傾向があるため、男性は女性よりも恋人に連絡を取るという行動の優先順位は必然的に下がってしまうんですね。
実際に男性同士、女性同士同士のLINEなどのSNSのやりとりを比較すると、女性同士のやりとりではよくある「今日○○に行ってきたよ』、「今日は桜かキレイだね」「○○が大変だった」など、日々日常にあった出来事や感じたことを話し感情を共感し合うようなオチのない会話のやり取りは男性同士では女性ほど見られません。
なので、これまでは彼氏さんはお付き合いの始めやお付き合いする前はRさんの気を引くために連絡の頻度はRさんに合わせて頑張ってくれていた可能性が高いんです。
実際に私がカウンセリングしていく中で、付き合い始めや付き合う前に相手の女性に合わせて無理をしていた状態だったという男性はたくさんいました。
「無理をしていた」と聞くと不安になられるかもしれませんが、続きがあるのでご安心くださいね。
恋人になり一緒に過ごす時間を重ね一緒にいるうちに男性にとって彼女が
「気を遣わずに一緒にいられる女性だ」
「彼女は自分のことを受け入れてくれる」
そんな風に自分が彼女の前では自然体で接することができると感じてくると自然と徐々に頑張っていた肩の力が抜けて、本来の自分に戻るため連絡が減るのです。
彼氏さんがRさんへ連絡が減ることは自然体で接することができるRさんへの安心の表れでもあるんですね。
どちらかが無理している関係は決して長くは続きません。
連絡の回数か減ることだけに注目すると不安になりますが
連絡が減った背景にこのような理由があることが分かると
連絡が減ることは恋愛にとって長期的な恋愛に発展するという良い兆候だということが分かりますよね。
※進化心理学
人間の心的活動の基盤が、その生物学的進化の過程で形成されてきたとする心理学
信頼が生まれた
先程、「本来の自分に戻った」で、男女の連絡に対する認識の違いをお話しました。
恋人になり会う回数を重ねるとお互いのことが分かってきますよね。
一般的にお付き合いして2〜3ヶ月くらいがその期間だと言われています。
男性は、彼女と一緒に過ごす時間の中で、ある程度信頼関係が築けてきたと感じると彼女に対して「言わなくても分かってくれる」という気持ちを持つようになるんです。
このため、お付き合いしてある程度の期間が経つと連絡が減るんです。
男性から連絡が減るのは信頼の表れでもあるのですね。
よくある話しでお付き合いしてある程度の期間が立つと男性からの愛情表現が少なくなった経験をされた女性の方もいると思いますが、それも同じ男性の心理が働いて起こることなんです。
けど、女性はいつまでも愛する人にはちゃんと言ってほしい生き物なんですけどねぇ、、
目的を達成した
「本来の自分に戻った」で、男性は行動には目的をモチベーションにするということをお話しました。
なので、付き合い始めや付き合う前は男性は「気になる女性にアピールしってもっと自分のことを知ってもらいたい」「好かれたい、恋人になりたい」「やり取りをして気になる女性のことをよく知りたい」という目的を持っているからこそ、連絡をいっぱいします。
実際にアプローチが実り、お付き合いすることになると「恋人になりたい」という目的が達成し、交際して程度期間が立つとお互いのことが分かってくるため「相手のことをよく知る」という目的も達成されます。
そうなると目的がなくなるため男性からのメールが減っていくということが多いのです。
用事もないのに「今日は天気がいいね」などと連絡することは男性にとって意味がないと思ってしまうんですね(涙)
ですが、連絡の回数が減ってるにしろ目的を達成してもちゃんと連絡をくれるのはRさんとこれからもお付き合いしていきたいという彼氏さんの愛情の表れでもあるんですね。
原因2.認識の違い
原因1で男女の心理機能や連絡に対しての認識の違いをお話ししました。
なので、原因の1つとしてRさんが男女の心理機能や連絡の価値観の違いを認識せず、Rさんの連絡の価値観に彼氏さんの価値観を当てはめて考えてしまったことで悩みは起こっている可能性があるということですね。
これを例えるなら
カモメがペンギンと仲良くなり、カモメがペンギンに「一緒に海を超えて向こうの島に行こう!」と誘ったとき、ペンギンは得意の泳ぎで海を渡り始めます。
それを見たカモメが「どうして海を渡るのに一緒に空を飛んでくれないのだろう?実は自分のことが嫌いだからなのかな、、」と不安になります。
この不安は、カモメがお互いの身体の機能の違いを理解せずにペンギンが海を超える価値観をカモメと同じ価値観に当てはめて考えてしまうことで起こっています。
男女の心理機能や連絡に対しての認識を理解せず相手の価値観を自分の価値観に当てはめて考えてしまうと、この例えと同じようなことが起こってしまうのです。
Rさんのお悩みの具体的な解決策
解決策1.違いに理解を示す
「原因の究明」で男女の心理機能や連絡に対する価値観の違いがあることや、自分の価値観に相手の価値観を当てはめることが悩みの原因になることをお話ししました。
お付き合いをしていくにつれて、こうしたお互いの価値観の差が表面化してくるのは当然のことです。
なので、関係を長続きさせるためには、こういった男女の差というものを理解してあげることがとても大切になことで、悩みを改善する一歩になります。
解決策2. 思い込みと比較を辞める
メッセージがよく来てたときのことを思い出し
「あの頃はよくメッセージくれたのに、、」なんてことを思ってしまい、相手の気持ちが冷めたように感じてしまったことはありませんか?
これ、相手からメッセージが来ないことで不安になる大抵の女性の方がやりがちな思考なんです。
つまり、一番多かった時期と比較をしちゃってるんですね。
「原因の究明」でお話した通り、1番やり取りをしていた時期は男性側が女性に合わせていたり、もしかしたら無理をしていることはよくあることなんです。
そして、人は自然体で接することができる人に親密さを感じる生き物です。
なので、この多かった時期というのが、2人の関係を保つために適正な頻度だったかと言われるとそうでもない場合が多いんですね。
ですので
メッセージがたくさん来る=愛情
という思い込み。
そして
1番メッセージが来てたときの比較
この2つを辞めることで不安や彼氏さんへのネガティブなフィルターを外し、客観的に2人の関係をみつめることができるんですね。
解決策3.気持ちを伝える
Rさんが彼氏さんが連絡が減ったことに対しての気持ちを素直に彼氏さんに伝えてみましょう。
不安や悲しみなどネガティブな感情を考えないようにしたり、抑えたりしたときに返って不安や悲しみで心がいっぱいになった経験はありませんか?
実はネガティブな感情は抑えれば抑えるほど、増幅してしまうことが心理学で分かっているんです。
なので、彼氏さんから連絡が減ってしまったことへの寂しさや不安などの感情を抑え込むとその気持ちが膨らんで憶測でどんどん悪く考えてしまうようなことが起こります。
このようなことを避けるためには、気持ちを伝えてお互いの理解を深めることがとても大切なんです。
しかし、思ったことを思うがままにポンポン伝えるだけでは相手は責められているように感じてしまったり、言い合いになったりにして返って悪化してしまうので注意が必要です。
このようなことにならず、気持ちを伝えることでお互いが理解の深め合うためには、伝え方にポイントがあります。
そのポイントを紹介しますね。
ポイント1.相手の行動を評価しない
Rさんが彼氏さんに最近、連絡が減ったことを伝える場合
「最近、連絡が減ったけど、私の気持ちが冷めてるんでしょ。」
これは、彼氏さんが連絡が減っているという行動に対して、気持ちが冷めていると行動を評価をしてしまっています。
人は自分の行動を憶測で相手に決めつけられることに抵抗を感じる生き物なんです。
特にそれが、本来の自分の行動とかけ離れていればいるほど抵抗感も強くなります。
こちらに抵抗を感じると当然こちらに抵抗したくなるため、こちらの気持ちを受け入れてもらうことはできづらくなります。
ポイント2.一方的な願望を言わない
Rさんが彼氏さんに最近、連絡が減ったことを伝える場合
「最近連絡が少ないから、もっと連絡して欲しい」
これは、彼氏さんが連絡が減っているという行動に対して、彼氏さんにこうして欲しいという一方的にこちらの願望を伝えています。
人は自分の行動は自分で決めたいという本能を持っています。
なので、相手の行動を指定するようなことを言うことは、言われた相手からすると自分の行動を束縛されているように感じ、こちらの気持ちを受け入れてもらいづらくなります。
ですので、相手に一方的に願望を伝えることは、相手にどうして欲しいのか聞かれるまできるだけこちらからは願望を言わないことです。
ポイント3.まずは感情だけを伝える
まずはRさんが彼氏さんの連絡が減っていることによって感じてる感情を相手の行動の評価や自分の願望を排除して感情だけを伝えてみましょう。
「最近連絡が減って寂しいよぉ」
「最近連絡が減って不安になってるの」
すると、こちらの感情を察し相手から連絡が減ったことに対しての真意や彼氏さん自身の連絡に対するペースや状況を話してくれるでしょう。
上手く彼氏さんの連絡に対するペースや状況が引き出せない場合は
感情を伝えた後に「どう思う?」と相手の意見を促すのもありだと思います。
ポイント4.相手の気持ちに理解を示す
Rさんが彼氏さんの連絡が減っていることによって感じてる感情だけを伝え、彼氏さんから連絡が減ったことに対しての真意や連絡に対するペースや考えを把握したら、まずは彼氏さんの連絡に対する考えや価値観を受け入れてあげましょう。
相手のことを受け入れることが大切な理由は、人は自分の行動を受け入れてくれた人には親近感を感じ、心を開く本能があるからです。
受け入れ方の例えとして
彼氏さん「付き合い始めは関係が安定してなかったから合間を見て連絡していたけど、今は関係が安定してると思ったからゆっくりできるときだけでいいかなって思ったんだ」
Rさん「そうだったんだね。だから連絡が減ったんだね」
のような感じです。
慣れないうちはこのような受け入れる一言だけから始めてみることをお勧めします。
慣れてきたら「復唱する」というやり方がオススメです。
「そうだったんだね。 付き合い始めは関係が安定してなかったから合間を見て連絡していたけど、今は関係が安定してると思ったからこそゆっくりできるときだけでいいって思ったんだね」
このように相手が言ったことを復唱すると自分の言ったことをちゃんと聞いてくれた印象を与えることができ、相手はより自分のことを分かってくれた気持ちになります。
更に慣れてきて、より相手に分かってくれた感を出したい方は、上級者向けのテクニックとして「状況を察し感情を乗せる」というやり方があります。
「 付き合い始めは関係が安定してなかったからこそ、私たちの関係を繋ぐために合間を見て連絡をしてくれてありがとう。忙しい時も多いのにすごい頑張ってくれてたんだね。
今は 私たちの関係が安定してるって思ってくれてるのはすごく嬉しいよ。だからこそ今はゆっくりできるときだけ連絡してくれてるんだね。」
ここまで言われたら自分のことをすごく分かってくれたのが伝わって嬉しくなりますよね。
これは、相手の状況を察することで、相手は自分の言ったことだけではなく自分の行動の背景まで分かってくれる。
そしてこちらの感情を乗せることで、相手は自分のことを分かってくれただけではなく良く評価して認めてくれた。
という気持ちになれるからなのです。
上手く感情を乗せることが出来ない方は相手に共感しようとしたり、相手に感謝をするようなイメージを持つことで感情が乗りやすくなります。
もし彼氏さんから行動の真意を聞いて納得できるようなものであれば、これでRさんの気持ちを伝えることは上手くいったことになります。
ポイント5.提案する
返答を聞いて彼氏さんの考えや行動を受け入れたら、Rさんと彼氏さんの気持ちの相違を埋める解決策を考え提案し、彼氏さんにどう思うか聞いてみましょう。
相違を埋めると聞くと難しく感じる場合は、自分と相手の気持ちの中間を取って考えてみると分かりやすいです。
例えば、今の状況で連絡の頻度に対してお互いこのような違いがあるとします。
彼氏さん、関係が安定したのでゆっくりできるときだけ返信したい
Rさん、連絡が少ないと寂しいので毎日マメに取りがしたい
だとしたら
「私はあなたから連絡がないと寂しく感じるから毎日マメにやり取りしたいけど、あなたはゆっくりしたいときにしたいよね。
そしたら毎日じゃなくても構わないから、あなたが早く帰れる日でゆっくりできるときにマメやり取りする時間を作るのは、あなたはどう思う?」
このように相手との相違を埋めることで、どちらかが一方的に我慢したり、価値観を押し付けられた感覚がなくなります。
また、気持ちの食い違いがありながらもお互いが納得できるように考えてくれたこちらの誠実さを相手にアピールすることが出来ます。
そして、どう思うか相手に聞き意見を促すことで、 お互いが納得いく解決策を見つけやすくなります。
また、相手の意見を促した解決策なので、相手は自分の意志で決めたという感覚を持ちます。
そのため、解決策に対して責任感が生まれるので、その後継続して解決策を実行してもらいやすくなりますよ(^^)
お悩みからの学び
シングルタスクの男子とマルチタスクの女子
「原因の究明」で行動するとき男性は1点集中型、女性は複数進行型ということをお話ししました。
なので女性は複数進行型なので複数の作業を同時にこなせますが男性は基本的に1つのことしかできません。
なので会話ひとつにしても、女性は料理しながら、テレビを見ながら会話をすることが当たり前のようにできますが、男性は何か作業をしてるときに話しかけても、その手をを一旦止めない限り話しはほとんど聞こえていないんです。
なので、男性と話しをするときは作業中には話しかけず、作業を終えたときなど何もしていないときにしましょう。
また何かお願いするときも、1度にたくさんのことをお願いすると負担が大きくなったり、上手く処理しきれなくなるので1つ1つお願いする方がベターです。
是非、試してみてくださいね(^^)
話し合いで相手が誠実か見抜ける
「具体的な解決策」で相手に自分の気持ちを伝えるということをお伝えしました。
実はあなたが気持ちを伝えたときや話し合いを持ちかけたときの相手の反応で相手の誠実性が見抜けるんです。
あなたが気持ちを伝えたときや話し合いを持ちかけたとき、真剣にあなたと向き合ってくれる姿勢がある人はあなたのことを真剣に思ってくれています。
逆に話しをはぐらかしたり、聞く姿勢をみせない、逆ギレするような人は、あなたのことをあまり大切に思っていません。
また人間性の部分でも、日頃から問題があれば向き合わず避けるような不誠実な傾向があります。
人は何もないときは表面的に幾らでも偽ることがきますが、何か問題が起きたときは深い部分で考えなくてはいけないので、その人の素が出ます。
相手のあなたへの気持ちや誠実性を見抜くためにも、あなたの気持ちを伝えること、話し合うことはとても大切なことなんです。
みさち